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こちらは蓮キョ中心、スキビの二次創作ブログです。


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 いつもありがとうございます。一葉です♡(*⌒∇⌒*)

 キョコ誕二話目お届けいたします。


 ことしのキョコ誕は変則的な時間設定でお届けです。

 なのでご都合の宜しい時間にお付き合い頂けたらと思います。



 一話目はこちらです⇒「アイラブユー、お疲れ様」



 ちなみにこのお話も某お嬢様から託されましたリクエスト内容には含まれていない部分ですが、少しでもお楽しみいただけたら嬉しいです


2017年キョコ誕おめでとう・二話目

■ ナイトはヒントの夢を見る ■





 そんなことがあった数日後。

 明らかに蓮の様子が違った。



 どう違うか、と尋ねられても何かが違うとしか表現できないほどそれは曖昧な感覚で、けれど、例えばどんな変装をしたとしても見ただけで蓮だと気付くことが出来るキョーコちゃんになら、蓮が放つその微妙な違いも判るのかも知れないな、と俺は思った。




 出番待ちをしながらイスに腰を落ち着け、前を見据えている蓮の顔はいつもと同じように見える。

 けれどその目を見れば分かるんだ。


 何かを考えている風なのは。

 何かを迷っている風なのは。




 たぶん、キョーコちゃんのことなんだろうな…と俺が容易に想像してしまうのは、今が12月だからだ。



 12月25日はキョーコちゃんのバースディ。

 好きな子が年を重ねる聖なる日。



 知っていればこそ祝いたいに決まっているし

 プレゼントを渡して誰よりも一番に喜ばせたいと男ならそう考える。




 前屈みに姿勢を崩し右手で軽く額を支えた蓮の姿を黙って見守りながら、今年は一体どうするつもりでいるのやら…と、俺は右の口端を軽く上げた。



 その時だった。

 不意に時間が与えられたのは。


 スタッフの一人が慌ててこちらに駆けて来た。



「 敦賀さん、待機して頂いたのにすみません! 」


「 はい? 」


「 セット組みにもう少し時間がかかりそうなんです。なので出演者の皆様には休憩を…と監督から指示が出ました。15分から30分ぐらいだと思いますが… 」


「 はい。分かりました。…だそうです、社さん 」


「 だったら蓮。楽屋にでも行くか?スタンバイ指示が来たらお前に知らせてやるよ 」


「 ありがとうございます。じゃあ俺、社長に電話してきます。その時まだ通話中だったら、お手数かけますが楽屋までお願いできますか? 」


 楽屋まで…と言った蓮のそれは普段と何ら変わらない申し出だったのだが、わざわざ社長に電話する…と俺に漏らしたコイツの言動が気になった。



「 社長に?なんだ? 」


「 いえ。ただ単に24日から25日にかけて、LMEでパーティをして欲しいってお願いするだけなんですけどね 」


「 …………パーティ?クリスマスの? 」


「 ま、名目は何でもいいんですよ。その日、人を惹きつける名目になるものなら何でも 」



 表情にこそ出さなかったが俺は正直呆れていた。


 蓮が言っている、人を…っていうのはつまりキョーコちゃんのことだろうと思う。



 だとしたらなぜこいつはここまで恋愛下手なんだろう。



 貴島じゃないけどクリスマスなんて王道中の王道イベント、好きな子と二人っきりで過ごせる絶好のチャンスじゃないか。


 キョーコちゃんのメルヘン思考を逆手に取って、二人きりで過ごす方法なんて幾らでも思いつきそうなこいつが。


 あるいは最悪の事態を想定して敢えて安全牌を選んでいるのだろうか。それもまたどうかって気がするけど。




「 ……社さん。何故って顔をしていますね 」


「 俺じゃなくてもするだろう。だってお前、せっかくのクリスマス&バースディ…… 」


「 だからですよ 」



 周りに人が居るからわざとキョーコちゃんの名前は伏せたけど、当然のことながら蓮には俺が言わんとしていることが伝わったらしい。


 誇らしげにクスリと笑った蓮は、それから静かに腰を上げた。



「 特別な日だから。とにかく少しでも喜んでもらいたいじゃないですか 」


「 もちろんその気持ちは分かるけど… 」


ちなみに夢の中では大成功だったんです。けど、現実的にはどうだろうって考えるとやっぱり迷っていることも事実なんですよ 」


「 はあぁぁっ?!夢ェェェ??!! 」


 脳内シュミレーションより不確かじゃないか!!!


