SS アイラブユー、お疲れさま | 有限実践組-skipbeat-

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こちらは蓮キョ中心、スキビの二次創作ブログです。


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 いつも有難うございます。一葉です♡(*⌒∇⌒*)

 今年のキョコ誕は全何話になるのかがまだ未定です…が、順次お届けいたします。


 頭の中の予想では3~4話ぐらいかな、と思うのですが。

 今までもリクエストを頂いたそれをお話にしてお届けしたことはありますけど、行事ものとしては初の、某お嬢様から託されましたリクエストにお応えです。


 一応、本日お届け分はリクエストには入っていない内容ですけどね♡


 原作沿い両片想い蓮キョ。

 お楽しみいただけましたら幸いです。(ж>▽<)y ☆


2017年キョコ誕おめでとう・一話目

■ アイラブユー、お疲れさま ■





 12月に入るとあの子の誕生日がもうすぐだ…とふと思う。


 今年はどんなプレゼントをあげようか…と考えるだけで頬が緩み、気持ちの中に優しさが芽生える気がする。




 世間もそうだが芸能界もこれからが正念場だ。


 クリスマス、大晦日、お正月と目まぐるしく行事が押し寄せ、季節感が狂いがちになるこの時期。

 その原因といえば、昨日は正月向け番組の収録に参加したのに今日はクリスマス向けのドラマ撮影を済ませるなど、とにかく行事が行き来するからに他ならない。



 だけど俺は、君の誕生日を基準に日々指折り数えているから間違えることはないのだけど。




「 よーう、蓮、社。ご苦労さん、頑張っとるか 」


「 お疲れ様です。頑張っていますよ、もちろん。…な、蓮 」


「 ええ。社さんと一蓮托生で頑張っていますよ。それより社長、今日はゴールドのサンタですか? 」


「 おうよ、目立っていいだろ。サンタの中のサンタって気分になるぞ。どうだ、蓮。お前も着てみるか? 」


「 結構です…… 」




 12月に入ると毎年のように社長は様々なカラーバリエーションのサンタ衣装でLME内を練り歩く。

 恐らくこれが年中行事となっているせいだろう。誰も驚かないし、反対に喜ぶこともしない。


 いや、だけど。確か昨年、トナカイを連れ歩いた時はさすがに文句が出たらしい。

 理由はトナカイが所かまわず所用をかましたことにあって、そういうことを考えるならどんなに派手な衣装だろうが社長が一人で練り歩いている今年は安心安全と言えるだろう。



「 ご苦労さん。今年もあと少しだ、頑張れよ! 」


「 社長も頑張ってくださいね! 」


「 社長~。クリスマスに派手なパーティして下さいよ。名目はクリスマスじゃなくていいですから 」


「 そうですよぉ。せっかくロビーに大きなツリーがあるんですから


「 おお、そうだな。考えておいてやる 」


「 社長、お疲れ様です。私、お疲れさま愛が欲しいです! 」


「 おー、いいぞ。じゃあ、イイコしてやる。ご苦労様だな~ 」


「 そうじゃなくてぇぇ!! 」




 あはははは…とあちこちから笑いが漏れて俺も口端を緩めた。



 社長のご苦労様を聞くと日本に来てすぐの頃を思い出す。



 人を労うこの言葉を使えるのが、ごく限られた立場の人間のみであることを俺は社長から教わった。


 有難いなと思うんだ。

 こんな俺が生きる場所をこの人は与えてくれたのだから。



 そして何より俺が日本に来て本当に良かったと思えた出来事は……




「 あっ!!敦賀さん、社さん、お疲れ様です! 」


「 お、キョーコちゃん。お疲れさま~ 」


「 最上さん、お疲れ様 」



 この子と再会出来たこと。




 ふにゃりと柔らかい笑顔をたたえ、自分に向けて紡がれる愛しい彼女からの慰労の言葉。


 ただそれだけで、今日一日頑張った自分の全てが癒され、努力がほっこりと報われてゆく気がする。




 もうすぐ君の誕生日。

 今年はどんなプレゼントにしよう。



 もう12月に入ってこんなに経ってしまったというのに、まだ考えている最中なんだよ、俺。



「 あうっ…えっと……あのっ、お疲れ様です!!! 」



 俺達へと近づいて来ていたのに


 何を思ったのか最上さんは少し離れた場所で立ち止まり、ビシリと仲居立ちをしたかと思うとその場で深々と頭を下げた。

 社さんが驚いて目を見開く。



「 おおっ?!なんで?なんでいまキョーコちゃん、深く頭を下げたの? 」


「 いえ、なんとなく。したくなっちゃったんですっ!! 」


「 かしこまり過ぎだよ、最上さん。俺としては君が深く頭を下げてくれるより、可愛い笑顔全開にしてお疲れ様って言ってくれる方が何倍も何倍も嬉しいよ? 」


「 ……っ…お…おうっ…おっ、お疲れ様でしたっっ!! 」


「 だから、どうしてそう深く頭を下げるかな…。俺がいま言ったこと聞いてた? 」


「 案外、お前の笑顔が眩しすぎて直視できないんじゃないか 」


「 なんです、社さん。失礼な 」





 お疲れさま。



 俺が仕事のあとに欲しいのは

 君の笑顔とお疲れさまの言葉だな、と日々強く思うけど



 もうすぐ君の誕生日。



 毎日頑張っているご褒美に。

 そして一年間、君が頑張ったご褒美を、俺から君に贈りたい。




 さて、今年はどんな風に喜んでもらおうか。






     E N D


お疲れ様とご苦労様。この二つの言葉の意味を辞書で引いてみたことはありますか?


どちらも労いの言葉に相違ありませんが、使いどころを知らないままでは思わぬ場面で恥をかきますよ。

ご苦労様とは目上の人間が目下の人間に対して使う言葉です。


目上とは、年齢、地位、階級などが自分より高い人のこと。

ですから間違っても友人知人、同僚に使ってはいけませんし、ましてや上司になんて冗談でも口にしてはいけませんよ。


年末には特に口にする機会が増えるこの言葉。使いどころを心得て不快さを与えない言葉を手向けて下さいね。



ちなみにですが、タイトルのアイラブユーはなんとなく浮かんだだけなのですが使ってみました(笑)

愛しい人からの労いの言葉って、言われるだけで愛しさが増す気がしませんか♡



⇒2017年キョコ誕①・アイラブユーお疲れさま◇拍手

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※キョコ誕二話目に続きます⇒「ナイトはヒントの夢を見る」



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