ファーストフード | 人生を夫婦で楽しむ方法

人生を夫婦で楽しむ方法

食べることが大好きで、一食一食を大切にしております。人生は一度限り、後悔無く暮らしたいです。その為のヒントになるブログにしていきたいです。

イメージ 1

.
私の育った昭和40年代は、もはや戦後ではないと言われた時代で、
アメリカ文化が急速に入ってきました。
子供の目線で、どう感じたのかを書いてみます。

電子レンジ

電子レンジ普及のため、電子レンジ試食会というのがいろいろな家庭で
開かれ、私も友人の家庭におよばれしました。

冷たくなった、ご飯やパンが出来立てに変身するのは魔法の箱としか思
えませんでした。でも値段は、電子レンジ2台で車が買えたような値段
です。

現在、電子レンジのない家庭ってどの位あるんでしょうね。

マクドナルド

マクドナルドの1号店が銀座にオープンして、歩行者天国と共に体験する
ため家族で出かけました。
マクドナルドに行くことが、家族の休日の目的です。
店に近づくと長蛇の列ができており、長い時間待たされて、やっと食べる
ことができました。
母が歩きながら食べるのは品がないと座る場所を探して食べた思い出があ
ります。
値段は、とんかつ定食より高く、マクドナルドを食べることは、贅沢な外
食でした。

サーティーン・ワン

31の1号店は、目黒通りから一本入った裏路地にあります。私の小学校
の通学路にあり、工事中は洋品店(今のブティック)ができるのかと思う
くらいお洒落な作りでした。それがアイスクリーム屋であることが分かっ
たとき、近所では大人も含め、その話題で持ちきりになりました。
オープンが夏前だったので、冬は、ブティックになると言う話が一番説得
力のあった時代です。
冬に食べるアイスクリームは、クリスマスのアイスクリームケーキだけの
時代です。
初めて31で食べたジャモカアーモンドファッジ。この世でこんな美味し
いものはないって思ったアイスでした。

ケンタッキーフライドチキン(KFC)

KFCの1号店も地元の恵比寿にできました。
唐揚げ屋ができたって評判になりましたが、鶏の唐揚げだけで商売になる
のかって話題が多かったです。
鶏の唐揚げとフライドチキンが別物であることは食べるまで分かりません
でした。
初めて食べたフライドチキン。この世でこんな美味しいものはないって思
ったものでした。
大人になったらお腹いっぱいフライドチキンを食べようと誓いました。
肉が嫌いだった友達は、これを食べて肉が食べられるようになりました。

ニコラのピザ

甘くないパイを売るレストランができたと、両親が夕食時に話していまし
た。甘くないパイってどんな味なんだろうと思いましたが、子供は連れて
行ってくれませんでした。(笑)
ニコラのピザは、現在福生にありますが、六本木店はなくなったのでしょ
うね。ニコラは日本で初めてピザパイを作った店です。


まとめ

書き出したらきりがないんですが、私の成長期には、食に対する多くの
感動が味わえた時代です。

今の子供達にはすべてがそろっているわけで、食に対する感動が薄れます。
食欲は、生きる力に直接かかわることだと思うので、現在の子供達の生き
る力は低下している気がしてなりません。

食べ物を確保しなければ、と言う野生の本能である生きる力を鍛えなけれ
ばならないと思っています。

また、幼年期には無かったものを少年期に味わい、感動を知ったのだけど、
幼年期に作られた味覚は、ファーストフードではなく、本来の日本食を求
めているわけで、ファーストフードの卒業につながります。
マクドナルドのハンバーガーは2年に1回でよいです。(笑)

生まれたときからファーストフードで育った子供達は、本来の日本食を大
切にしてくれるかなあ。
出汁の繊細さを分かってくれるかなあ。と思う今日この頃です。


写真は、KFCのデリバリーです。
出前がデリバリーになり、店屋物って言葉がなくなり、そばやラーメンは店で食べる物となりました。
熱が出たときに、おそば屋さんから出前してもらった「卵とじうどん」美味しかったです。
何だか、レポートみたいな書き込みになってしまいました。