花火か爆弾か
大晦日の夜
ドイツでは花火をあげるのが
習慣なんだそうです。
ロケットのような花火や槍型の
素人が扱って大丈夫なのか?と不安になるような
でっかい花火が年末に飛ぶように売れます
大晦日のスーパーでも小学生くらいの子供や
若い男性なんかがうれしそうに小脇に抱えて
出てくるのが私としては火事になりやしないだろうか?
不注意に人に向けたりしないだろうか?と心配してしまいます
日本でなら確実に規制されてしまいそうなほど
大量に買う姿が目撃されました。
その多くは0時ちょうどに一斉にあげるものですが
大晦日はやんちゃな素人花火師が
昼間でもどこかしこでパーーーン!!とか
ドーーーン!!とかすごい数をあげています
夜になるともうそんな人達の独壇場
ひっきりなしとはまさにこの事!
5分と間をあけずに鳴り響き戦後生まれの私でも
爆弾が落ちたか空襲か!!と思うほどすごい音です
窓にたまに写る火花にみとれたり
音におびえたりしながら
おせち料理の支度をしました。
写真はブランデンブルグ門で
年越しライブとでも言うのか特設ステージで
ドイツの歌手が歌っている様子を
テレビで生放送していました
60秒前から時計が出てちょっと○HK風
上の写真は17秒前
あと1秒で2009年も最後です
日本とベルリンは約8時間の時差なので
この頃は日本じゃ元旦の朝8時で世のお母さん達は
お雑煮やお重の支度をし始めている頃
写真で0時ぴったりを撮りたかったのが焦って1秒前!
年始の瞬間もカメラ越しのテレビ画像です・・。
とかなんとかしているうちに
ベルリンの2010年が明けました
Ein gutes neues Jahr !!
素敵な新年をお過ごしください!!
大晦日
みなさま
明けましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくおねがいいたします◎
海外で初めての年越しは
また日本とは感覚が違って面白い体験でした
まずは大晦日の様子から
写真は大晦日にイソイソと
アジア食品のお店で買ったソバで
年越しソバを作って食べました
不格好にも人参で飾り切りに挑戦!
なんとか日本の年越しソバを再現
私は関西の生まれなのでツユは白いダシに
菜っ葉とかまぼこが乗っていたと思うのですが
かまぼこは残念ながら無いので
ネギにほうれん草と小エビを天ぷらにして
年越し天ソバにしてみました。
アジア食品店では韓国産の
乾燥昆布が約300円くらいで売っていたので
ダシや昆布巻きに使う用に買いました。
日本の北海道産とまでは言いませんが
けっこういいダシがとれました
これにいりこダシを合わせて
煮物やお雑煮用にダシを大量に作り置きしました
ダシに使った昆布は粘りがすごかったので
メカブみたいに細かく切って塩付けにして
メカブごはんに再利用!
2009年の大晦日はこうして
おせちの下ごしらえと大掃除をバタバタと済ませ
足りない食材の買い出しにも行き
駆け足ですがそれなりに大晦日らしい忙しさでした
実は去年の今頃
私は某百貨店に勤めていて
年末は大晦日から年始は5日まで
6日間ずっとお休みがありませんでした
なので2008年から2009年にかけては
年末気分やお正月がサラッと過ぎ去って行き
それこそセールで大忙しのバタバタした
年初めでしたが今年は落ち着いて過ごせました
今までは親に任せっぱなしだった
年末のおせち料理作りやソバも
ベルリンにて初めて自分で作れたのも
異国に居るからであって
日本にいればきっと夫と自分の両実家で
ささやかながらごちそうにあずかっていた事と思います
食材も日本とは違い不便ではありますが
せっかく時間もあるのでおせち料理に挑戦してみました
昨日長くドイツに住む方の話を
ネットで拝見していて、その中に興味深い話がありました
ドイツにはトルコ人が多く住んでいるのですが
(古くは出稼ぎ移住の名残りで)
そのドイツに住むトルコ人の多くは
本国のトルコ人よりもはるかにイスラムの教えや
古くからのしきたりを守る人が多く
女性は頭をケープで覆う出で立ちはもちろん
古い考え方が根付いているようで
本国のトルコでは逆にその教えやしきたりが薄れているそうです
(簡単に中略しましたが)
それが今のトルコ人の現状なんだそうです。
移民であるがゆえ
本国を想う気持ちが募り習慣が異国でも続くように
本国のしきたりや文化をいつまでも守ろうと
努力するのではないでしょうか
今の自分は教えを守るとかではありませんが
日本ならではの習慣は異国にいてこそ
恋しく募るものだと同感した次第です
もし自分が今、日本に居れば逆に新しさや変化に流れて
ここまで日本料理を再現しようとは思わなかっただろうと思います。
ご自由に
