胸郭出口症候群の治し方 | 技術士を目指す人の会

技術士を目指す人の会

勉学を通じて成長をナビゲートする講師。
2008年に技術士合格後、「技術士を目指す人の会」を立ち上げ、多数の技術士を輩出。自身も勉学ノウハウを活かして行政書士、世界史検定2級、電験三種に合格。

僕は胸郭出口症候群です。

発症から回復まの経過を語りことで、胸郭出口症候群の治し方を説明したいと思います。

 

 

【第一段階 2017年】

2017年7月18日

4月頃から、首を上に向けたら、左上腕が痛いと思っていた。

8月、買物をして車を運転した後、左腕がとてつもなく重たくになった。

そして、だるい。

肩凝りかな?と思い、右手で左肩から手の先まで、マッサージすると症状が悪化。

左上腕に痛み、左腕に力が入らなくなる。

左で物をつかんで、持ちあげることができない状態。

左指の親指にしびれを感じる。

左二の腕の外側が突っ張る。

パソコンのやり過ぎかなぁ?と思い、あまり左手を使わないようにしていた。

翌日には、痛み消えた。

でも、金曜日になっても、腕と肩のだるいし、親指のしびれ、二の腕の突っ張りがとれない。

「手のしびれ」でネットで検索すると、胸郭出口症候群、脳梗塞、頸椎ヘルニア、いろいろな病名が出る。

これは、まずいなぁって思う。

 

2017年7月22日

4日たっても、指のしびれがとれない。

意を決して、整形外科に行くことした。

触診してもらい、腕を上下した際の血液の流れを確認してもらった。

レントゲンも取った。

診断結果は、胸郭出口症候群。

胸郭出口症候群は、さ骨とあばら骨の間に通ってる神経や血管が締め付けられ、手に痛みやしびれを感じる症状なのだそうだ。

だから、なで肩の女性等に多くに見られる。

実は僕、かなりのなで肩。

肘を90度に曲げて、肩の高さまで上げる。

両腕を180度開く。

肩と肘が一直線になる。

この状態で30秒放置。

指、手のひらから手首にかけて、血が引いていく。

痺れを感じる。

これが典型的な胸郭出口症候群の症状なのだそうだ。

現状では軽い症状だが、痺れがひどくなるようなら、別の対策が必要とのこと。

腕を酷使しないことが大切なのだそうだ。

病院の治療は、ウォーターベッドのマッサージ10分、赤外線治療10分。

それから、ビタミンB12を2週間分処方され、経過観察。

自宅に帰って、胸郭出口症候群についてHPで調べると、症状が悪化する場合、鎖骨を削る必要があると書いてある。

怖い。

経過観察でよかった。

ただ、体質的なものなら、なぜ、この歳になるまで、しびれ、だるさ、痛みといった症状がでなかったわけで。。。

だったら、老化によるたるみってことになるわけで、それはそれで何だか寂しい気もする。

まぁ、手は動くし。悲観せずに、生活することにしよう。

 

2017年7月24日

手に力を入れてみる。

だいぶ力が入るようになってきたが気がする。

パソコンを使った文章を作成。

腕に力が入らないので、かなり体力を使う。

仕事帰りに整形外科でウォーターベッドのマッサージ10分、赤外線治療10分。

ウォーターベッドは気持ちがいい。

でも、赤外線治療は気持ちよくない。

診察料480円。

安いような気もするし、そうでもないような気もする。

 

2017年7月29日

左手に力が入らないという状況に慣れてきた。

気にしなくなってきた。

パソコンで文書を作っている。

ただ、フライパンとか重い物を持つことはできない状態。

あと、何かと疲れやすくなったような気がする。

 

2017年7月31日

整形外科に行った。

握力を測定してくれた。

右が42、左が12だった。

左の12は低い。これはショックだった。

ウォーターベッドのマッサージ10分、赤外線治療10分。

それから、今日は漢方薬(桂枝加朮附湯)を2週間分処方された。

 

2017年8月4日

整形外科に行った。

握力を測定したら右が42、左が21だった。

ちょっと回復。これは嬉しい。

先生は、「少しずつ回復するから、とにかく重い物を持つな」と言っていた。

ウォーターベッドのマッサージ10分、赤外線治療10分。

 

