蓮キョ愛捧げあい (*゜▽゜ノノ゛☆ セーちゃんよりゴマ豆腐シリーズのバトンをもぎ取った一葉でっす☆
あのゴマ豆腐シリーズがこんな長いお話になるとは誰が想像したでしょう?
一葉は全く予想しておりませんでした(笑)
こちらのお話は蓮キョ愛捧げあい(応酬)の中で育まれたコラボ続編です。
③彼女の好きなもの彼の大好きなもの-前編 ・-中編 ・-後編 (ユ作)
④彼と彼女の好きなもの (リ作)
⑤彼と彼女を大好きな人 (ユ作)
⑥返品不可の差し入れの行方 (セ作)
⑦受付拒否のお荷物男 (セ作)
⑧彼女が大嫌いなもの-前編 ・後編 (ユ作)
⑨彼等が大好きすぎるもの (セ作)
⑩彼女が選んだもの (ユ作)
⑪彼等が落ちたもの (セ作)…で、まさかのこれ↓、12話目です
( ̄□ ̄;)!! 驚愕(笑)愛、溢れてます♡
~蓮キョ愛捧げあい(応酬)ゴマ豆腐シリーズ~
■ 愛の舌戦対決♡ ■
見送りの両親が繰り出したキョーコを罠にかけるような技を目前にして、蓮の脳裏を鋭く過ぎったもの。
それは、まぎれもない独占欲だった。
はじめは、ゴマ豆腐の差し入れから始まった恋心フルオープン・ラブラブアタックの末にやっと手に入れた愛しい彼女。
交際宣言報道後に両親の働きかけで婚約まで持ち上げてもらった事には感謝している。
だが、しかし!!
そもそも恋人同士としての甘い時間を全く過ごしていないのに、その時間を両親に奪われるのを黙っていられるほどキョーコへの想いがペラいはずもなかった。
キョーコはイイ。
キョーコは可愛い。
迎えに来た自分に甘えるように縋り付いて、日本に帰ると言った彼女が愛しくてしょうがなかった。
優しい彼女は幼い頃、親からの愛情が欠乏していたから、自分に愛情を向けられるとつい絆されてしまう一面がある。
首をコテンと傾げ、自分を見上げるキョーコの顔はやはり可愛い。
だが、だからと言って彼女のお願いすべてを聞き入れると思ったら大間違いなのだ。
何故なら、両親が彼女を思う何万倍も!!
自分はキョーコを愛しているのだから!!
―――――― 譲れない!!共演後に訪れるであろう、短いオフの甘い時間!!
フ…と口元を緩め、キョーコにがっしりとしがみついたハイエナのような両親を引きはがすと、蓮は親譲りの端正な顔をキュッと引き締めた。
悶絶ものの熱いまなざしをキョーコに贈り、後ろから包むように彼女を抱きしめる。
おそらく免疫のない人間であったなら、その場で腰が砕けていたに違いない。
サラリ…と前髪を揺らしただけで全身から得も言われぬオーラが溢れ出し、キョーコは熟れたトマトのように顔色を変えて押し黙った。
「 …父さん…勝負、しませんか? 」
「 …うん?わたしに、戦いを挑もうって言うのか?…いいだろう。お前は父さんの子だからな。いつでも受けて立つぞ。さあ、方法は何だ? 」
ビシッと胸を張ったクーパパを見て、いつぞやのシーンにそっくりだとキョーコは笑い、そんなキョーコに蓮は両親に聞こえない様に囁く。
「 …キョーコ?俺が勝ったら二人きりの甘い時間、約束してくれる? 」
両手を頬にあて、照れながらも首を縦に振ったキョーコの仕草に深い笑みを漏らし、蓮は仕事以上のやる気をみなぎらせた。
「 以前よくやった勝負をしましょう。…懐かしいでしょう? 」
「 久遠…いいのか?お前、たかが5~6年日本に居たぐらいで、大丈夫なのか? 」
「 おや?降参ですか?まあ、キョーコの前で負けるのが嫌な気持ちはわかりますから、降参だと言うならそれで構いませんけどね? 」
その言葉に、クーは強く握りしめた右こぶしを自分の胸へと押し当てた。
「ルールは…? 」
「 フリーで… 」
「 最初の言葉は… 」
「 もちろん、キョーコ…からでしょう 」
「 へ…? 」
閉じ込められた腕の中。
キョーコは少し前の記者会見以上に頭上にハテナマークを飛ばした。
そして同じように、夫と子供の会話の意味が解らずジュリすらも頭上にハテナマークを飛ばしている。
二人の女性の戸惑いを無視し、ラブラブ親子の舌戦対決の火ぶたは緩やかに切られた。
口を開いたのはクーからだった。
【※以降、二人の会話は全て日本語です】
「 この上も無く幸せな時間を有難うな 」
「 なに言ってるんですか。親孝行だと思えばこそです 」
「 すっかり男前になったな、久遠。そしてこんな可愛い娘まで… 」
「 ですよね!キョーコの事は絶対、喜んでくれると俺は思っていました 」