これは昨日夫が
銀行でもらって来たクッキーです
以前こちらで口座を開設した
ベルリナーシュパーカッセで
月末の家賃振込をしに行った際
振込用紙を記入するテーブルの上に
無造作に置かれていたそうです
袋には『ベルリナーシュパーカッセ』と銀行名入りで
『クッキーをあなたに』と書いてあります
(単純に読むと)
ご自由にどうぞお持ち帰りください的な
銀行からのちょっとしたクリスマスプレゼントだったのでしょう
パッケージもここの銀行のイメージカラーである
お馴染みの赤い袋にシンプルな雪柄でかわいいです
クッキーはマジパンを焼いたような
こちらによくあるタイプのすごく甘くて安いクッキーですが
タダで自由にもらえるならありがたいものです
それと以前口座の開設時にもらった
シュパーカッセグッズである赤いエコバッグを
街中でおじさまがぶら下げているのをここ最近何度か見ました。
それがものすごく赤くて目立つので遠くからでも
ベルリナーシュパーカッセの口座を持っている人だとすぐにわかります
これはベルリンの人にとってはどうってことない光景かもしれませんが
赤いバッグが雪の白い風景にキレイに映えていた事が原因でもありますが
おじさんと赤いバッグがごく自然で気取ってなくておしゃれに見えました
欧米人と欧米風景のマッチングは無理せず自然なほど格好がつきます
ただスーパーへ行く途中かなにかで
ぼーっとトラムを待っていた普通のおじさんですが・・。
パッケージ
これはどこのスーパーでも
よく見かけるチョコレート菓子です
右はチョコとヘーゼルナッツに
ミルククリームをウェハース生地で挟んだもの
Knoppers 8個セット
左は生のミルククリームを最中生地で包み
そのまわりをチョコとヘーゼルナッツで
コーティングしたもの
これは冷蔵棚に置いてあります
Kinder MAXIKING3個セット
このタイプの大きさのチョコ菓子は
おやつにちょうど良くて小分けもありますが
いつもパックになってる分を買います
裏面の赤い矢印を指すままに
引っ張ると簡単に開きます
この一見アイスバーのような
お菓子はミルククリームが新鮮な
生菓子なんですがケーキと駄菓子の間のような
なんとも不思議なお菓子です
中にヘーゼルナッツクリームが入っていてトロけます
日本によくある生クリームケーキが
ベルリンにはほとんどないので
なんか贅沢した気分になれるお菓子でもあります
3個パックでKnoppers8個セットと
同じくらいの値段ですし・・。
Kinderとはご存知の通り子供を意味し
このメーカーはチョコエッグでも有名な
子供が大好きなチョコレート専門のメーカーです
この生菓子チョコは他にも色々種類がありますが
なかでもこのヘーゼルナッツタイプは食感が良くて好きです
この二種類のお菓子
メーカーは全然違うのですが
共通しているのがヘーゼルナッツである事と
どちらもセットパックである事です
まずナッツと言えば日本ではピーナッツですが
ドイツではほとんどがヘーゼルナッツをさします
ヘーゼルナッツはドイツではとてもポピュラーで
よく野菜売り場に殻のまま売っています
加工商品にもただNUTと書いてあればだいたい
ヘーゼルナッツと思うようにしてます
日本にもあるヌッテラとゆう
パンにつけて食べるヘーゼルナッツチョコクリームも
ドイツではかなりの頻度で食卓にあがるようですし
クレープ屋さんでは堂々とヌッテラの瓶をディスプレイ
日本ではあり得ないですがメニューにもそのままヌッテラと書いてます
得体が知れちゃってるのにそれがかなりの売れ筋メニューで
ヘーゼルナッツチョコの人気ぶりがうかがえます
本来このヌッテラの生まれはイタリアですが
『パンやクレープにはヌッテラ』と
ドイツでも完全に定番化しています
二つ目は最初の写真にもあるように
簡単かつエコなセットの形です
単純にシールでまとめているいるだけなんですが
日本でセットといえば袋や
紙箱にまとめるのが主流ですが
ここではシールで裏表を留めるだけです
簡易包装ですしなによりもシールでかためる事で
幾分強度も増します
シールには小さく切り目が入っていて
1つずつミシン目にそって
お菓子を取ることができるのです
シールを少しずつ剥がしていってもいいのですが
裏表剥がさないといけないし面倒なんで
シールが付いてる面の上下にある袋の端を持って
引っ張ればミシン目にそって簡単に外せます
写真はそのはがれた一個分のシールです
よく見るとシール自体を雑に張ってしまっても
大丈夫なように一個分の切れ目が3本入ってます
これで全く外せないとゆうことはないですね
簡単な中にも工夫がされています
面倒くさがりと大雑把な性格が
このデザインを生んだのでしょうか?