それから、ちょっと思い出したことがあったので書いておきたい。

薬局では、初めての患者には、住所、氏名、電話番号、症状、アレルギーの有無等を記入させる。

これって、正直、めんどくさい。病院で住所や電話番号、その他のことも記入した後、また、同じことを書くわけだ。

しかも、体調が悪いから病院に来ているわけで、同じことを書くのは、とにかくめんどくさい。

ところが、この病院が指定した薬局は、「電話番号だけでいいですよ」って言ってくれた。

この気遣いは嬉しかった。


2017年8月11日

指先のしびれが、だいぶ取れた。

改善の兆し。

お盆が明けたら、整形外科に行ってみよう。

 

ただ、まだ腕は重いので、パソコン入力は、ちょっとしんどい。

重い物も持てない状態だ。

それから、左腕が重いので、サロンパスやシップを貼っている。

だが、胸郭出口症候群の場合、腕全体が重いので、正直、どこに貼ればいいのかわかならい。

そこで、鎮痛消炎剤(ラクペタンDX)を購入。

薬局の人いわく、ジクロフェナクナトリウム1%が配合されているので痛みやコリに効くらしい。

左腕全体にたっぷり塗ってみた。

スース―するのだが、特に、変化はない。

筋肉痛とかにはいいのかもしれないが、胸郭出口症候群には効果がないかもしれない。

 

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2017年8月13日

入浴剤(きき湯のファインヒート)を購入。

「炭酸4倍!」という売り文句に気持ちが動かされてしまった。

正直、炭酸が多いと何がいいのかはわからんが、きっと体にいいのだろう。

まずは、お試し用、1回分だけの袋入りがあった。160円と少し高いが連休最後の贅沢、購入。

いざ、入浴。泡が出る出る。

すごく出る。

体に泡が当たるとなんか健康になれそうな気がする。

レモンの匂いがさわやか。

やはり風呂はいい。

腕の負担が軽くなる。湯治というくらいだから、患部を温めるのはいいようだ。

この入浴剤、ちょっとヌルヌルする。浴槽でスッ転んでしまった。

足元に気を付けたほうがいい。

きき湯ファインヒート レモングラスの香り 400g 入浴剤 (医薬部外品) きき湯ファインヒート レモングラスの香り 400g 入浴剤 (医薬部外品)

 

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2017年8月18日

整形外科に行った。

握力を測定したら左が24だった。

前回は21なので3アップ。

ただ、最近、左手に力が入りやすいと感じていたから、30以上を期待してただけに残念。

左手で強く握るのは、まだまだ無理だ。

左手に痺れを感じるるようになって1か月。そういえば、上を向いても左手に痛みはない。

少しずつ改善はしている。

診察後、ウォーターベッドのマッサージ10分、赤外線治療10分。

前回と同じくビタミンと漢方が二週間分処方された。診察代640円。薬代1140円。


2017年8月26日

整形外科に行った。

握力を測定したら、左が27だった。

前回は24なので3アップ。

これは、いいことだ。

これまでの握力の回復具合をグラフにしてみた。

急激な上昇は、13日目から17日目。この後は、なだらかな上昇。

このままでは、33くらいに漸近するように見える。

僕の左手の握力は本来40。今のままでは、40に回復しそうにない。

新たな対策が必要だと思った。

このリハビリは、ウォーターベッドのマッサージ10分、赤外線治療10分。

診察代330円。

 

2017年8月28日

電気屋でマッサージチェアーを体験。

最近のマッサージチェアーはすごい。

腕、肩、背中、腰、ふくらはぎを丁寧に揉んでくれる。

価格は約40万円。

ただ、マッサージが胸郭出口症候群に効果があるかどうかはわからない。

 

2017年8月31日 

整形外科に行く。

握力を測定したら左が29.5だった。30には届かずだが、回復はしているようだ。

治療は、前回と同じ、ウォーターベッドのマッサージ10分、赤外線治療10分。

ビタミンと漢方が二週間分処方された。

診察代640円。薬代1140円。

 

それからだが、驚くことに、右手の握力が42から39に低下していた。

左手の握力の回復カーブもいまいちだ。

薬やマッサージとは別の改善策が必要だ。

 

そこで、ストレッチをすることにした。

「胸郭出口症候群 ストレッチ」で検索すると、色々なものが出てきた。

肩をすくめるストレッチというのがあった。

以下のサイトで、好感が持てた。

http://kyoukaku.noor.jp/category6/entry9.html

今日から、このストレッチをやることにした。

 

