●エンジンを予備動作と捉える
エンジンについて、もう少し、違った見方をしたいと思います。
車であれば、エンジンをかけて、アクセルを踏むことで発進します。
前進するためには、その前に、エンジンをかける必要あるわけです。
エンジンをかけることを言い換えると、アクセルを踏む前の予備動作です。
何事も、前進するための予備動作が必要なんです。
つまり、「自分にエンジンをかけるのは自分自身」は、
何かをする前の予備動作を自分自身で用意するべき という意味になります。
何かの行動を促すためには、その予備動作に注意を払うべきです。
例えば、勉強であれば、予備動作として、机に着く前に、集中して勉強することを宣言することです。
例えば、勉強する前に、勉強と関係ないものを別の場所に移すことです。
例えば、勉強するための場所に移動することです。
要は勉強前の儀式です。
こんな風に、勉強自体をクローズアップするのではなく、その前段にある、予備動作に注目することも重要だと思います。
●エンジンを行動と捉える
これまでに、エンジンを「やる気」、「予備動作」という意味に解釈してきました。
最後は、エンジンを行動と捉えてみます。
ここで、相田みつをさんの書を見直して欲しいのですが、最初の部分に、「あのねぇ」って書いてあります。
「あのねぇ、行動するのは自分自身だからね」
こう言われたら、さっきとは、少し違います。
いろいろと不平不満があるかもしれないけど、まずは自分が行動することが大切であることを感じとれると思います。
この書に、「あのねぇ」というフレーズが存在するということは、エンジンをやる気と捉えるのではなく、エンジンを行動と捉えても、いいような気がするわけです。もちろん、作品をどう捉えるかは、見る側の自由なんでしょうね。
最後、
ちょっと、話がそれますが、今日、テレビで、南海キャンディーズの山ちゃんが、相方の静ちゃんが活躍する姿をみて、妬んでいた話をしていました。次のようなことを言ってました。
「人間、エンジン全開で動いているときは、他人に嫉妬する暇はない。嫉妬というのは、自分が頑張ってなくて、全然何もいていないから、湧き上がってくる思いで、エンジンを燃えつくすほどの妬みを、他人にぶつけているだけなんだ。エンジンというのは、他人への嫉妬のためではなく、自分か成長するために、動かすべきものなんだ。」
こう言いながら、最後に、山ちやんが、これまでしずちゃんに冷たい対応をしていたことを謝罪しました。そして、こんなにも冷たい対応をしていたのにも関わらず、しずちゃんが南海キャンディーズを解散しなかったことに感謝していました。
これを聞いて、しずちゃん泣いてましたね。
これには、僕も、泣いちゃいましたね。
それから、妬みの話、エンジンの話、とても胸にささりましたね。