バイオリンの構え方をマスターして、心動かす演奏をできるようになる方法 | バイオリン構えコーチがラクな身体の使い方と上手くなる心構えを教える実践講座

バイオリン構えコーチがラクな身体の使い方と上手くなる心構えを教える実践講座

構えを変えるだけで思った以上の演奏ができるようになる身体と心のレッスン。バイオリンを演奏していて気になること、練習してもうまくできないこと、レッスンで先生に聞きづらい素朴な疑問や相談しても解決できかった難問に寄り添います。

 

バイオリンの素敵な演奏を聴くと

深く心を動かされますよね。

 

いったいどんな構え方をしたら

あんな素敵な、心動かす演奏ができるのやら・・・

 

と思い悩んだまま

バイオリンを構えちゃダメですよ!!

 

 

バイオリンの構え方は

憧れと疑問がグチャまぜになった

迷いだらけの心で始めても

聴く人の心を動かす演奏にはなりません!

 

 

バイオリンの演奏というのは

楽器を構えるときの「心のありかた」が

そのまま音になってしまうものだからです。

 

 

では……

 

バイオリンが大好きすぎて、

先生みたいに心動かす演奏に憧れて、

夜も眠れないほど夢中になって、

悩みだらけで課題に取り組んでいる、

 

そんな私たちが

心動かす演奏をするには

どうしたら良いのでしょうか。

 

 

 

  結論「一つひとつの動作をハッキリ計画する」

 

バイオリンの構え専門家として

結論を先に言っておきます。


「一つひとつの動作をハッキリ計画する」

 

これが心動かす演奏を身につける、構え方の極意です。

 

 

 

  「音に心を込める」「一音入魂」って、具体的に何をすること?

 

 

ところで、

こんな言葉を聞いたことがあるでしょうか……

 

「音に心を込めなさい!」

「一音入魂だ!」

 

じつは、私はこういう言葉を

たくさん聞かされましたし、

その言葉を自分に言い聞かせることで

聴く人の心を動かす演奏ができた

つもりになっていました。

 

 

でも、

実際に自分が教える立場になったとき

何も理解していなかったと気づかされたのです。

 

 

私がまだ学生だった頃ですが、

こんなやりとりをしてしまいました……

 

「毎回新鮮な感動を生む演奏をしたいです。

 どうしたらいいですか?」

 

音に心を込めるんだよ」

 

「……えっ、それってどうやるんですか?」

 

「どうって……心を込めて演奏するんだよ」

 

 

ひどい受け答えですよね。

 

具体的なことは、

なにも答えていないのです。

納得してもらえないのも当たり前ですよね。

 

当時の私は正しく答えたつもりでしたから

どうしてわかってくれないのだろうかと

内心では逆ギレしてしまっていたのです。
 

 

でも、今ならハッキリと答えを言えます。

 

「音に心を込める」

「一音入魂」

 

とは、具体的に何をすることなのか。

 

 

「一つひとつの動作をハッキリ計画する」

 

これが答えです。


 

 

ここでいう

「一つひとつの動作」

というのは演奏するための

すべての動きのことです。

 

筋肉の活動をはじめとする

奏者である自分自身のすべての動きです。

 

 

 

大事なのでもう一度言います。

 

 

「一つひとつの動作をハッキリ計画する」

 

 

演奏のために行う動作は

一つ残らず計画してください。

 

 

 

  なぜ、演奏のための動作を計画するのか?

 

聴く人の心を動かす演奏をするには

演奏のための動作を一つひとつ計画しよう

という話をしてきました。


なぜ、計画が大事なのでしょうね。

 

わかりやすい例として

転勤などで新居に引っ越すことになった場合に

何を計画すればハッピーな新生活になるかを考えてみましょう。

 

・家はどれくらいの広さが欲しいか

・家のまわりには何があるといいか

・通勤の交通手段はどんな感じか

・家賃はいくらまでなら払うか

・通勤時間はどれくらい短いといいか

 

 

このほかにもきっと、

あなたにしかわからない

「新居への希望」もありますよね。

 

 

バイオリンの演奏も同じことなんです。

 

わかっていることは計画できますが、

わかっていないことは計画できないのです。

 

 

すべて計画できれば良いのですが

そう簡単には進みません。

 

実際に計画してみると

計画できないところも見つかります。

 

 

そんな時はどうしたら良いかというと……

 

喜びましょう!!!

 

なぜなら、

計画できずに何をしたら良いかわからないところこそ

レベルアップのために取り組むべき課題そのものだからです。

(あるいは、まったく無視していいどうでもいいことかもしれません!)

 

こうして、

演奏に必要な動作を

一つ残らず計画するんです。

 

 

これが「構え方」の本当の意味です。

 

 

 

  「計画通りに演奏して、本当に感動が生まれるのか」という疑問について

 

バイオリンの構え専門家として

大事なので何度でも言っておきますが……


心を動かす演奏をするには

楽器を扱う身体の動きを

一つひとつ言葉にできるくらい

ハッキリと計画をしてください。


でも、もしかしたら

ここまでの話を読んで

疑問に思ったかもしれません。

 


計画した通りに動くことで

感動を生む演奏が

本当にできるのか


 

心の動きを大切にする人ほど

そう疑ってしまうかも知れませんね。


 

たしかに

計画せずに感動を生む演奏をする

ということも可能です。

 

 

でも、あえて言いましょう。

 

そんな「計画なしの演奏」は

ハプニングまかせの演奏です。

実力で作る演奏ではありません。

 

 

偶然まかせの演奏をして

結果オーライの感動でよしとするのか

 

それとも

 

演奏のために計画を立てて

一瞬一瞬の音に責任を持って動き続け

どんな結果が出ても受け止めるのか

 

 

もしも、

このどちらかの演奏法をマスターできるなら

どちらをマスターしたいでしょうか・・・

 

 

 

構え方とは

奏者である自分自身の

考え方だけでなく

体の動き一つひとつにも

はっきりとした目的を持ちながら

行動を起こし続ける取り組みのことなんです。

 

 

 

  実践ワーク「ケースを開けるたびに、私にできること」

 

 

「感動を生むバイオリン演奏をするのに

 そういう取り組みかたがあったのか!」

 

「よし、さっそくひとつ実践してみよう!」

 

と、興味を持って決意することも

構え方の実践の第一歩となります。

 

 

 

こんど楽器ケースを開けるときにもできますよ。

 

 

 

♪やってみよう♪

「バイオリンを練習する

 時間ができてうれしい!」

 

「どんな音がするか

 聞いてみよう!」

 

……と思ってからケースを開けよう

 

 

 

こうして演奏に関わる動作を

一つ残らず自分で計画していきましょう。

 

 

 

バイオリンを演奏するための

体の使い方や構え方のトレーニングを通して

演奏を楽しむ力を日々磨いていくための方法は

 

 

 

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