U活 | ぼくは占い師じゃない

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易のブログ……だったのですが、最近は白橋 升としての創作活動「遊星出版」の話題や日常雑記を綴っています。遊星出版のサイト(Googlesite)で作品を紹介しています。活動や作品の紹介はこちら(遊星出版公式サイト)→https://sites.google.com/view/yuusei-press

「採U記」
日下慶太
ケンエレブックス、2025

☆

推活、婚活、妊活、終(就)活……
なんでもかんでもカツカツつく活動が流行る。

でも「U活」というのは初めて聞いた。

 

著者の造語なのかもしれない。

UFOとコンタクトする活動だ。

いつもの古本じゃなしに、ちゃんと近所の書店で買った本。


UFOの姿を写真に収めようと全国を旅して回る著者のロード・ストーリーだ。

 

結構おもしろかった。

おもしろいと同時に、実際にすごいUFOの写真が撮れたか撮れないかよりも、著者の誠実さというか、素直さ正直さに好感が持てた。

 

わからないことはわからないのだから、知っている人に教えてもらうか、きけばいい。

 

知ったかぶりしない。

 

変にオカルト、スピずれしていない。そんなところもよかった。


熊もコワいし、山の闇だってコワい。

 

どんなに田舎であろうと、ぼくらは灯りのあるところに慣れすぎている。町のネズミなのでたいした経験はないが、月のない山の夜は、自分の手が見えないくらい真っ暗なのである。

40過ぎていれば若いとはいえないかもしれないが、ぼくからすれば著者はだんぜん若い。

 

こういう体当たり的な活動をするエネルギーはもう残っていないが、小学生から中学の頃は空前の、いわゆるオカルトブームで、学校ではUFOの話などは普通の話題だった。

☆

小学校の頃、友達と一緒にUFOを呼ぼうとしたことがある。

とあるマンションの屋上で、「金星のダニエル機長」さんに、大真面目に「テレパシー」を送った。「ダニエル機長」さんがどこのなにものなのかは覚えていないが、多分雑誌か何かで聞きかじった情報だったのだろう。

近視のぼくより目がいい友達は、見えた見えたといっていたが、ぼくにはわからなかった。その屋上に手すりはなかった。ちょっと踏み外したら地面に真っ逆さまの所を「テレパシー」を送りながら歩いた。

ママさんたちをむやみに心配させる気はないが、どんなにおとなしそうに見えても男の子というものは、あの時ちょっと何かがちがっていたら死んでたかもな……ということのひとつやふたつ、たいていやらかしている。

 

うちの子はそんなことはない?

 

いいえ。

 

子供だってバカじゃない。

怒られるからいわないだけですよ。

☆

UFO見たのか見ないのか。

今となっては夢の記憶だったのか、現実の記憶だったのかはっきりしないが(昔からあんまり区別してない)、どんより曇った弱い雨模様のある日、学校からの暗い帰り道で、畑の向こうの黒々とした雑木林の中から、小さなオレンジ色の光点がシュッ! とわずかに蛇行しながら、まっすぐに暗い空へと駆け上って行ったのを見た記憶がある。

ほんの一瞬のことだ。



 

遠くで雷が鳴っていた記憶があるので、たぶん夏の頃だったのだろう。


当時は通学路に普通に野犬(ノラ犬)がいて、場合によっては数匹、輪になってたむろしていた。帰り道はコワかった。奴等はこちらが子供とみれば、向かってくるのである。

UFOの目撃情報があった場所にも、UFOを一緒に呼んだ友達と行った。

 

定期購読こそしていなかったが、「UFOと宇宙」は就職する前まで時々買っていた。

なんだ。

昔はぼくもやってたんだな。

 

U活。