2017年9月4日 

肩をすくめるストレッチ(http://kyoukaku.noor.jp/category6/entry9.html)を一日に4回やっている。

これをやり始めて5日、左前腕の痺れが若干強くなったような気がする。。。

 

2017年9月9日

整形外科に行く。

握力を測定したら左が32、右手が43。

左右の両方が回復。

左だけなら自然治癒が進んでいるだけかもしれないが、右も回復したということは、肩をすくめるストレッチが効いているようだ。

ただし、握力測定で強く力を入れると、左前腕の痺れが出る。完全回復はまだ先のようだ。

肩をすくめるストレッチを続けよう。

 

それから、握力の回復が「S字曲線」になっているような気がする。

「S字曲線」とは、多くのことに共通する成長曲線で、下図のようもの。

最初の導入期はゆるやかに成長。

つぎの成長期は、急激に成長する。

そして、成熟期に入ると、成長は鈍化すると言うもの。

それは成長期の3分の1になるそうだ。

握力の回復曲線が、まさしく、S字を描いている。

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2017年9月14日

朝起きたら、左腕にしびれを感じない。

やった! 一瞬、治ったと思った。

でも、両腕を肩の辺りの高さまで上げると、左腕だけしびれを感じる。

このしびれが取れるまでしばらくの時間がかかる。当然だが治っているわけではない。

しかしながら、発症から約2ヶ月が経過し、確実に良化が進んでいる。

❶左で重い物をもたないこと、

❷ビタミンと漢方のクスリを飲むこと、

❸肩をすくめるストレッチをすること

の効果が現れているのだと思う。

 

2017年9月16日

整形外科に行く。

握力を測定したら左が31、右手が43。

握力測定で強く力を入れても、左前腕はまったく痺れない。

胸郭出口症候群が治ったわけではない。初期の症状(痺れ・だるさ)については、もう治ったと言っていいだろう。

グラフを見てわかるとおり、握力は、S字曲線で言うところの成熟期を迎えている。

つまり、これまでの方法を続けても、握力40まで回復することはないことを意味している。

だから、器具等を使って握力を鍛える必要がある。

それから、胸郭出口症候群は体形に由来するそうなので、ストレッチを続けて、体を整える必要もある。

こうなってくると、医療費がもったいなくなってくる。

ウォーターベッドのマッサージ10分、赤外線治療10分、ビタミン剤と漢方が二週間分処方されて合計1,780円。

ウォーターベッドは気持ちがいいので続けたいところだが、もう薬はいらないだろう。

次回2週間後、正直な気持ちを先生に相談してみよう。

 

2017年9月18日

「もう治った!」と思い少し重い荷物(4kgくらい)を持ってみた。

すると、左上腕と左前腕に痺れを感じた。

調子に乗ってはいけない。

手や腕に強く力をこめても痺れは出ない。

しかし、下図のように、鎖骨付近の筋肉に、直接荷重がかかると痺れがでるようだ。

胸郭出口症候群は時間をかけて改善する必要がある。

 

2017年9月19日

下図のように、左手でふくらはぎとか太ももを揉めば、握力アップと血行改善の一石二鳥だ。

 

2017年9月29日 

整形外科に行く。

握力を測定したら左が31、右手が45。左の握力は変化なし。

わずか2週間ではあるが、ちゃんと握力を鍛えたつもりだった。

しかしながら、一切効果がない。これは残念だった。

右の握力は上昇している。これはストレッチの効果だろう。

やはりストレッチは続ける必要がある。

左手については、別のトレーニング方法を考える必要がありそうだ。

やはり、病院での治療は効果が少ないと言える。

1か月くらい期間をあけるとしよう。

支払ったのは、ウォーターベッドのマッサージ10分、赤外線治療10分。診察代540円。


 

2017年9月30日 

握力鍛える器具を購入することにした。

試しに、100円均一のダイソーに行ったら10.15.20.25kg、負荷別に4種類もあった。

全部百円だ。安い。大したものだ。

これを毎日やってみよう。

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2017年10月24日

久しぶりに整形外科に行って、握力を測定した結果、左が36.5にアップした。

 

握力を鍛えはじめてから約1か月、回復したと言っていいだろう。

しびれやだるさも感じない。

胸郭出口症候群を克服したと言っていいだろう。

 

