●語彙力とは
語彙(ゴイ)は、デジタル大辞泉によると、以下のような意味になっています。
『ある言語、ある地域・分野、ある人、ある作品など、それぞれで使われる単語の総体』
語彙力(ゴイリョク)となる、使える語彙の多さとなるわけです。これをざっくりとした説明となると次のようになると思います。
『意味をちゃんと知った上で使うことのできる言葉の多さ』
●語彙力がその人の能力を決める
『その人の使える言葉が、その人の能力の限界』
これは何かの本で読んだ内容ですなんですが、言葉を理解できないと、その言葉で表現されたこと全てを理解できないわけです。専門用語、外国語、数式、シンボルであろうと、その言葉を使える範囲内でしか、自らの能力を発揮できない。
だから、自分の語彙力が、自分の発揮できる能力の限界になるわけです。
語彙力、重要ですね。
●語彙力をアップする方法
先日、『本当の語彙力がグングン伸びる本』を読みました。
語彙力というフレーズですが、書籍のタイトルや雑誌の特集で目にします。こうしたものの中でも、この本はいい本だと思います。
この本には語彙を増やす方法が書いてあります。
何をすればいいのか?
「書く」です。
新しい言葉を入手するためには、まずは、「読む」や「聞く」が必要です。
そして、その言葉を記憶に刻むためには、実際に使う必要があります。それが「書く」と「話す」です。
この書籍では「書く」ことを重視しています。
具体的には、一文日記を書くことを推奨しています。
一文日記を書く際のポイントは、①語彙力アップを意識すること、②出来事と心情をセットにして書くことです。
例えば、サッカーで日本がコロンビアに勝ちましたね。これは出来事です。
嬉しかったですよね。これが心情です。
出来事と心情をセットにすると、以下のようになります。
『日本がコロンビアに勝って、すごく嬉しかった。』
さすがに、こんな文章を毎日書いても語彙力は増えませんよね。
語彙を増やすことを意識しなければならないんです。
そこで、勝ったの部分、嬉しかったの部分を、別の言葉にします。例えば、次のような言葉です。
・勝利した
・白星発進した
・凱歌をあげた
・喜んだ
・ご機嫌だ
・歓喜の声を上げた
・感慨深い(4年前は惨敗してるだけに)
・感極まった
・雄叫びをあげた
ちょっと難しい言葉を思い出す。それをパソコンで検索して漢字、意味を調べる。出来事と心情がセットになるような言葉をチョイスする。
これを続けると語彙力はアップしますね。
さらに、こうした作業を続けていくと、言葉の微妙な違いに敏感になってきますね。
そうすると、言葉同士の相違点がわかるようになります。
語彙力アップに努める、これが文章力や説明力に繋がるわけです。
すぐに使える、一生使える! 「本当の語彙力」がグングン伸びる本 3,755円 Amazon |