ZIA、無限を描く | ぼくは占い師じゃない

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易経という中国の古典、ウラナイの書を使いやすく再解釈して私家版・易経をつくろう! というブログ……だったんですが、最近はネタ切れで迷走中。

ZIAは、Zentangle Inspierd Artの略です。
ゼンタングルというのを始めました……
というのは、「ゼンタングル!」の記事に書いたとおりです。

ところで、易のシンボル(卦)には64種類あってその64のパターンで森羅万象をあらわすということになっています。

明示的にどこかにそう書いてあるわけではないけれど、そうでなければ人事百般を占うことはできません。
森羅万象、人事百般は実際には有限多ですが日常感覚的にはまあまあ「無限」といっていいのではないかと。

64卦は見るからに有限で、相手にしているものは「無限」。
有限のシンボル・セットで無限をいかにしてとりあつかうのか。

ミルフィーユのように薄皮が無限に重なったトーラスをさしつらぬく爪楊枝がひとつの易の卦のようなものですよ……というのは後天動因図の話ですが(前回記事参照)、いまひとつピンとこないたとえです。
あいすみません。

こんなたとえはどうでしょう。

描いたのはこの9cm四方くらいのゼンタングルです。
この単位を64卦のシンボル・セットとかんがえる。

units


一枚描いたゼンタングルをスキャンして、コピーをタイルのように並べていくと……

hebi

maru

いろんなパターンができる。
これが無限。

易の有限のパターンはこんなふうにして「無限」をとらえるインデックスのように働くのではないか……

そんなお話でした。

ゼンタングルに描いたパターンはオリジナルではなくて、公園で下を向いて歩いていたときに見つけたパターンです。

park


上を向いてあるこうという歌がありますが、下を向いてあるくとたまにはこんなこともあります。
いいこともまれにあります。
一円玉を拾うとか。

でも安全のためには前を向いて歩いた方がいいと思います。

ではまた。