実際のところ16GBフルに使用することは無いと考えられます。

割と負荷をかけた状態で約2.8G使用
そこで、XP時代にお世話になったGavotte Ramdiskを使用して
Windowsの最適化を行う手順を紹介します。
RAMディスクを作成するメリット
ベンチマークを見てみるとわかると思います。

読み書き共に高速であることが分かります。
「電源が切れるとリセットされる」という特性を利用して
- 一時ファイルやブラウザ、Photoshopのキャッシュ、DLファイルの保存先として使うと便利
- HDDの断片化やSSDの書き込み回数を気にしないで済む
- RAMディスク上でzipファイルなどアーカイブの解凍が速い
以上のようなメリットがあります。
Gavotte Ramdiskの導入方法
Ramdiskのドライバをインストールする
1)リンクより「Gavotte Ramdisk」をダウンロードするLink:Gavotte_RAMDisk_1.0.4096.5_200811130.7z
Cドライブ直下に保存しておく
2)ファイルを解凍「ram4g.reg」を実行してレジストリに登録します
3)ハードウェアをインストールする
1.デバイスマネージャを開き、一番上に表示されている[コンピュータ名]上で右クリック

2.「レガシ ハードウェアの追加」をクリック
3.ウィザードが開始されるので[次へ]
4.[一覧から選択したハードウェアをインストールする]を選択
5.[すべてのデバイスを表示]を選択
6.[ディスク使用]をクリック
7.[参照]をクリックし「rramdisk.inf」を選択して[開く]→OKをクリック

8.そのまま[次へ]をクリックしていきハードウェアの追加ウィザードを完了させます。
ただし、この状態だとドライバのデジタル署名がないため「!」マークが付いてしまっています。

64bitのVistaや7ではデジタル署名が付いてないドライバをインストールして
使うことができないため、このままだと起動することも出来ません。
Windows起動時にF8→「ドライバ署名の強制を無効にする」を選択し
起動すると回避することができますが、実用的ではありません。
【対応策】
(1)「Ready Driver Plus」を使う
WindowsのBoot領域を書き換えるプログラムで、上記手順を自動で行ってくれる。
ただし、失敗するとWindowsが起動しなくなるリスクが高い。
(2)「Dataram RAMDisk」を使う
64bitOSで唯一署名の付いたドライバが使えるフリーのRAMDISKソフト
ただし、容量は4GBが上限となっている。
レジューム機能により、システムディスクにイメージファイルを読込・保存する。
つまりRAMDISKと同じ容量分、シャットダウン時と起動時に読み書きが発生してしまう。
(3)「Driver Signature Enforcement Overrider(DSEO)」を使う
署名のないドライバをテストモードで簡単に使用できるようにできるソフト
リスクも少ないので、こちらの方法を利用してGavotte Ramdiskを使用します。
DSEOの使用方法
LINK:Driver Signature Enforcement Overrider 1.3bリンク先のページ下にあるDownloadをクリックし「Agree」からDL
1)「dseo13b.exe」を実行し[Next]→[Yes]をクリック
2)Sign a System Fileを選択して[NEXT]

3)「C:\Windows\System32\drivers\rramdisk64.sys」と入力して[OK]

4)Enable TestModeを選択して[NEXT]
[EXIT]で終了し再起動する
5)テストモードと右下に表記されているので消す
Download Link:RemoveWatermark_20090509.zip
リンク先の「RemoveWatermark_20090509.zip」をDL解凍し
「RemoveWatermarkX64.exe」を実行

「Y」と入力してパッチをあて[Enter]、再起動するとテストモードの表記が消えます。
(DSEOの解除の仕方は「Disable Test Mode」を選択して[NEXT])
Ramdiskのインストールと設定方法
1)「ramdisk.exe」を管理者として実行2)Install Ramdiskをクリックし、各項目を設定

DiskSize:RAMDISKの容量(ここでは6Gと設定しました※Gは手入力)
DriveLetter:特にこだわりがなければ[R:]のままでOK
MediaType:Fixed Mediaを選択
OKをクリックし、完了するとメッセージが表示されるので再起動
コンピュータ上に「RamDisk(R:)」ドライブが作成されている事を確認します。
3)NTFSにフォーマット
そのままではファイルシステムがFAT32になっているため
4Gバイト以上のファイルを保存できるNTFSにフォーマットします。
GeekなNooblogさんのバッチファイルを利用させて頂きました。
ファイル:setup_user.batをDL
「C:\Gavotte_RAMDisk_1.0.4096.5_200811130」のフォルダ内に保存します。
(Cドライブ内の同じフォルダに入っていないと正常にフォーマットできません)
「setup_user.bat」を右クリックして管理者として実行

1.最初にドライブレターを指定します。デフォルトなら「R」
2.「RamDisk」と入力
3.「y」と入力
4.「y」と入力
5.「RAMDISKに好きなように~」と表示されますが、そのまま「Enter」
6.「Enter」キーで完了させて終了です。
再起動して「RamDisk」ドライブがNTFSのシステムファイルになっていれば成功です。
Cドライブに保存したGavotte_RAMDiskのフォルダは削除しても構いませんが
アンインストールする場合に必要なので、別ドライブにでも保存しておきます。
アンインストール方法
「ramdisk.exe」を管理者として実行[Remove Ramdisk]をクリック→[OK]「C:\WINDOWS\system32\driver\rramdisk64.sys」を手動で削除して下さい。
Gavotte Ramdiskを活用する
- Windowsシステムの一時フォルダをRAMディスク上に配置
- ブラウザの一時フォルダをRAMディスク上に配置
- PhotoshopのキャッシュをRAMディスク上に配置
- ダウンロードするファイルの保存先として使う
- zipファイルなどアーカイブの解凍をRAMディスク上で行う