美術館を巡る52 長崎市 | 技術士を目指す人の会

技術士を目指す人の会

勉学を通じて成長をナビゲートする講師。
2008年に技術士合格後、「技術士を目指す人の会」を立ち上げ、多数の技術士を輩出。自身も勉学ノウハウを活かして行政書士、世界史検定2級、電験三種に合格。

●美術館を巡る

いろいろな美術館に行くのが僕の楽しみです。

長崎市に行ってきました。

今回141、142か所目です。

 

まずは、長崎県美術館です。

隈研吾さんの設計です。

水路、ガラス、格子がオシャレです。

内部です。ショップが充実してます。


この日は常設展だけでした。

一部撮影が可能です。

全体的に展示の仕方がうまかったです。


それから、長崎孔子廟に行きました。

鮮やかです。


全体的に赤いです。


廟の敷地内に、長崎孔子廟中国歴代博物館があります。

これが142か所目です。

展示物が充実していましたね。


それから、グラバー庭、大浦天主堂に行きました。



大浦天主堂は想像以上に綺麗でしたね。

JRの待ち時間で、長崎駅前の日本二十六聖人殉教地に行きました。

長崎には、博多から武雄温泉までは、特急かもめリレーで、武雄温泉から長崎までは新幹線かもめでいきました。
かもめリレーは、外観のメタル感に反して、シートはふんわりでして乗り心地がよかったです。

かもめは、外観がポップで、内装は木目調でオシャレでしたね。



●ネルソン・マンデラさんの演説

『世界を変えた100のスピーチ』という本を読んでいます。

その中で、ネルソン・マンデラさんの演説が紹介されています。

マンデラさんは、45歳の時、反アパルトヘイト活動により逮捕されました。

白人社会の中で行われる裁判で無罪を勝ち取る事は不可能でした。

そこで、死刑を宣告される覚悟で、自分の政治的な信念を訴える演説をすることにしました。

以下はその演説の一部です。

「我々は平等な政治的権利を望んでいる。

なぜならそれがなければ、我々は永遠に無力なままだからだ。

この国の白人にとって、それが革命に等しいのはよくわかっている。

なぜなら、そうなれば有権者の大多数がアフリカ人になるからである。

だから白人は民主主義を恐れているのだ。
しかし、その恐れが、人種間の調和と万人の自由を保障する唯一の解決策の妨げになってはならない。

全国民に公民権を与えれば、人種的な支配につながると考えるのは間違いだ。

人種に基づく政治的な分離は完全に人為的なもので、それがなくなれば、ひとつの人種による他の人種の支配もなくなる。
私はあらゆる人々が協力し、平等な機会を与えられて生きられる民主的で自由な社会の理想を抱いてきた。

私はその理想のために生き、それを達成したいと願っている。
しかし、必要とあれば、私はその理想のために死ぬ覚悟ができている。」


判決の結果は、終身刑でした。

マンデラさんは、約20年間、獄中で重労働を強いられました。
 

その後、国際的な反アパルトヘイトの加速、国内の社会情勢の変化により、マンデラさんは解放されることになる。

その時、既に71歳でした。

これで自由の身ですが、マンデラさんの戦いは続きます。

南アフリカでは、総選挙が行われることになりました。

そして、マンデラさんはこの選挙に立候補します。

この国で白人系は少数派です。

マンデラさんは、大統領に就任します。

その後、これまでに受けてきたことを、白人に対して復讐するのではなく、公平な社会の実現に尽力します。

 すごい偉人です。


このことを知った上で、『インビクタス・負けざる者たち』を観ると、感動します。

 

 

 

 

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