2018年最初の本 | 新見一郎

新見一郎

勉学を通じて成長をナビゲートする講師。
2008年に技術士合格後、「技術士を目指す人の会」を立ち上げ、多数の技術士を輩出。自身も勉学ノウハウを活かして行政書士、世界史検定2級、電験三種に合格。

●2018年最初に読んだ本

今年、最初に読んだ本は、

『一瞬で心をつかむ できる人の文章術』

です。

 

この本、去年、古本屋で買ったものです。

今日の午後から読みはじめました。

読み進めていくうちに見え憶えのある内容が出てきました。

あれっ?って思い、バーコードのところ貼ってある値札をはがして、ブクログ(バーコードを読み込んで自分が読んだ本の一覧を作ることができるアプリ)で読み込む。

すると、案の定、既に読んでいました。

図書館で借りて読んだことのある本を、購入したというわけです。

 

一年の最初に読む本が再読です。

ちょっと微妙な気持ちになりました。

 

タイトルの「一瞬で心をつかむ」というフレーズに心をつかまれてしまいました(笑)

あとは、サブタイルになっているんですが、「たった15分10日間で上達!」というフレーズにも心をつかまれてしまいました。

本来、文章力は簡単には向上しないことは理解しているのですが、「早く、楽してできちゃう」って思うと、ついついその秘訣を知りたくなるんですよね。

 

 

●文章を書けない理由

この本の作者は、文章スクールの先生です。

作者はこの本の中で、文章を書けない人はどんな人か説明しています。

文章を書けるようになるためには、まず、文章を書けない人がやっていることを知る。

そして、その行動を避けた方がいいというわけです。

では、どんな人が文章を書くのが苦手なのか?

 

以下の3つのことをやっている人です。

①人の話を聞かない

②疑問を持っていない

③情報の整理をしていない

 

だから、この3つの避けることが、文章を書けるようになるための第一歩なんです。

 

まず、「①人の話を聞かない」についてです。

文章を作る目的は、相手に情報を伝えることです。

単なる情報ではなく、相手が欲する情報です。

相手が何を欲しているのか理解できなければ、当然、相手が欲する情報を含む文章を書くことはできません。

つまり、文章を書くことができない人は、人の話を聞いていないからなんですね。

 

自分の文章を読んでもらう前に、まずは、自分の話を聞いてもらう必要があります。

自分の話を聞いてもらう前に、まずは、人の話を聞く必要があります。

 

次に、「②疑問を持っていない」についてです。

文章を書けない人は、「何でなんだろう?」って疑問を持たずに、人の話を聞いたり、文書を読んだりしているそうです。

文章を書くという作業は、「考える」と「書く」という作業で構成されています。

「考える」という作業は、疑問を持つことによって、はじめて発生します。

つまり、何かに対して疑問を持つことができなければ、文章を書くことができないわけです。

本を読んだり、テレビを観たり、研修に行ったりしたとき、疑問を持つことが重要ですね。

 

最後に、「③情報を整理していない」についてです。

文章を書けな人は、情報自体を集めていないケースが多いようです。

まずは、書くべきネタを集める必要があります。

そして、集めたネタは、そのまま書いたらダメです。

適当に書き綴った文章は、読みにくいし、何を言いたいのかわかりません。

情報を整理する必要があります。

例えば、情報同士の共通点や相違点を探す。情報を時系列で並べる。原因と結果を繋げる。

こうした情報の整理をすることで、文章は見違えるほど読みやすくなります。

 

というわけで、文章を書けるようになるためには、以下の3つのことをやるべきですね。

①人の話を聞いたり読んだりして理解する

②コメントや文書に対して疑問を持つ

③情報を集めて整理をする

 

●1日15分10日間

冒頭でも書きましたが、この本ですが、図書館で借りて読んだことのあるものを、購入したものです。

この本、とてもいいことが書いてあるんで、再読する価値はあるのですが、我ながらドジな話です。

なぜ、こんなことが起こったのか?

本を読んだだけで実践していなかったからです。

反省ですね。

というわけで、この本に従って、明日から、10日間文章を書く練習をしてみたいと思います。