記録すること | ぼくは占い師じゃない

ぼくは占い師じゃない

易経という中国の古典、ウラナイの書を使いやすく再解釈して私家版・易経をつくろう! というブログ……だったんですが、最近はネタ切れで迷走中。


もし、この易システムを気に入っていただけて、
ちょっと使ってみようカナ……
とお考えになるのであれば、
自分で占った判断はログっておくといいと思います。

記録する項目としては、まあ、自由なんですけど、

一般的には、

・日時
・問いの内容
・出た卦(得卦といいます)
・各得卦における解釈

といったところでしょうか。
後日、結果がわかれば、

・結果と考察

を加えるといいでしょう。
あとは、問いに関連する事項で重要なものがあれば
ひかえておくといいと思います。

八卦リスト
(2005年03月23日【八卦をつかって占う:準備編】を参照してください)
のページも別に用意して、システムを利用しながら、
ご自分なりの意味を追加して、
オリジナルの「意味リスト」をつくっていくと、なお、
ご自分に合ったシステムになっていくでしょう。

とまあ、ここまでは、
教科書的な説明なんですけど、
なんていうか、全部きっちり書くのは、
ケッコウ面倒くさいときもあるわけです。
そんなときは、一言でいいので、
何かメモっておきましょう。

たとえばこんな感じ。

この間の中間テストの結果を、
気になる教科に限って占ったときの
ぼくのメモです。

----
占的(問い):各教科の得点や如何に?

(1)
「解剖は?」
渙<56>の困<26>に之く
『やばいかも』

(2)
「社会福祉は?」
大壮<41>の无妄<14>に之く
『ギリギリだね』

(3)
「生理学は?」
頤<74>の損<72>に之く
『マアよし』
----
(<>内は補足のコード番号です。
実際のメモには書いていません)

これだけです。

このやり方のいいところは、
ひとつには、
より気軽に占い、
かつ記録するということができるということ。
記録するとなると、それが面倒で、
占うこと自体から遠ざかってしまいがちだった場合などに。
もうひとつは、
実はコレが眼目なのですが、
一言で記録していると、
システムと会話しているような気分になる、
ということです。
気軽に占えるので、
「ちょっとシステムに聴いてみようか」
という頻度も増える。
頻度が増えれば、経験が蓄積されますので
精度もあがります。

易システムを使うということは、
ある意味、システムと対話するということです。
そして「システム」とは、
ほかならぬアナタが気付いていないあなた自身である、
ということは、
2005年11月14日付けログ【こたえはどこから】
などで書いたとおりです。

え、で、結果はどうだったか?

(2)、(3)は的占、
(1)は誤占。いいほうに外れたワケです。

誤占の理由は、
之卦の「困」と変爻を重く見すぎたこと。
変爻は二爻変だったので、
四爻以上を及第と観て「及ばず」
という判断をしてしまったわけです。
まああとは、自分自身を観る時は、
甘くなりがち(自分に都合のいいように解釈しがち)なので、
あえてきびしく判断した、ということもあります。

この場合は、本卦「渙」意味をスナオにうけとめ、
「悩みちる(渙る)」と、解釈すればよかったわけです。
(その場合、之卦の困は、悩んでいた過去、
または、結果が気になって困っている現状をあらわしている、
といった解釈になるでしょう)

ま、こんな具合にフィードバックもお忘れなく。