生物教師が考える新型コロナの今後と気になる数字 | 人生を夫婦で楽しむ方法

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食べることが大好きで、一食一食を大切にしております。人生は一度限り、後悔無く暮らしたいです。その為のヒントになるブログにしていきたいです。

昨日は、お土産クーポン付き7,830 円 
半額以下で楽しむ立山黒部アルペンルートの往復の旅の記事を書きました。 

 

 


今日は、立山の室堂での風景をBGP(バックグラウンドピクチャー)として、新型コロナの今後について書いてみたいと思います。

専門ではありますが、新型コロナウイルスの研究者ではありませんので、参考意見として読んで頂けると嬉しいです。


(宿泊した雷鳥荘の部屋の窓からの景色)

1.集団免疫ができた可能性があるかも

もともと60%のワクチン接種により、集団免疫が獲得され、感染が抑えられると言われてきました。

ただ、デルタ株の感染力の強さから80%の接種が集団免疫には必要だと考えられてきたのですが、

日本人の意識の高さから、マスク着用、個人間の距離、手指消毒が徹底され、

60%がワクチン接種済みが盾となり、仮の集団免疫的な効果が出ていると考えられます。
(三密が増えれば、リバンドしますけど。)


(雷鳥荘から室堂までの道)

2.ウイルスはヒトの細胞内でしか増殖できません

新型コロナウイルスは、ヒトの細胞内でしか増殖できませんので、感染者がいても

その周りのヒトが、ワクチン接種済みだったらウイルスは感染できません。

もちろん、濃厚接触(病院内など)により被曝ウイルス数が多ければブレイクスルー感染しますが、

それ以外の場合、感染者内のウイルスが死滅した段階で、その場所でのウイルスは存在しなくなります。


(このような道を歩いて、室堂ターミナルまで30分かかります)

3.ファクターX再び

もともと日本はファクターXにより感染者が少ないと言われてきました。

ファクターXは、
先に書いたマスク着用、個人間の距離、手指消毒が徹底。がその要因だと思っております。

日本人は、握手、ハグ、キスの習慣が無いですよね。

さらに個人間の距離(ソーシャルスペース)が大きいので、ウイルスが感染しにくい環境があると思います。


(雷鳥荘の全景、隣に地獄谷があるので、絶景の温泉があり、食事も美味しいです)

4.新型コロナウイルスとの共存社会を受け入れる

ワクチン接種済みのヒトには、免疫が獲得されていますので、抗体量が減って感染しても、重症化しない可能性が高いです。

つまり、現在の風邪やインフルエンザのように共存社会に移行できるはずです。

毎日の新規感染者数に報道に一喜一憂せず、

中等症、重症になった人を受け入れる医療体制が確保されているかを注視すれば良い時期になりつつあると思っております。

風邪やインフルエンザで肺炎になり死ぬ可能性は受け入れているのに、
新型コロナウイルスで死ぬことを受け入れず、経済を止めるのは止めて欲しいです。


(富山方面を望む)

5.コロナワクチンを接種できない人について

集団免疫という盾はあっても新型コロナウイルスは存在し続けるので、

コロナワクチンを接種できない人は、感染のリスクと、感染後の重症化リスクが残ります。

これを差別だと考えている人がいますが、それは違います。

アナフィラキシーの人が食べ物を制限するように、行動制限をしなければならないのは致し方ないことです。

ただし、集団免疫ができていれば感染の可能性は大きく減ると思います。

コロナワクチンを打てるのに打たない人も、行動制限が続くのは致し方ないことです。

緊急事態宣言が開けても、
ワクチン接種していない人のリスクは減っていないことを理解する必要があります。


(拡大すると富山平野まで、見渡せます。)

6.ワクチン接種は正念場

2回接種済みの方が60%を超え、1回接種は70%です。

つまり、あと1ヶ月で、日本のワクチン接種は、70%を超えることになります。

これが、80%になれば、真の集団免疫ができると思います。

どうかワクチン接種できる方は、ワクチン接種を検討してください。

ワクチン接種できない人を守るためにも接種できる人は、接種して頂けると明るい未来が来ると思います。


(みくりが池から左:立山、右:浄土山)

7.気になる数字は、重症者と死亡者の違和感

昨日の東京都の重症者は7名減っているけど、死亡者は12名、つまり重症者は増えている可能性があります。

最近は治療法も確立しつつあるので、多くの人が重症化せずに済むようになってきていますが、

重症者は治っているのでは無く、死ぬことによって、減っているだけの可能性があるのです。

その辺の報道が無いので心配です。

東京は、ここ3週間くらい、重症者減より死亡者の方が多い傾向が続いております。

ワクチン接種していない人は、緊急事態宣言が開けてもコロナウイルスに感染し、重症化する可能性が高いです。

ワクチン接種している人は、感染しても重症化する可能性が少ないです。


(みくりが池から立山連峰、一番右のピークが雄山です。)

8.3回目の接種は必要か

抗体量が減れば、感染するリスクが増えますが、免疫が獲得されていますので、

感染しても体内で速やかに抗体が作られ、非接種者に比べて重症化率は大きく下がります。

なので、医療従事者、老人、基礎疾患のある人以外、しばらくは3回目の接種を考えなくても良いと考えています。

インフルエンザワクチンのように有料にして、受けたい人が受ける形で良いと思います。


(室堂からの景色)

9.生物学から見た新型コロナウイルスとは

生命の進化において、ヒトは、ウイルスと共存してきました。

胎盤もウイルス由来のDNAから出来ていて、哺乳類に進化できました。

種が増えすぎるとウイルスにより、自然淘汰が起きるのは良くあることなのです。

ウイルスは、ヒトの細胞が無いと増殖できないので、ヒトを絶滅させると自分も絶滅します。

なので、すべてを絶滅させず、弱いヒトだけを死亡させます。

そのことにより、ヒトは、より健康で免疫の強い遺伝子を残すことができる自然の営みなのです。

人類は、自然を科学力で押さえ込もうとしますが、それは傲慢な考えであり、

台風も地震もウイルスなどの自然災害とは、共存を考えるのが重要です。


(室堂の紅葉)

以上、個人の意見ですので、参考にして頂けると嬉しいです。

緊急事態宣言は開けますが、感染のリスクは残りますので、感染対策はしっかりして、

経済を回して行ければ良いと思っています。