いろいろあったが、

①薬を飲んで安静にする

②肩をすくめるストレッチ

③握力に関する軽い筋トレ

により、軽度の胸郭出口症候群ならば、ちゃんとケアできるいうことが証明できたと思う。

この日を最後に、病院に行くのをやめることにした。

 

 

【第二段階 2018年】

2018年8月20日

先週くらいからだろうか、左腕に軽いしびれを感じる。

これは間違いない。

胸郭出口症候群の再発だ

去年、薬、肩をすくめるストレッチ、握力トレーニングでしびれを解消した。

でも、年内で、全部辞めてしまった。

簡単なのに、毎日やるとなると、やっぱりめんどくさくなる。

人間、喉元過ぎれば熱さを忘れるってやつだ。

しびれを感じた時の不安を忘れて、ストレッチを怠る。

体は正直なもので、再び、しびれを感じるような事態に陥ってしまう。

 

しかしながら、今回は、重い物を持ってないし、長距離運転もしていない。

となると、季節なのだろうか。

去年は7月発症で、今年は8月発症だし、根拠はないが、胸郭出口症候群は「夏」に発症しやすいのではないのだろうか。

何はともあれ、今日からまた、肩をすくめるストレッチをやるとしよう。

肩をすくめるストレッチ(http://kyoukaku.noor.jp/category6/entry9.html)

 

2018年8月28日

1週間、毎日、ストレッチをやる。

左腕のしびれが気にならなくなった。

軽いしびれだったので、改善するのも早かったようだ。

何事も早期対策だと再認識。

 

胸郭出口症候群は、さ骨と胸骨の間に通ってる神経や血管が締め付けられる病気。

手に痛みやしびれを感じる。

ちなみに、僕は、子供の頃はクロールが得意だったのに、大人になってプールでクロールをしたら、100mくらい泳いだら腕が相当だるくなる。

さ骨と胸骨の間に通ってる血管、神経が締めつけられるからだ。

こんな症状に憶えがあるなら、胸郭出口症候群を疑った方がていい。

早目に病院に行き、ストレッチをはじめることをお勧めする。

 

2018年11月6日

上を向いたら腕が痛い。

左腕に軽いしびれを感じる。

また胸郭出口症候群だ。

今年の8月にも発症している。

その時は、ストレッチで何とか回復したのだが、めんどくさくなってしまい、9月下旬でストレッチをやめてしまった。

そうしたらまた発症。

身体は正直だ。

怠けたからだ。

我ながら情けない。

8月の時と異なり、手のひらや小指に痺れを感じるようになった。

残念ながら、病院に行く必要があるようだ。

 

というわけで、久しぶりに整形外科に行った。

椅子にもたれかかって上を向いて昼寝する話をしたら、胸郭出口症候群の人はそんなことしちゃダメだと言われた。

なるほど、

前回出された薬を処方された。

 

2018年11月16日

薬を飲みながら、肩をすくめるストレッチをやると、調子はよくなってきた。

それから、ちょっとした新発見。

肘まわりから上腕にかけてのサポーターをしてみたら、左上腕が痛くない!!

これはおススメ。

 


2019年1月9日

年末の買物や掃除をしても、手に痺れがない。

薬を飲むをやめてみた。

1週間が経過したが痺れがない。

どうやら治ったようである。

ストレッチ、薬を飲みはじめてから2か月。

胸郭出口症候群は、軽度の痺れでも、治るまでに2か月くらいはかかるということである。

今回は、ちゃんとストレッチを続けるとしよう。

 


【第三段階 2020年~2021年】

2020年11月14日

いつのまにやら、ストレッチをやめてしまった。

しかしながら、左腕は重くないし、しびれもない。

いい状況だ。

やっていることと言えば、重いものを持つことを避けているだけだ。

 

