ツラツラ書きした妄想を発掘中。( ̄▽+ ̄*) 一葉です。
既に自分が書いた記憶すら乏しいものがあったり、いつのまにやら別のSSに活かされていたりとなかなか面白い発見があります。
本日のも原作沿い両片想い蓮キョです。少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
■ レッド・カラー ■
――――――― 赤は血の色…
不意に思い出すと嫌でもつながる過去の記憶。
それは自分が歩いた軌跡だ。
目を逸らすことはもうやめた。
それでも赤は苦手だった。
どうしても平気にはなれない。
だけど……
「 敦賀さん、こんにちは。ちょうどこちらもお昼時間になったって聞いて…。宜しければお昼、ご一緒させていただけませんか? 」
「 最上さん。わざわざこっちに来てくれたの? 」
「 はい!お姿が見えたのでずうずうしくお邪魔しちゃいました。こちらの撮影は順調ですか? 」
「 うん。たぶんね 」
「 ふふ…。聞いたのが間違いですよね。だって敦賀さんがいらっしゃるのに順調じゃない訳がないですもん 」
はにかんだ、可愛い笑顔を飾る
ほんのりと赤く色づいた君の頬……
そっと手に取り、その熱をつい、感じたくなる
「 最上さん… 」
「 はい? 」
「 こんにちは。挨拶遅れてごめんね? 」
「 いえ、そんな…って、え?あ…ああ……あのっ……あのっ!!
つ…敦賀さん~~~?? 」
「 うん?……―――――― ……あれ?最上さん、なんでプチパニック起こしているの? 」
「 だっ…だって敦賀さんがぁぁぁ~~~~~ 」
「 原因は俺? 」
「 …っ!!!シレっと言わないで下さい。
どうしてそんな神々しい顔でさりげなく顎を取って、頬にキスしたりするんですかぁっ!!
ここは日本ですよ。いくら昨日、外国人さんとモデルの仕事をこなしてきたからって、私にまで外国人流の挨拶をするのは止めて下さい~~~~っ!! 」
「 あれ?ごめん。つい、うっかり… 」
「 うっかりこういうことをしないで下さいっ!! 」
そんなことを言いながら、照れた顔で訴える君の顔は
決して嫌そうじゃないのが嬉しい
「 大丈夫。以前、言っただろ?これでも俺、ちゃんと相手を選んでやっているよ 」
「 ふえっ?…敦賀さん、いまなんて? 」
「 聞こえなかったならいい。独り言みたいなものだから 」
「 ええ~っ?!聞こえても平気な内容だったなら教えてください 」
「 ん?でもそうやってねだられると不思議と言いたくなくなる 」
「 出たっ!敦賀さんの似非紳士っ! 」
「 …なにが出たって?言っておくけど俺、君にはこれ以上ないほど紳士な態度で接していると思うよ。じゃなかったら最上さん、いまごろプチパニックどころじゃないはず 」
「 プ…プチパニックどころじゃない?こ…こわっ…。やっぱり話して下さらなくていいです… 」
「 あ、そう?何か、急に言いたくなって来たかも 」
「 いえっ!もう大丈夫になりました。それよりお昼です!お昼に行きましょう! 」
細い腕でぐっと俺の手を引き、前を見た君の耳はほんのりと赤く色づいている。
「 うん、行こうか 」
本当に俺は、赤は苦手なんだ。
けれど、赤く染まった君の頬を見るたびに、自分の心に湧くのは穏やかな感情。
弾む笑顔の君を見るたびに、こう思う。
君の頬を彩るその赤は、とてつもなく可愛い色だって。
E N D
発掘品なのがバレバレな内容ですよね。
このお話、35巻収録のACT211以降に書いた妄想です。
その時はもう一葉は本誌購入読者でしたので、書いたのは2014年5月以降ということに…。
え?2年前???Σ(・ω・ノ)ノ!まあ、ビックリ。
⇒レッド・カラー◇拍手
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