
私の事務所のお客様は、外資系の法人が多いこともあり、税務回避の話は表立ってはほとんど要求されません。また、相手が法人であるということもあって、あまり感情的な話や、個人的な確執がからむ話にはなりません。
これが、資産税になると、個人の資産家のお客様が多く、また、納税額も巨額になりがちなことから、後ろめたいところがあっても税金を少しでも税金が安くなるように、プレッシャーがかかるようです。
また、相続税の申告などは一族間の感情のもつれに巻き込まれて、大変そうです。働いてきているという社会人経験が少ない方が顧客になることもあり、常識の異なるバラエティーに富んだ人たちと巨額のお金の話をしなくてはいけないので、税理士も許容力が無いとやっていけなさそうです。
資産税を専門にすると、個人差はあるのでしょうが、多かれ少なかれこの本に書いてあるような事を体験するのでしょう。
同じ税理士という仕事をするにしても、法人相手がメインと、資産税がメインでは、まるで別の世界のようなくらい違うのだろうなという印象を受けました。
これから税理士を目指す人、税理士事務所に就職する人は、自分がどちらに向いているのか、どちらをやりたいのかを良く考えてから就職することをお勧めします。それと、資産税をやりたい方は、この本を読んでみるのもいいのではないでしょうか。
