ドモ、一葉です。
先日、どういうわけか仕事中にいきなり原作の続き妄想が思い浮かんでノリノリになってメモをしたためました。ちなみにそれ、19日。
我ながら思いつくの遅っ!!と自己ツッコミしてお蔵入りを覚悟したのですが、ACT.267を読んだら問題なしという不思議。もちろんそれに見合うように少し手は加えましたが、そんな訳でお届けいたします、原作続き妄想。
当然ネタバレが含まれておりますので回避お嬢様は回れ右!
あと事前注意事項なのですけど、原作の雰囲気を引っ張ったシリアス路線ではなく、ある意味ぶっちぎっておりますのであらかじめご了承ください(笑)
■ 君を釘付け ■
俺は目的の衣装に身を包み、鏡の前で妖しく笑った。
昼間の出来事を思い出し、眉間に深い皺を刻む。
「 訊いてない 」
腹の底から湧き上がる怒りを抑える術はどこにもなかった。
仕事なんて放り出し、速攻問い詰め倒してしまいたい。
その欲求を抑えたのは現実的に無理だと分かっていたからだし、そんなことをしようものなら俺という存在をこの子は簡単に抹消すると思った。
なのに君が話し出すから、黙っていることが出来なかった。
「 律儀だよな。本当に待っててやるなんて 」
「 どうして疑うんですか?事情知ってる敦賀さんはわかってくれてるんじゃないんですかっ 」
車の中ではああ言っていたけど俺は不安を拭えなかった。
人を好きになる…というのはこんなにも自分を弱く、もろく、醜くさせるものなのか。
こんなにも鋭い痛みを……。
「 ……キョーコちゃん、時間 」
「 …っっっ!!!敦賀さん!今夜、時間をくださいませんか!?私の話を聞いてください! 」
「 今夜? 」
「 説明をさせてください!私に時間をください!! 」
「 時間を?…ああ、なるほど。つまりそれまでの間に上手い言い訳を考えておくってことか 」
「 そういう意味で言ってません!!だって今は時間が…… 」
「 いいよ。今夜だね。君に俺の時間をあげよう。言い訳をする時間をね 」
「 ありがとうございます!!! 」
最上さんは俺と社さんに深く頭を下げてから慌ただしく車を降りて行った。
このとき既に俺は思案していた。
この怒りを溢れさせたまま
あの子が逃げ出さないようにするにはどうしたらいいのかを……。
「 蓮。俺なにも聞いていなかったんだけど 」
「 そうでしたか。てっきり社長から聞いているのかと俺は思っていました。なんてったって社さんは敏腕マネージャーですからね 」
「 嘘を言うな。知っていたら誰よりも早くお前に話すだろ、俺なら 」
「 どうだか 」
「 今はそんなことより… 」
「 何も言わないでください、社さん。今夜のことはあの子が言い出したことで俺が口火を切った訳じゃありません 」
「 分かってる。けど、お前がひねくれる気持ちも分かるけど、そもそもキョーコちゃんの反応の仕方って少しばかり特殊だろ。だから腰を折らずにちゃんと話を聞いてやんなさいよ 」
「 特殊…… 」
「 特殊だろ。この前の花の指輪の件で、俺たちそれを再認識したばかりだろうが 」
「 ああ、あれ……。そうですね。確かに 」
「 な?だからその不穏なオーラをもう少し引っ込めてだな…… 」
無理だ…と思った。
こんな渦巻く感情、とてもじゃないけど抑えられない。
このとき不意に気づいた。
どうしようもなくだだ漏れになってしまうこの怒りを溢れさせたまま、あの子を引き付けられる術がたった一つだけあることに。
「 念のために言っておきますけど、社さんは居なくていいですから 」
「 ええぇっ!???俺、お前たちのマネージャーなのに!? 」
「 居なくていいですから! 」
「 ……ハイ……。けど、あんまり泣かすなよ? 」
「 約束はできません 」
「 しろよ!!お前は温厚紳士な敦賀蓮だろが! 」
「 ……ふ……フフフ…… 」
目的の衣装に身を包んだ自分が鏡の中で妖しく笑う。
メルヘン思考のあの子なら、きっとこの姿を見た途端に俺に釘付けになるだろう。
全身を恐怖で震わせながら、しかし俺から目をそらすことが出来ないあの子の姿が脳裏に浮かび、俺の目の前で再び閻魔が妖しく嗤った。
「 ……さぁ、最上さん。すべてを俺に話してごらん?君の行いを裁いてあげよう。嘘をついたら舌を抜くよ? 」
すべての真相を話すまで、今夜、君を逃さない。
E N D
閻魔大王の恰好をした蓮くん、こわっ。 ←どこで調達したんだろ(笑)
地獄まで持って行く覚悟があるのだから、閻魔大王の前でゲロするならキョコ的にはむしろちょうど良かろうw
※原作のキョコちゃんのセリフを一部変更しました。気持ちは分かるけど不自然な言い回しだったので。
⇒ACT.267続き妄想◇君を釘付け・拍手
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※もちろん続くさ。キョコsideで行くわよー!!⇒「あなたに釘付け」
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