どちらも持ち合わせている私からすれば
便利なパッケージです。
ブロート
ドイツで美味しいもの!
たくさんあるなかで日本人の舌にも
比較的合うものといえばパン=ブロートでしょう。
いわゆるハード系の多くは
大きくてだ円形をしたタイプ
見た目には卵やバターをたっぷり使ったような
フワフワさはありませんが麦の香りが凝縮された
噛む程に甘みが出る素朴なパンです。
なかでもさすが!と思ったのは
庶民的なスーパーのパン売り場に
自動パン焼きオーブンが設置されていて
店内に香ばしい香りを漂わせているのです
これはあくまで店内の一角に
小さなパン屋があるわけではなく
市販の袋入りパン売り場にドドンと
業務用の機械が鎮座しているのです。
焼き上がったらスーパーの店員が
パン売り場に設置された鉄カゴの棚に放り込み
お客はそれをセルフで袋に詰めてレジへ
まるで無人のパン屋です
タイミングが良ければ焼きたてが買えますし
なによりも他の買い物とレジが同じで便利です
パンのタネは冷凍の成型済みパン生地をオーブンに入れるだけ!
焼き上がりも全て自動で店員も焼き上がるまでは
店内の品出しをしたりパンに掛っきりにはならなくて合理的
ただし日本によくある
デニッシュ系やおかずパンは大きなデパートの
パティスリーかパン専門店にしかありませんし
専門店でもおかずパンもほとんどはハムチーズのサンドばかりで
当然ながらクリームパンやカレーパンなんかはありません
そのかわりシンプルなパンの
美味しさはさすがなものです
スーパーのパンでもそこそこ美味しくて
ハード系パン好きにはたまらない環境でしょう
私は色んなパンが好きなので
ハード系も大好きですが
白バゲットやフルーツデニッシュ
ジャンクな焼きそばパンにきんぴら入りや
卵マヨベーコンなんてのも好きなので
毎日ハード系パンはつらいものがあるのですが
たまに食べるぶんには最高に美味しいと思います。
写真のパンは
アレキサンダープラッツの
クリスマスマーケットの屋台で焼きたてを購入
(クリスマスは終わりましたがマーケットの中には
年始までやってる所があります)
この日は12/27日曜日
デパートもスーパーもまだお休み
マーケットではホットドッグやごはん屋台が多くて
晩ご飯をここですませる事もできます
ここのマーケットではパンやチーズなんかが買えるので便利
家に帰る道中トラムの中で良い香りが漂いました。
手前のが細かいブタベーコン入りで
奥が結晶の塩とハーブがかかったタイプ
焼きたてでまだフカフカのままを頂きました
ドイツパンは冷めても麦の香りが強く美味しいですが
やはり焼きたては素晴らしいです!
(ノーカット約30㎝2本で4€)
やはりドイツパンにはチーズ☆
黄金比なみのフォルムにして定番のセットです。
イメージは「ハウルの動く城」で
ソフィがカブと出会う前に荒れ地で食べた
あのパンとチーズです。