気恥ずかしいので周囲には、
「バイトして買った」
(現にバイトしてるし。短期だけど)
と言う事にしようと思っているが、
「プレゼント」とか言って、
かみさんがipodを買ってくれた。
自宅PCは容量的にすでに危機的状態にあり、
デフラグするときも、
「もうちょっと空けといてよね、せめて1割くらい」
などと言われてしまう。
それはつまり2Gをこえる
楽曲がのさばっていたからだが、
これでこいつらを全部吐き出すことができる。
シンク?
しないよ、そんなもん。
今後はPC側領域は、バッファ的に利用するのみとし
(つまりいったんipodに放り込んだPC側楽曲はすべて消す)、
ひたすらipodに音楽をためこむやり方でいこうと思う。
たとえ一部の友人が
「ipodこけたらみなこけた」
などと揶揄しようと、どうしようと、
かくてitunesは、
「ipodへのデータ転送用&ipod接続時のipod内楽曲再生専用」
ソフト、となるわけだ。
ミュージックストア?
そんなもん使わない。
ぼくには時間はあっても
容量もカネもないのだ。
【太陽の恵み(もちろんタダ)】
Harinezumi-Camera 110-ISO400
晴 日中 屋外
2Gの楽曲データなんてなんてたいしたことないじゃん、
といわれるかもしれないが、
システムプリロードと、必要なソフトを入れたら
すでに空きが3GちょいしかなかったPCにとっては大問題だった。
最初はそれでもいいと思っていたのだ。
ぼくがPC上で扱うデータは、文書と表、
それとかんたんなグラフィックがメインだから。
それらだけが相手なら3Gは広大な領域である。
音楽データはまったく想定の範囲外で、
PCで音楽を聴きながらこうしてポコ@ポコ、
ブログを打ったりすると結構キモチイイこと、
手持ちPCの1.5倍の容量を持つデバイスが
比較的安価に買える、
な~んてことは想定の範囲どころか、
銀河系の外だった。
しかしまあ、
かみさんがモノを買ってくれるなんて、
どういう風の吹きまわしだろう。
毎日、吉ブーの並と、藪ソバのモリの間を
往復しているオッサン学生を哀れんでか、
それとも、
『いや~、おれってさあ、早生まれじゃん。
だからクリスマスプレゼントと誕生日プレゼントとお年玉がいつも一緒でさあ。
え?お年玉に合併だよ、M&Aだよ。
M&Aはともかくさあ、雑誌とかでも合併号ほどつまんないもんないじゃない。
え?あ、そうそう、
だから、クリスマスプレゼントと誕生日プレゼントつうもんを、
個別にもらったことがないってことよ。
そうだよ、この歳になるまでだよ、いやホントホント。
だからって別に、
お年玉が世間平均の3倍になるわけじゃなくてさあ、
そう、並だよ並、おれがいつも食ってるやつ……ながいので以下略』
といったことをいつもシツコクまくしたてているからか、
はたまた、たまたま、自宅からヤマダデンキまで歩いて10分くらいだからか、
それとも単なるきまぐれか。
しかし、まあ、よかった。
もちろんささやかだが、お返しはした。
銀座の伊東屋できれいな包装紙を買って(つっても500えん)、
包み直した小箱をかみさんに渡した。
「わあ、なにかな」
出てきたのは、
薄汚れたipod shuffle。
「つ、使い方とかほらさ、
そういうヤツのレクチャー付き!」
「あ・そ」
(『これって、あたしがあげた小遣いで買ったヤツじゃない。ていうか、別にいらないし』)
ぼくには時間はあっても
容量もカネもないのだ。