こんなブログを書いていたら、
「『易システム』とやらを教えろ!」
と、おっしゃっていただける方が、
三人にもなってしまって……
イヤー、まいったまいった!
というのは、大ウソ。
こちらから頼み込んで、
ムリヤリ聴いてもらっているのが、ホントー。
三人様とは言っても、
うち一人はサクラだから実質お二方。
とはいえ、
こんな自分のハナシを
聴いていただける人がいらっしゃるなんて、
アリガタイのである。
世の中捨てたモンじゃないんである。
そんなわけで月一回くらいのペースで、
これといって先も決めず、
お話させていただいているのだけど、
いつもぼくのつまんない話じゃ退屈だろうから、
なんかやっぱり、
おもしろいゲームみたいなのもやってみましょうか、
ということで、その「ゲーム」をやってみたら、
思いのほかおもしろかった。
【さて、向かいのマンションの向こう側にはなにがある?】
Baby-Holga 110-ISO100 晴天・屋外
易でやるゲームといえば射覆が定番である。
「セキフ」と読むが、
出題者があるものを隠した状態で回答者に見せる。
回答者はやおら卦をたてて、そのものがなにか当てる。
ちょっとしたお遊び・トレーニングなんだけど、
出題者の趣味関連のものとか、その時節の旬のものなどが
ターゲットになることが多かったようだ。
酒好きな人は、後でイッパイ飲ろうと思って
酒を持ってきたりして。
「あ~、それ、iching君が持ってきたんだろ、酒だ、酒」
「その包みのカッコ見た時点でバレバレだよな」
てな感じで、
卦をたてるまでもなく当てられてしまう。
まあ、完全にノーヒントではないのである。
では!
というわけで、ターゲットを
銘柄とか、産地とか、精米度にする……と、
これはかなり上級者向けになったりして。
ナカナカ趣があってよさそうだな~
こんどやってみよう……。
じゃなくて、ええと、
やったのは、昔ながらの射覆ではなくて、
リモートビューイング(RV;遠隔透視)の、
易システム版のようなもの。
RVは冷戦時代の忘れ形見のテクノロジーだが、
本チャンでは、緯度経度を指定して、
実際の場所を「観る」ものらしい。
テイサツするんである。
ブッソウなのである。
トレーニングでは封筒に入った、
実際にある「場所」の写真をターゲットにして、
そこを「観る」。
RVでは、イデオグラムと呼ばれる、
文字とも図形ともつかない筆記からスタートし、
それを一種の「焦点」として、
一定の手順でイデオグラムを展開。
コトバ、スケッチ、文章にしていく。
つまりそれらのスケッチや文章が回答になる。
ぼくらは、イデオグラムを描くステップで卦を立て、
すばやくメモった得卦のメモを「焦点」にし、
以降はRVの手法を独自にアレンジした手順でやってみた。
ダメでモトモト勝ちゃモーケ、といった感じではじめたのだが……
これがなんと、ひょっとしたら「失敗」ってのはないんじゃないか、
と思うくらいのオドロキモモノキの結果。
100%とはいかないが、初めてでもかなりの部分が「観える」のである。
しかも、ほとんどノーヒントといっていい。
もちろん誰も、そんな「透視」の訓練を受けたことはない。
易システムやRVのメソッドがすぐれている、
ということもあるのだろうが、
人間が本来持っている潜在能力
といったほうがいいかもしれない。
だれにでもできるのである。
ビョンドシーカー。
「向こう側」を熱心にみつめるもの。
リモートビュアーというより、
なんだかこっちのほうがしっくりくるような気もする。
英語のニュアンスはわからないけど。
さて、
あなたの目の前に広がる地平線の向こうには、
なにがあるのだろう。