WindowsのVMwareでMac OS X 10.6 Snow Leopardを動かす方法 | ichitaso's back of flyer

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Link:Mac本体が無くてもWindowsだけでOS Xをインストールする方法 | Will feel Tips

『Windowsユーザの方でOS Xを動かしてみたい!』

そのような方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?
Macでしかできないことや、アプリなど試してみたいけど
新しくMacを新調するまででもない。
将来Macを導入しようと検討中で使い勝手を知りたい。

そんな方のために、VMware(仮想マシン)を利用して
Mac OS X をインストールする方法をご紹介します。

必要なもの

  1. Intel CPUのPC(AMDだと動作不可)

  2. VMware Player:インストールしておく

  3. Snowy_Vmware_files.zip

  4. Mac OS X 10.6.3

MAC OS X 10.6.3 SNOW LEOPARD

Setup開始方法

1.Snowy_Vmware_files.zipを解凍

  • Mac OS X Server 10.6 (experimental).vmwarevm:VMware設定ファイル

  • darwin_snow.iso:OSX起動、Setup用ISO、VMware tools

  • EnsoniqAudioPCI.mpkg.tar.gz:Audio Driver Installer(OSX内)


Core i CPUに対応させるため、Mac OS X Server 10.6 (experimental).vmx 最後の一行に「cpuid.1.eax = "0000:0000:0000:0001:0000:0110:1010:0101"」と追記

2.VMware Playerを起動

「ファイル」→「仮想マシンを開く」をクリック
「Mac OS X Server 10.6 (experimental).vmwarevm」内の
「Mac OS X Server 10.6 (experimental).vmx」を開きます。



3.「仮想マシン設定の編集」をクリック



メモリの割り当て、複数コアCPUの場合はプロセッサ コア数を上げる
(PCの性能により調整)

4.CD/DVD (IDE)設定の「ISOイメージファイルを使用する」でdarwin_snow.isoを選択



これでSetupを起動する準備が完了です。

Mac OS X 10.6 Snow Leopardをインストールする

1.Vmwareで仮想マシンの再生をクリックします。

ブート画面が表示されるので、仮想マシンの画面をクリックしEnterキーを押す。
ブートメニューを表示させた状態で Ctl+Alt を押し、画面右下のCDアイコンをクリック→「設定」



2.物理ドライブにMac OS X 10.6.3を入れ、「接続済み」にチェック→[OK]



※isoファイルに変換して上げると成功率が上がります。

3.ブートメニュー画面をクリックしてから[c]でDVDブートします。



インストール画面が表示されるので、セットアップしていきます。



インストールが完了したらメニューから「パワー」→「パワーオフ」を選択します。

次に「Mac OS X Server 10.6 (experimental).vmx」をメモ帳で開き
「smc.present」を検索して"TRUE"を"FALSE"に変更(カーネルパニックを防ぐため)

キーボード配列をJISに設定するために以下を追記して上書き保存

keyboard.vusb.enable = "TRUE"
keyboard.vusb.idVendor = "0x0000"
keyboard.vusb.idProduct = "0x0000"

4.「仮想マシン設定の編集」から再度darwin_snow.isoを選択します。

再度、仮想マシンを再生してOSXの初期設定をします。

(参考例)
 ようこそ:日本
 キーボード入力環境を選択:ことえり
 すでにMacをお持ちですか?:情報を今すぐ転送しない
 Apple IDを入力:空白で次へ
 ユーザー登録の情報:空白で次へ
 ローカルアカウントの作成:パスワードはよく使うので忘れないようにする




初期設定が終わると、ひとまずSnowLeopardが使えるようになります!


ドライバ等のインストール

リンゴマークを押して、ソフトウェア・アップロードを行っておきます。

1.VMwareToolsのインストール

CD/DVDアイコンの「接続」で「VMware Tools」がSnowLeopard上にマウントされます。

デスクトップ上の「VMware Tools」をダブルクリックで開き
「VMware Tools のインストール」でインストールします。

指示に進めて行き、再起動後にVMwareToolsがインストールされます。

2.共有設定

共有設定をして、WindowsとMac間でファイルのやり取りを出来るようにしておきます。

メニューから「仮想マシンの設定」→「オプション」→「共有フォルダ」を選択
「常に有効」にチェックを入れて「追加」をクリックします。

ホストパスに「darwin_snow.iso」が入っていた「Snowy_VM」フォルダを指定します。



「共有する」にチェックを入れて完了です。
「VMware Shared Folders」アイコンがドライブの形になっているはずです。

3.サウンドドライバのインストール

「VMware Shared Folders」を開き「Snowy_VM」フォルダ内の
「EnsoniqAudioPCI.mpkg.tar.gz」をデスクトップにD&D
  →ダブルクリックで解凍します


「EnsoniqAudioPCI.mpkg」を開きインストール
「AppleAC97Audio with EnsoniqAudioPCI Plugin」
「EnsoniqAudioPCI Plugin」ともにチェックを入れて先に進みます。





再起動後、サウンドが有効となります。

Windowsユーザ向けTIPS

1.キー入力関連

Windows/Mac キーボード互換表
Windows日本語/英語キーボード
Macの標準動作
Windowscommand
Altoption
Back Spacedelete
InsertHelp
Deletedel
Enterreturn
Num LockClear
F12キーを長押しCD/DVD取り出し
Windowsキー+スペースで全角/半角切替
全角入力モードにしてALT+/キーで中点「・」


ことえりの言語バーを右クリックし、「環境設定を表示」をクリック
Capsキーを半角/全角キーの代わりに使用することが出来ます。

「Windows 風のキー操作」にチェックします。
ローマ字入力パターンがMS-IMEっぽくなります。



2.すべてのファイル名拡張子を表示する



Finder>環境設定>詳細>すべてのファイル名拡張子を表示

3.VMware PlayerをインストールするとPCの自動再生が機能しなくなる対処

Win+Rキーを押して「regedit」レジストリエディタを開きます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\policies\Explorer を開き
NoDriveTypeAutoRun の値を「ff」から「91」に変更します。




再起動後、有効となります。

これでインストール作業はすべて終了となります。お疲れさまでした!

MAC OS X 10.6.3 SNOW LEOPARD

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