デフレの正体~著:藻谷浩介~を読んで
デフレとは、物価の下落が長期間続く現象。
そもそも、なぜデフレが発生するのでしょうか?
景気が悪くなると国民の消費が低迷。
消費を促すため価格競争が発生。
物価が下がる。
生活必需品や土地の価格が下がり、労働者の賃金も下がる。
その一方で借金はそのまま。
これがさらなる景気悪化を生む。
最近、日本でデフレがありました。
ただし、この原因は景気悪化ではないのたそうです。
貿易黒字は常に発生していて、企業成績は良好だったようです。
なぜデフレが発生した?
作者は次のように言っています。
20~50代が高齢化して消費が減退。
少子化も相まって消費する世代が減少。
消費、つまり需要が低下したから、価格競争が発生し、物価が下がったのだと。
つまり、人口構造の変化が日本のデフレの正体なのです。
水道界で発生している水需要低迷は、節水機器の普及だけではなく、人口構造の変化を原因なんですね。
なるほどです。
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