勉強本を紹介「いつも目標達成している人の勉強術」:192冊目/200冊 | 技術士を目指す人の会

技術士を目指す人の会

勉学を通じて成長をナビゲートする講師。
2008年に技術士合格後、「技術士を目指す人の会」を立ち上げ、多数の技術士を輩出。自身も勉学ノウハウを活かして行政書士、世界史検定2級、電験三種に合格。

本日ご紹介する本はこちら。

 「いつも目標達成している人の勉強術
 
★具体的な勉強法

いつ?どこで?誰が?何をどうやって勉強する?なぜ勉強するべきか?どうやってモチベーション維持?

 
①When:勉強計画、時間管理、隙間時間、朝勉強、決まった時間に勉強する(例外を作らない)
 
②Whrere:飽き防止で場所を変える、他人の視線がある場所(電車、カフェ)
 
③Who:社会人
 
④What:資格、入試
 
⑤How:バランスが必要(合格力=勉強時間 × やり方 × やる気)、勉強時間を確保するため仕事の効率化を図る、一冊のテキストに情報を凝縮する、記憶法(寝る前に憶えて朝チェックする)、タイミングよく復習する、ノート術
 
⑥Why:できる人になるため
 
⑦モチベーション:中級レベルの問題を解く、10分だけでもいいから散歩する、伸び悩みを克服するためには勉強するのが一番、試験直前期は残された時間にあわせてやるべきことを減らしてしまう
 
★ちょっとした感想

この本には、一発合格にこだわるべきだと書いてあります。

その理由は、何度も受験をすると、①お金がかかるし、②社会人は勉強のために多くの時間を確保できないし、③早く合格した方が昇格できるし、④何度も受験しているとモチベーションが続かないからなのだそうです。

確かにそうです。一発合格するのがベストです。

事実、作者は様々な資格を取得していますが、全て一発合格です。

 

ただしね、作者のようにうまくはいきませんようには。

僕は技術士3回目、行政書士も3回目で合格しました。

一発合格なんて夢のまた夢です。

毎年、合格するつもりで勉強しましたよ。

毎年、がむしゃらに勉強しました。

毎年、合格するつもりで試験を受けました。

試験が終わった後は「あっ合格してる♪」って思っていました。

でも、結果は伴いません。

残念ながら不合格です。

 不合格の度、自分の無力感を味わうことになります。
僕は凡人なんですよ。

 

では、一発合格を諦めるべきか?

そうではありませんよ。

 

多くの人は僕と同じ凡人だと思います。

そして、凡人だからこそ、一発合格を目指してください。

 

なぜか?

天才は合格ラインギリギリの60点を目指して最小限の努力で60点をとれます。

しかし、凡人はそうはいきません。60点を目指すと2割減の48点になってしまいます。

残念ながら、それが現実です。

つまり、凡人は2割減ってもいいように、75点を目指す必要があるわけです。

 

だから、試験では一発合格を目指すべきです。本気でやるんです。

最初から、「今年はお試し受験、本番は来年だ」なんて気持ちでいると、不合格を重ね、4回以上受験すことになります。結局、諦めることになります。

 

一発合格できるかどうか、それは結果です。

結果は結果として、努力の過程で一発合格を目指して頑張るべきです。


自らが合格できることを信じて頑張る。例え、どんなに忙しくても、例え、どんなに期間が短くても、絶対に合格してやるって気持ちで受験する。

この全力を投じたプロセス、必ずやるんだという信念、そして不合格を味わっても合格できるんだという成果が、やればできるんだという自信に繋がります。

そうすれば、僕ら凡人も努力の過程で大きな成長を果たし、その結果、時間がかかったとしても、ちゃんと合格を引き寄せることがでるはずです。

さぁ、本気を出してください。

一発合格を目指して頑張りましょう。