調査・検討のフォーマットがあればうまくいく | 技術士を目指す人の会

技術士を目指す人の会

勉学を通じて成長をナビゲートする講師。
2008年に技術士合格後、「技術士を目指す人の会」を立ち上げ、多数の技術士を輩出。自身も勉学ノウハウを活かして行政書士、世界史検定2級、電験三種に合格。

●コンサルティング

技術系のコンサルティングは、概ね、以下の3種類です。

①調査業務

②検討業務

③設計業務

調査は、地質調査、地形測量、耐震性の有無、データ収集等を行います。

検討は、計画の策定や対策の検討を行います。

設計は、図面作成、数量計算、積算を行います。

 

技術士は、コンサルティングの資格です。

このため、技術士試験でも、調査、検討、設計がクローズアップされます。

近年では、特に調査、検討の内容、手順、留意点について出題されることが多いです。

 

●フォーマット

フォーマットは書式、様式、仕様という意味です。

フォーマットに沿って文を書き込めば、適切な書類や資料を作成することができます。

言い方を変えれば、フォーマットは成功モデルです。

このためフォーマットを作ることができれば安泰です。

しかしながら、フォーマットを作るのは大変です。

 

技術士試験も同じです。

フォーマットがあれば、解答を作るのが楽です。

勉強する段階でフォーマットを作って、そのフォーマットに沿って、各テーマについて解答を作成すればいいわけです。

自分のフォーマットを完成させれば、もう合格は目の前です。

 

●調査・検討

調査・検討のフォーマットを作ってみました。

 

①基本情報の調査

②現状の把握(施設・水質の状態やトラブルの原因を調査する)

③目標の設定(計画策定の場合は向上に関する指標、トラブルの場合は正常化が目標になる)

④対策の検討(予防対策と軽減対策)

 

この4つのステップが調査・検討の基本となります。

このフォーマットに沿って、いくつかのテーマについて解答を作成すれば、応用が効きます。

来年の試験に向けて、勉強を始めるのであれば、自分の得意な分野について、上記4項目を作ってみてはどうでしょうか。