反目 | ぼくは占い師じゃない

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易のブログ……だったのですが、最近は白橋 升としての創作活動「遊星出版」の話題や日常雑記を綴っています。遊星出版のサイト(Googlesite)で作品を紹介しています。活動や作品の紹介はこちら(遊星出版公式サイト)→https://sites.google.com/view/yuusei-press

背く、敵対する。
   ☆

時代はわからない。
場所もわからない。

泥まみれの家畜や、幽鬼を満載した荷車が目前を通り過ぎていく。
不穏な気配に、あなたは思わず矢を射かけようとするが、ふと思いとどまる。
番えた矢を緩め、あなたは思う。
これらは本当に自分に害を為そうとしているのか。

この卦の上爻辞は、全経文の中で最も奇怪であると言われる。

爻は陰陽に一対一に対応した記号だが、この記号が重なると、四象、八卦、大成卦という象徴になる。

象徴は多義的であり、占った時の時代、状況、占者や相談者が置かれた文化や立場、性別、年齢、経験、記憶等々……の文脈により意味は変わる。

そんなわけで、易卦すべてに言えることだが、たとえばこの、仮に、「反目」とした大成卦にしても、「反目」というそのままを通り一遍に解釈することはできない。

解釈を人まかせにしてはいけない。
あなたが占って得た大成卦は、あなたにしか解釈できない。
あなたが見た夢は、あなたにしか解釈できないのと同じことである。