2021年3月~2022年3月

胸郭出口症候群と関係ないのだが、2021年、3月頃、五十肩になってしまった。

最初は肩を上げると、ちょっと痛い程度だった。

ところが、5月に入ると、痛みが強くなる。

腕を後ろに回したり、ちょっとだけ肩を上に上げただけで、激痛が走るようになった。

寝返りをうつと、痛みで目が覚めるようになった。

これはまずいことになった、ということで、胸郭出口症候群でお世話になった整形外科に行った。

レントゲンをとる。

診断結果は五十肩。

肩を動かした時、神経に当たるから痛くなる。

だから、ハビリをすれば、治るが、完治するまでには2年を要すると言われた。

長い、っと思った。

その一方で、老化が進み筋肉が緩めば、肩を動かしても痛くならない位置に落ち着くから、ほおっておいても自然と治る、と言われた。

なるほど、っと思った。
 

理屈は分かったが、できるだけ早く直したいのでリハビリをスタートした。

まずは、赤外線を使って肩を温める。

次に、左右に腕を開くストレッチ。

両肘を90に曲げて、腕を水平にした状態で、両手にゴムを持つ。

できるだけゴムを伸ばすよう、腕を左右に開くというもの。

当然だが、痛い。

次に、腕を上下するストレッチ。

簡単に言えば、道具を使って、強制的に「エイ、エイ、オー」をやるもの。

当然だが、痛い。


1か月が経過したが、大きな改善が見られない。

やっぱり早く治したい。

そこで、病院を変えることにした。

 

新しい病院は、スポーツ外科もやっている最新医療を扱っている。

先生に、サイレントマニュピレーションという方法を勧められた。

この方法、簡単に言うと、麻酔を打って、痛みを感じなくした状態にして、強制的に肩を動かしてしまうというもの。

次の日には、肩が動くようになると言われた。

 

で、やってみることにした。

麻酔を打たれるのは、結構痛かった。

麻酔が効いてきたら、先生が、僕の肩を上にあげる。

バリバリバリバリって音がする。

また、肩を上にあげ、回したりした。

その都度、バリバリバリバリって音がする。

何回かこれをやると、音がしなくなった。

サイレントマニュピレーションの終了である。

 

サイレントマニュピレーションについては、以下のサイトの画像が解りやすいです。
五十肩の新しい治療法「サイレント・マニピュレーション」札幌市西区二十四軒「だい整形外科クリニック」 (daiseikei.com)

 

驚くことに、その日の夜には、肩が上がるようになった。

痛いと言えば痛いのだが、サイレントマニュピレーションを施術する前とは段違いだ。

本当にびっくりである。

ひどい五十肩に悩んでいる人は、チャレンジしてみてはどうだろう。

 

そして、リハビリがスタートした。

まずは、自分の力で肩をあげると、若干痛みを感じる。

施術師が、肩を回したり、もんでもらったりする。

すると、痛みが少なくなる。これは嬉しい。


ゴムを購入して、自宅でインナーマッスルを鍛えることにした。
胸郭出口症候群を発症しているわけではないが、五十肩のストレッチと肩をすくめるストレッチも再開することにした。

 

この後、週に1回くらいのペースで、約半年くらい通院することになった。

肩をあげると、若干痛みを感じるという状況が改善しない。

そろそろいいかなって思い、病院通いをやめることにした。

胸郭出口症候群についても発症せず、しびれを感じるようなことはなかった。

お金もかかるし、通院をやめることにした。

 

【第四段階 2022年】

2022年3月~2022年10月
人間は怠け者である。

五十肩の通院をやめてしまうと、自然と、ゴムを使ったインナーマッスルを鍛える運動も、肩をすくめるストレッチも辞めてしまった。

さて、その結果、どうなったか。

 

2022年秋。

テレビを見ながら肩をあげるストレッチをした。

そう言えば、肩の痛みがまったくない。

いつの間にやら、五十肩は完全に治ったようだ。

 

また、同じ時期、町内の清掃があって、テントとかゴミとか、かなり重いものを持ち上げた。

しかしながら、左腕はしびれていない。

試しに、肩を真上にあげると、血流が悪くなる。

当然だが、体形が大幅に変わったわけではないので、こうした症状は解消できない。

ただ、以前のように、腕が重くなったり、しびれが出るようなことはない。

というわけで、胸郭出口症候群も発症しなくなったようだ。

 

 

【まとめ】

胸郭出口症候群の治し方だが、これまでの経験を踏まえると、以下のようなことをすれば良いでしょう。

 

①医師の診断に基づき、自らが胸郭出口症候群であることを認識する。

②手のしびれを取るため、薬を飲んで、重い物を持たない。

手のしびれが取れたら、肩をすくめるストレッチをする。

④症状は落ち着くので、深刻に考えすぎない。


この経験談が、胸郭出口症候群を患っている人の参考になれば幸いです。