登山中に滑落した私 死ななくて良かった幸運 | 人生を夫婦で楽しむ方法

人生を夫婦で楽しむ方法

食べることが大好きで、一食一食を大切にしております。人生は一度限り、後悔無く暮らしたいです。その為のヒントになるブログにしていきたいです。

昨日は、我が家の予算では無理だと思っていた「うな重」を食べて

 


納得し大満足だった小田原にある うなぎ亭友栄 の記事を書きました。

人生最高額のうな重でしたが、夫婦で大満足のお店でした。

次回は記事に書いた注文の仕方をすれば、更に満足度が上がりそうなので、

鰻の予算としては、オーバーなのですが、再訪決定です。

個人的見解としては、下手なフレンチのコース6,600円より満足度が高いと感じました。


さて、私、来月、屋久島にある九州最高峰「宮之浦岳」に登る予定です。

普通は1泊2日で登る山なのですが、日帰りチャレンジです。

なので、登山の練習が必要だと考え、昨日箱根の外輪山で、トレーニングしてきました。

登山歴最長の18.7km 上り計1,372m、下り計1,562m 休憩も含み9時間の行程です。



箱根の外輪山を3分の1周した感じでしょうか。



天気も良くて、乙女峠からの



富士山も。



外輪山の最高峰「金時山」からの富士山もうっとりするような美しさでした。



遠くに見える芦ノ湖と右側にある駿河湾(写真では分からない)、雲が近いのも素晴らしい。



仙石原の萌黄色の新緑も素敵でした。



写真に写っている山の稜線を全て歩いてきたので感無量でもあります。



そして、最後のピークが明神が岳 ここからの富士山も良いのですが、



逆側を見ると相模湾から横浜、房総半島まで見える絶景も素敵。



ここからは、宮野木のバス停に向けて下るのですが、

さすがに18kmも歩いてきましたので、段差で足を踏み外しまして、さらに何かに躓いた模様、。。。。。

 

広い登山道にもかかわらず、道の端の方に行ってしまったのです。

単なるハイキングコースで、良く整備されており、まったく、危険を感じていませんでした。

で、表題回収なのですが、道の端は、熊笹?になっており、

吸い込まれるように滑落してしまいました。

落ちて分かったのですが、70度はあろうかと思える崖になっており、

笹がなければ、死んでいたと思います。運命の分かれ道を感じました。

この写真が落ちた場所なのですが、崖に見えないですよね。



逆に、崖だと分かっていれば、近づかなかったのかもしれません。

油断と言えば、その通りなのですが、まさか、滑落するような場所だとは思いませんでした。

左足から落ちたのですが、笹に足を取られまして、

ひねるようにして、お尻から落ちていき、2m位落ちたところで止まりました。

お尻から落ちているので、2m下の岩にたたきつけられたら大けがです。

もちろん、そのまま30mはある崖下まで落ちたら死んでいたと思います。

でね。私、笹に受け止められちゃったのですよ。

空中で、ちょうど、笹にお姫様抱っこされている感じです。

ここで、下手に動くと、更に落ちますので、冷静になるため、動くのを止めました。

状況を分析すると、足は宙にありますので、踏ん張れません。

足を下に降ろし、縦になると更に滑落しそうです。

両手で笹を掴み懸垂で上がるしか無い感じなのですが、

何せ運動不足の私、自分の体重と装備を懸垂で持ちあげる事ができないのです。

困った事態になったのですが、偶然通りかかったハイカーがいまして、助けを求めました。

その方が地元のベテランハイカーで、

私の状況を把握し、やはり動くなと言う指示でした。(汗)

しばし考えてくれて、私が登山用の両手ストックを持っている事に気がついてくれ、

それを使い引っ張り上げる事にしてくれました。

私がストックを上に伸ばし、ベテランハイカーが、先を掴み、

何回かに分けて、体勢を動かしていき、無事に崖に這いつくばれる状態になり、

足が、笹の根にかけられ、これ以上滑落しない状況になりました。

それでも70度の斜面なので、上がれないのです。

最後はベテランハイカーの力業で引っ張り上げて貰いました。

私が、這い上がった笹の隙間。



手を笹で切った位で怪我無く、救助されました。

いくつかの偶然重なり、生きながらえた感じです。

誰ですか? 悪運が強いなあって思った人は。

今回の教訓

1.ハイキングコースでも事故が起きれば命の危険がある。

2.最後の下りは、足が疲れているので気を抜くな。

3.登山ストックは、下り坂での足への負担低減とともに救助でも役に立つ。

4.救助されるまで時間がかかる事を想定し、防寒などの装備を持つ事。

5.山岳保険にも入っておく事。

屋久島の宮之浦岳登山に向けての良いシミュレーションになりました。

 

いちろうのもう一言

 

人生の落とし穴、どこに開いているか分かりません。

 

落ちてしまった事は致し方(防ぎようが)ないけど、冷静に前向きに考えれば、どうにかなる。

 

どうにかならなかった時、 それは運命のロウソクが燃え尽きる時。

 

死なない限り、解決の仕方も、その時の人生の楽しみ方も必ずあるって思っています。