「 ええ。けどやっぱり、一度これって思いついたら他のアイディアが出て来なくなりましてね 」



 そう言って笑った蓮の顔は少々儚げで自信なさげ。

 けれどやっぱりどこか嬉しそうで…。



 一体、何を思いついたんだろうと不思議に思った。



「 蓮。そのアイディアってやつ、俺が聞いたら話す気はあるのか? 」


「 無いです。これは最上さんに向けてのサプライズですから誰にも教えられません 」


「 だよな…… 」



 お前って本当、そういう奴だし。



 けど俺、そもそもキョーコちゃんは素直な子だから、人からもてなされたら何でも嬉しいですって頬を染めて笑ってくれそうな気がする。



 だけどそうだな。

 俺も蓮ほどじゃないけどそれなりにキョーコちゃんの思考は把握しているから。


 例えば夜の公園に、それこそ大掛かりなライトサプライズを仕掛けて幻想的な景色を作り上げて見せるだけで、キョーコちゃんはキャーキャー言って喜んでくれそうな気がする…なんて。


 俺が簡単に思いつくようなこれを蓮がするはずもないか。だいたい、これだとLMEでパーティをと言った蓮のリクエストに……。




 ………ん?待てよ、LMEで??迎賓館とかじゃなく?



「 蓮 」


「 社さん 」


「 うん? 」


「 あれですよね。

 泣く子には勝てないって本当ですよね 」


「 ………は? 」


 なんだ、その脈絡の無さは??




 そのとき蓮はいったい何を思い出したというのか。



 凄く照れくさそうに笑って


 それから少し困ったように指先で頬をかいて



 そして蓮は、信じられないほど優しい光を双眸に宿した。



「 じゃ。俺、楽屋に行きます。社さん、よろしくお願いします 」


「 ああ…… 」




 ――――――― 泣く子?…って誰のことだ?


 まさか、キョーコちゃんのことか?





 泣いたところ?なんて…



「 俺、見た事があるか? 」



 喜怒哀楽が激しく表情豊かなキョーコちゃんが、怒ったり笑ったり般若になったり肩を落としたり…ってのを見たことは幾度もあるけど。



「 俺、キョーコちゃんが泣いた所ってそう言えば見た事ない気がする。

 けど……そっか。蓮はあるんだ 」



 俺の腹から苦笑が溢れる。

 この感情はあの時に似ていると思った。




 ダークムーンの撮影が始まる直前。


 蓮とキョーコちゃんがプライベートで電話をし合うような仲だと知って、ナカナカやるじゃないかコイツ…と俺はほくそ笑んだのだ。



 まさしく今はそれと同じ。



「 アイツ、肝心なところはちゃんと抑えているんだよなぁ…。蓮のやつ 」



 縮まっていないようで、それでも少しずつ蓮はキョーコちゃんとの距離を詰めていたのかも知れない。

 そんな蓮が一体、どんなサプライズを思いついたというのか。


 俄然興味が沸きあがり、この欲求を抑えることなど到底出来そうに無かった。



「 よし。24から25日にかけてのパーティな。

 ん!やるなら俺も絶対出席してやろう。そしたら蓮の体調も考えて…… 」




 クリスマスイブ及びクリスマス当日。


 俺は蓮のマネージャーとして

 アイツの恋心を知る友人として



 その行く末を温かく見守るべく、いまスケジュール帳を開く。






     E N D


私の記憶が確かなら、キョーコちゃんがヤッシーの前で本気泣きをしたことは無いと思うのですが、チョイ泣きぐらいならあったっけ?…と一巻を手にしようとしてその瞬間、私は確認したい衝動を抑えました。


だって、原作が持つ引力って凄いのですもの!!!

一度でも読み返そうものなら引き返せない(笑) ←本誌もまだ読めていませんのに!


時間的余裕なんて自分には無いのよ!…と言い聞かせ、真実の検証は後ほどしようと諌めた自分を褒めよう!!!



⇒2017年キョコ誕②・ナイトはヒントの夢を見る◇拍手

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※キョコ誕・本編⇒きずな結び<前編>に続きます。



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