従順 | ぼくは占い師じゃない

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易のブログ……だったのですが、最近は白橋 升としての創作活動「遊星出版」の話題や日常雑記を綴っています。遊星出版のサイト(Googlesite)で作品を紹介しています。活動や作品の紹介はこちら(遊星出版公式サイト)→https://sites.google.com/view/yuusei-press

風。
伏入。情報。
命令を下す。
命令に従う。

   ☆

辞書を引いてみたが「伏入」という熟語はなさそうだ。
でも雰囲気はたぶんこんな感じ。

窓は閉めてあるはずなのに風が吹いたような気がして、ドアの下の隙間を見ると、白い封筒が差し入れられている。
風の便り。
微かに聞こえてくる言葉。
風に乗って届けられる情報。
そっと「伏入」される。

風のもうひとつの側面は、上から威圧的に吹き下ろす風である。
津々浦々に響き渡る命令。律。
お上のお達し。税金上げます。よろしくね。
業務命令。お前、明日から支店勤務な。
そういう[風|かぜ]に「伏」する。

重なったふたつの巽卦は風(伏)のそんなふたつの側面ともとれるし、再三にわたる風の便り、または上意下達的な命令ともとれる。
従順というのは、命令に伏するというイメージから持ってきた言葉。
それがいいことなのか悪いことなのかは、何に、どういう[腹|つもり]で従うのかによる。
伏という字もおもしろい。
人べんにイヌ。

「シロっ、伏せ!」

シロだって意志がある。
必ずしも伏せるとは限らない。
伏せたとしても……
面従腹背なんて言葉もありますからね。