●お気に入りの1曲
音楽を聴くのが好きです。
最近、はまっている曲を紹介します。
girl in red の「I'll call you mine」です。
とにかくメロディーが素晴らしいです。
サビまでのアプローチ、サビの盛り上がり、サビから次への展開が見事です。
ヴォーカルの歌い方もカッコイイです。
自由な生き方を尊重していることも感じとれます。
この曲以外にヒットした曲があり、それも良かったのでアルバムを買いました。
アルバム全体に渡って良曲で構成されています。
しかも、これがデビューアルバムですから、すごい才能です。
この先も、girl in red に期待したいと思います。
girl in red - I'll Call You Mine (official video) - Bing video
●今週読んだ本
今週は、『なるべく働きたくない人のためのお金の話』という本を読みました。
作者は23歳の時、上京しました。
その時、杉並区のシェアハウスに住んでいて、家賃は8万円だったそうです。
毎日のようにアルバイトしていましたが、月の収入は11万円程度。
家賃と生活費で、ほとんどお金は残りません。
「なぜ生活するだけのためにこんなに働く必要があるのだろうか」という疑問がくすぶり続けたそうです。
上京から1年半が過ぎたとき、郊外に住むという選択肢があることに気が付きます。
国分寺市で2万8千円のアパートがあり、そこに引っ越します。
最終的に、作者は隠居生活をするようになります。
隠居生活とは?
週に2日だけ働いて、週に5日間は自由に過ごすという生活です。
起業して社長になっとか、株式投資で儲けたとかそういう話ではありません。
週に2日アルバイトをして、年間9万円を稼ぎます。
衣食住は、家賃2万8千円、食費月1万円、水道光熱通信費が1万5千円、自転車で移動します。
毎日、無農薬野菜と玄米で食事を作り、掃除洗濯をします。
散歩をして、図書館で本を読み、映画を観たりする。
生活は充実しており、一日30時間あればいいのにーと思うそうです。
こうした隠居生活をすると、「本当にこれでいいのだろうか」と迷う日が来るそうです。
だから、どういう状態であれば大丈夫なのか、最低限の満足ラインを確認しておく必要があるそうです。
杉並区のシェアハウスに住んでいるときは、こんなに毎日働いていたらやりたことができない、と思ったそうです。
しかし、国分寺市に引っ越した後は、自分はやりたいことができないのが嫌なのではなく、やりたくないことをしなければならないのが嫌だったことに気が付いたそうです。
作者がやりたくないこと、それは、
よくわからないことのために働くこと
です。
作者は、これを別の言い方でも表現しています。
やりたくないことは、
誰が何のために作ったのか分からないルールに従うこと
なのだそうです。
なるほどですね。
最終的に作者の場合、お金を稼ぐために無理して働かないこと、やりたくない仕事をすることをしないことで、満足を得られたわけです。
やりたいことを実際にやれることで満足できる場合もあります。
でも、やりたくないことをやらないことで満足を得られる場合もあるわけです。
私たちは、自分がパンクする前に、この結論に到達する必要がありますね。
作者は、こうした隠居生活を6年過ごして、現在は新たなことに挑戦しています。
台湾に移住して、海外でも隠居生活ができるかどうかを試しているのだそうです。
書籍を出版するくらいですから、さすがにバイタリティーがありますね。
この本を読んで、いろいろと考えさせられました。
やるべきことを一覧にしたtodoリストを作ったり、欲しい物や見たい物や食べたい物をリストアップしたりしています。
でも、やりたくないことをピックアップしたことはありませんでした。
実際にやってみると、僕にとってやりたくないことは、苦手な人との対話でした。
仕事をしていると、多かれ少なかれ、苦手な人からの許しや承諾が必要になる場合があります。
誰だってそうですが、気持ちが乗りません。
そんな時、苦手な人の良い面、正当な面を見つけてあげ、ちょっとだけ苦手な人に昇格するという方法があります。
これをやると、気持ちが少し楽になります。
でも、この本を読んで思いました。
この世の中には、苦手な人と対話するという仕事をキッパリと断るという選択肢もあるわけです。
もちろん、これを実際にやるのは勇気がいります。
ただ、やりたくないことはやらない という選択肢が存在することを認識するだけでも、気分が楽になりますね。
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