税理士の資格は恵まれた良い資格だと思います。世の中には他にも色々な資格がありますが、社会人になってもとれる資格としては、かなり最強です。
まず、独立が可能です(別に独立しなくても良い進路はたくさんあるとは思います)。私は、独立以前に、税理士としての経験が少なかったのですが、それでもなんとかなり、現在に至っています。
私は、独立する以前は、会計士の試験合格してから通算7年ほど監査法人と証券会社の内部監査で働いてきました。
勉強している期間に小さな税理士事務所で2年ほど働いていましたが、専門的な税務の仕事は先輩税理士や、経験を積んでかつ税理士試験の科目をいくつも持った先輩がやっていて、わたしは当時導入の始まったミロクの巨大な税務専用機に入力作業をしているだけでした。
つまり、それまでのキャリアと独立税理士としての仕事はほとんど関係がなかったのですが、そんな人間も何とか生き残ってこれる職域だということでしょうか。
お客様を獲得するためにそれなりに努力は必要ですが、結構やっていけるようになります。私は11年前に独立しました。最初の2年は貯金の残高がどんどん減っていくのがわかるので、絶望的な気持ちになったりしましたが、3年目あたりからなんとか貯金が減らずに年を越せるようになりました。
以前のキャリアとつながっていない人は、最初は記帳代行のようなところから始めなくてはいけないかも知れません。最初の頃は、単価が安いのは仕方がないと思います。
特に前の仕事の経験が独立した税理士としての仕事ときちんとつながっていない方は、自分のサービスの市場価値をよくわかっていないのが普通だと思いますが、かなり低い位置にいると思った方が良いと思います。
私のように、税理士としての専門性をその前のキャリアで積んでこなかった場合、単価が低い仕事をやるのは、仕方がないことです。今までのキャリアをどのように積み上げるかちゃんと考えてこなかった私のような場合は、ある意味、自業自得です。
それでもありがたいことに、記帳代行のニーズは、古いといわれつつも世の中には厳然と存在するので、単価は安くてもこれを徐々に増やしていくと食べていくことができるようになります。最初は月1万円でも、一度お客様がつくと、お客様が減ることはあまりないので、じわじわと増えていくことになります。
そして、「税理士」として記帳代行をする以上、一年の最後には税務申告書にサインもする事になるので、税務上の色々な難しい問題にぶち当たることになります。
それをわからないとほって置かないで、調べたり仲間の税理士に聞いたりして、丁寧に仕事をしていくことで、数年するとそれなりに仕事ができる税理士になっているような気がします。
私の友人税理士に、税理士資格を取った後、都市銀行の富裕層の相談部門のようなところで働いてから独立した方がいらっしゃいます。この方は、まだ独立してそれほど年月が経っていないにも関わらず、不動産や資産税の知識を生かして資産税を主とした税理士としてすごく成功しています。
税理士の独立の仕方としては、すごくモデルになる方だなと思います。
合格して、独立を目指している方、きっと大丈夫です。ぜひ、頑張ってください。
では、また。


