勉強のゲーム化 | 技術士を目指す人の会

技術士を目指す人の会

勉学を通じて成長をナビゲートする講師。
2008年に技術士合格後、「技術士を目指す人の会」を立ち上げ、多数の技術士を輩出。自身も勉学ノウハウを活かして行政書士、世界史検定2級、電験三種に合格。

勉強、できるだけ楽しくやりたいものです。

もちろん、勉強すること自体が楽しい、それが一番です。

そういう勉強も存在します。

でも、全部が全部、楽しい勉強になるわけではありません。

むしろ、必要にせまられて勉強するのが一般的で、勉強は楽しくないケースが多いでしょう。

 

そこで、重要になるのが、ゲーム化です。

勉強をゲーム化すれば、やるのが楽になります。

 

そんなわけで、ゲーム化について調べてみました。

 

ゲームは次の4つの条件を満足する必要があるそうです。

❶何をするべきか明確になっている。

❷自分がどうよう状態なのかすぐにわかる。

❸アクションに対してすぐに反応がある。

❹達成すると、ご褒美がもらえる。

 

例えば、野球のペナントレースで考えてみます。

次のとおりですね。

❶優勝(143試合して、できるだけ多くの試合に勝つ)

❷リーグ内の順位

❸試合に勝てば順位が変わる(1位とのゲーム差が出る)

❹優勝で年棒アップ

 

これを資格試験にあてはめると、次のようになります。

❶受験して合格する(ボーダーライン 60%)

❷問題集の何%が完了したのか進捗を見える化する。

❸問題集の解答を切り離して、すぐに正誤を確認できる状態にする。

❹有資格者になれる⇒収入につながる

 

こんな感じですね。

 

でも、これだけでは勉強のゲーム化は不十分です。

 

もう少し、考える必要があります。

 

まず、❶の部分。「何をするべきか明確になっている」です。

合格するべきなのはわかりますが、合格するためには、何をするべきかが不明確です。

この状態では勉強はしんどいです。

だから、例えば、5冊の問題集を完璧にするという風に、やるべきことを明確にする必要があります。

5冊で合格できるかどうかはわかりません。

ただ、目標を明確にすることが、勉強を進める上で重要なんです。

 

それと、❷の部分。「自分がどうよう状態なのかすぐにわかる」

自分がどうよう状態なのかすぐにわかるようにするためには、数値化する必要があります。

このため、5冊の問題集が何問あるのか、そして、それを何回解く必要があるのか明確にする必要があります。

例えば、1冊あたり100問、5冊解くなら、トータル500項目です。

そして、これを全て3回解くのであれば1500項目です。

さらに、苦手なところが全体の4割あって、それらについては6回解くのであれば、プラス600項目(=500×0.4×3回)。トータル2100項目です。

残された勉強期間が6か月であれば180日。

ノルマとしては、一日約12問(=2100÷180)です。

 

モチベーションの源は、❹のご褒美であることが多いですが、日々の鍛錬を継続させる上で重要なのは、❷の自分の状態確認です。

ゲームのように、自分のレベルを確認するのは難しいです。

だから、自分のノルマを明確にして、自分の進捗を可視化することが重要だと思います。

 

というわけで、勉強のゲーム化は次のようになりますね。

❶数冊の問題集を完璧にする

❷問題集の何%が完了したのか進捗を見える化する

❸問題集の解答を切り離して、すぐに正誤を確認できる状態にする

(単語カードに記憶するべきことを書くのも良策です)

❹日々のノルマ達成