超過 | ぼくは占い師じゃない

ぼくは占い師じゃない

易のブログ……だったのですが、最近は白橋 升としての創作活動「遊星出版」の話題や日常雑記を綴っています。遊星出版のサイト(Googlesite)で作品を紹介しています。活動や作品の紹介はこちら(遊星出版公式サイト)→https://sites.google.com/view/yuusei-press

少し行き過ぎ。

   ☆

少しの行き過ぎである。

まだ取り返しがつく。
 

卦辞では「可小事、不可大事(小事には良く大事にはNG)」とある。「飛鳥遺之音……」と続く。飛鳥というのは全体の[象|かたち]から。初、二の陰爻と五と上の陰爻が翼、三と四の陽爻が胴体。これを飛び去って往く鳥の姿と観る。

♪ さ~っと飛び越す~飛鳥の翼

 

スキーの歌だ。ただし、調子に乗ってばかりもいられない。卦辞はさらに「……不宜上、宜下(上はよろしくない。下はよろしい)」と続き、これ以上高く飛んではだめだという。

この卦はまた、大きな坎の象でもあって、困難の中にいる、低いところへ下る等々、万事控えめにという意味に通じる。前回の誠心(中孚)とは逆に、互いが背き合って(口が上と下を向いて背中合わせの象と観る)和合しないともとれる。

卦辞で「大吉」(大いに吉)とあるのは、「宜下」、下ることができればという条件付きだ。これが本格的に行き過ぎてしまうと、よく対比して説明される第二十八卦「重荷」(大過)になってしまう。こうなると、内に抱えている陽が多すぎて歯止めが効かなくなる。

 

取り返しがつかない。
コースアウトなバックカントリーに迷い込む前に手を打とう。