「 たしかに、もの凄く嬉しかった。だが、独り占めは良くないぞ? 」
「 ぞっこん中なの判っていて横やりしてくる方が悪いんでしょ 」
「 しょうもない我儘加減だな 」
「 何しろあなたたちの息子ですからね。我儘加減があなたがたの上を行くのは当たり前だと思いますが… 」
「 がっでむ!!可愛い息子と娘と過ごしたいと思うのが我儘だと? 」
「 とりあえず誰が見てもそう思うでしょう 」
「 うそをつくな!!親の愛情を感じることは二人の幸せにつながるだろうに!! 」
「 肉親の愛情だけが幸せにつながる訳ではありませんよ。だからキョーコと俺の幸せ時間を奪うのはもう少しの間、遠慮して下さい 」
「 いいじゃないか少しくらい、わたしたちに寄り添ってくれても!! 」
――――― 賢明な皆様はもうお分かりの事と思う。
いまラブラブ親子が繰り広げているのは、言葉の最後の文字を別の言葉につなげていく言葉遊び。
つまり、しりとりである。
これは久遠が子供の頃、よく繰り返された父との遊びであり、日本語のボギャブラリーが少なかった息子とのしりとりをよりスムーズにするために導入したもの。
いわゆる、しりとりのフリールールバージョンである。
少し半泣きで訴える父親クーに苦笑しながら、蓮は絶対に負けないと心に誓い、更に勝負を続けた。
「 もちろん、あと2~3年後…というのならそれは考慮しようと思いますけどね。まだ俺たちは付き合い始めたばかりなんです。だから今はまだ遠慮してもらえませんか? 」
「 悲しいぞ、久遠。わたしたちはただ、両親の愛に飢えたキョーコを可愛がって、可愛がって、可愛がってやりたいだけだ!! 」
「 だからって息子の幸せを無視するんですか?俺だってまだキョーコとやりたいことが沢山あるんですから、もうしばらくは放っておいて下さい 」
「 いーやーだー!!お前と離れていた間、わたしだって仕事頑張っていたんだ!!そこに娘まで現れたんだぞ?少しぐらいご褒美があっても良いだろう? 」
「 ウソ泣きしてもダメです。とにかく映画撮影が終わった後のオフが今回は極端に短いんです!キョーコが疲れてしまいますからこっちには来られませんから 」
「 ら…ら…ラジャー!!なんて、言わんぞ俺は!! 」
「 はは…。とにかく、もうすぐ搭乗なんで。じゃあ、帰ろうか?キョーコ。俺たちの家へ… 」
親子の舌戦が繰り広げられている間、キョーコはただ呆けているだけだったが、自分を抱きしめていた腕が解かれ、肩に乗せられた手に導かれて踵を返すと、見下ろす神々笑顔に胸を詰まらせて小さくはいと頷いてから柔らかく微笑んだ。
その様を、クーは寂しそうな視線を投げかけながら肩を落とし
ジュリは導かれるまま搭乗口に向かおうとする最愛の息子と娘の背に感極まって涙ぐむ。
「 ヘイ、久遠。本当に日本に戻るのか?今度はいつ会えると言うんだ? 」
寂しそうにつぶやかれたクーの言葉に、蓮とキョーコは脚を止めて振り向いた。
優しげに微笑んだ蓮は、最後の情けとばかりにキョーコに耳打ちし、頷いたキョーコが締めくくりの言葉を飾る。
「 大丈夫ですよ、パパ、ママ。また、会いましょう!! 」
「 腕をあげたな…久遠… 」
爽やかな笑顔で手を振ったキョーコの隣で、蓮はクスリと笑った。
搭乗直前。両親に向ける言葉は、舌戦の勝利宣言。
「 はい、『ん』が付いたので父さんの負けです。潔く負けを認めてくださった事、感謝します 」
…約束通り、映画撮影後は二人で過ごしますから。
満面に笑顔を湛え、キョーコの頭にキスを落とした最愛の息子を
クーとジュリは寂しく見送ったのであった。
両親の胸中に浮かんだものが何だったのか。
それは神のみぞ知る。
E N D
このシリーズってさ、別名「神のみぞ知る」じゃないの?(笑)
…しかし、こんな終わり方で良かったんだろうか(笑)
あくまでも蓮の味方をする自分に乾杯( ̄▽+ ̄*)
セーちゃん。一葉、しりとりネタここで使っちゃったよ
所でこれって、笑ってもらえる?
朝思い浮かんだ妄想を夜にアップするって、初めてじゃないかしら?
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※こちらはリ作「 こんな私が思うこと 」に続きます。
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