左手首が痛いバイオリン奏者必見、構え方の見直しポイント3つ | バイオリン構えコーチがラクな身体の使い方と上手くなる心構えを教える実践講座

バイオリン構えコーチがラクな身体の使い方と上手くなる心構えを教える実践講座

構えを変えるだけで思った以上の演奏ができるようになる身体と心のレッスン。バイオリンを演奏していて気になること、練習してもうまくできないこと、レッスンで先生に聞きづらい素朴な疑問や相談しても解決できかった難問に寄り添います。

 

 

  バイオリンを弾く際の構え方で、
左手首の痛みを我慢していませんか?

 

バイオリンを弾く際の構え方で

左手首の痛みを我慢していませんか?

 

たとえば、

苦手なハイポジションの構え方を克服するために

音階練習を30分、1時間と続けていたら

左手首に痛みや違和感を感じたけど

「これくらいなら大したことないだろう」

って、練習をさらに30分、1時間と

延長してしまったとか……

 

一度や二度のことなら

痛みや違和感は回復してくれますが、

 

積み重なると

回復しづらくなって

ケガの元になってしまいます。

 

 

それだけじゃないです!

 

 

バイオリンがどんなに好きでも

体が痛くなる構え方を続けていたら

イヤになってしまいます……

 

 

そんなのツラすぎます

 

 

バイオリンを弾くなら

いつだって気持ちよく

いつまでも健康に楽しみたい!

 

 

とは言っても、

「痛みのない構え方なんて私には無理」

「このくらいの痛みは我慢しなきゃ」

と練習をつづけてしまう気持ちも

わかりすぎるくらいわかる気がします。

 


 

だって、

私の周りでも

先輩に相談したら

「バイオリンは長時間弾いたら

 誰だって左手首が痛くなるのは当たり前。

 慣れるしかないよ、ほら、練習しよう!」

なんて言われたとか

 

先生に相談してみたけど

「バイオリンを弾いていて

 左手首が痛くなったことなんてないから
 よくわからないよ、まいったなぁ……

 私の構え方を真似してもらえばいいんだけど。

 痛みの原因なら整形外科で診てもらったらどう?」

と言われてしまったとか

 

まるで

「バイオリンを演奏するには

 左手首の痛みを我慢しないといけない」

というのが常識みたい。

 

そんな常識に疑問を感じているのは

私だけなのでしょうか。

 

 

 

  バイオリンで左手首が痛くなるのは、構え方のせいです!

 

構えの専門家として

バイオリン教育界を革命するために

あえて言います!

 

 

「左手首が痛いのは、構え方のせいです!」

 

 

これが今日の結論です。

でも、安心してください……

痛みのない構え方は誰でもマスターできますから!

 

 

 

というわけで、今回は

左手首が痛いバイオリン奏者が

構え方を見直すときに

具体的になにをしたらいいのか

について書いていきます。

 

 

 

  左手首が痛くなる原因は「無理な動き」です

 

解決策を紹介する前に、

左手首が痛くなる原因について

書いていきます。

 

 

左手首が痛くなる原因は、

無理な動きをするからです。

 

 

私たちの体は

無理な動きをすると

痛みが出るようになっています。

 

手首も同じ。

 

痛みが出た状態で動き続けようとすると

痛みをかばおうとします。

 

痛みをかばうというのは

痛みが出る動きを減らして

その代わりになるような動きを

無理やり作りだすということ。

 

つまり、

本当はしなくていいはずの動きをするので

無理な動きが増えて痛みがますますひどくなっていきます。

 

 

こうして《無理な動きと痛みの悪循環》が起こります。

 

 

というわけで、

痛みを消すには

一番最初に痛みを作っている

無理な動きをなくすことが大事です。

 

 

そのためにはどうするかというと、

演奏するときの《本当に必要な動き》を理解して

その通りに動けるようになることです。

 

そうすると、

無理な動きがなくなり

痛みの原因を解消できます。

 

 

 

  構え方の見直しポイント3つ:左手首が痛いバイオリン奏者編

 

バイオリン奏者が左手首の無理な動きをやめるには

演奏するときに《本当に必要な動き》を理解していくことが大切です。

 

 

左手首が痛いバイオリン奏者の場合は

構え方の見直しポイントが3つあります。

 

 

1.手首の仕組みを知る

2.力加減を知る

3.何度も試す

 

 

一つずつわかるように説明していきます。

 

 

 

1.手首の仕組みを知る

 

 

左手首が痛いバイオリン奏者に必ず知って欲しい

手首の仕組みのキーワードはたったひとつ。

 

「関節」です。

 

関節というのは

骨と骨のつながっているところです。

 

これだけ覚えておいてください。

・手首から先には骨が20個以上隠れている

 

その20個以上ある骨を動かすために

筋肉もたくさんあります。

 

ご自身の手を触りながら

手を動かしてみてください。

 

そうすると、

今ここに書いてあることが

少しでも実感できるはず。

 

 

 

2.力加減を知る

 

 

左手首が痛いバイオリン奏者に必ず知って欲しい

力加減は3つあります。

 

力加減とは、力を強くしたり弱くしたりして調節することです。

 

・指を曲げる力の加減

・曲げた指を伸ばす力の加減

・指どうしを近づける、遠ざける力の加減

 

これを、全部の指に対して

色々な組み合わせの力加減を試してみてください。

 

そのとき、

強い力は出さなくていいです。

力加減の調節を、

どれくらい細かく変化させられるか

ということをやってみてください。

 

初めは、

・力をいれる

・力を抜く

という2段階の力加減でいいです。

 

それができたら、

・ピアニッシモ

・ピアノ

・フォルテ

・フォルテシモ

という4段階に増やして、

それができたら

さらに細かい力加減にも挑戦してみてください。

 

 

くれぐれも言いますが

強い力を出すのではなく

力加減の調節を細かくしてくださいね。

 

 

 

3.何度も試す

 

 

とにかく、何度も試してください。

 

これは説明不要かもしれませんが

あえて言いましょう……

 

 

「飽きるまでやってください」

 

 

安心してください。

飽きたらやめていいってことですから!

 

 

真面目に説明しておきますね……

 

手首の仕組みを学ぶには

実際に自分で見て、触って、動かす。

また見て、触って、動かす。

これの繰り返しです。

 

 

繰り返しやっていると

バイオリンを持つときにも

弦を押さえるときにも

指板の上でポジション移動するときにも

 

「なるほど、私は、

 私の左手首をこうやって動かしていたのか!」

 

「こうやって動かすと

 疲れ具合が違うみたいだ!」

 

と、自分の手首を動かしながら

リアルタイムに自分全体の観察と分析もできるようになります。

 

 

これができるようになると

練習でも本番でも

冷静なのに創造力が燃え上がる

という不思議な感覚に包まれます。

 

そういう境地で演奏を楽しめるようになりますから

だまされたと思って何度も試してください。

 

 

  まとめ

 

 

いかがでしょうか。

 

左手首が痛いバイオリン奏者に必ず見直してほしい

構え方3つのポイントをご紹介しました。

 

 

 

繰り返しになりますが

大事なのでもう一度言います!

 

 

「身体が痛いのは、構え方のせいです!」

「でも、安心してください……

 痛みのない構え方は誰でもマスターできますから!」

 

 

 

今回ご紹介した

「構え方3つの見直しポイント」

を普段の練習から試してみてください。

 

 

 

バイオリンの構え方を見直すことで

諦めていたような演奏のお悩みを

解消することもできます。

 

 

バイオリンを演奏するための

体の使い方や構え方のトレーニングを通して

演奏を楽しむ力を日々磨いていくための方法は

 

 

 

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