前回ご紹介した、手ぶらで卦をたてる方法、
「目についたモノ、コトを即座に八卦に変換」する方法、
試してみられた方はおられるでしょうか。
どうでしょうか。
やさしかったですか?
ひとによるとは思いますが、
ぼくの感覚としては、
ケッコウむつかしいな~、といったところです。
これをやるには、
八卦の各シンボルとキーワードに精通していることが前提だからです。
なにかモノ・コトが起こった瞬間に、即座に卦を組み立てる必要がある。
なにかが起きたときに、
「えと、えと、あれは、う~んと……」
などといいながら、メモ帳や本を見ているヒマは……
多分ないと思います。
周囲は常に変化していますので、
八卦の各シンボルとキーワードに精通していることと、
かなり柔軟な連想力、発想力が要求されることも、
想像に難くないと思います。
そんなわけで、前回、
「やや上級です」てなことを書いたのでした。
八卦でもこの調子ですから、
なにかの事象をとらえて、いきなり六四卦に変換するのは
さらにムツカシイ……とうことになります。
それと、
八卦ならまだしも、
六四卦になるとどうしてもスキキライの問題がでてきます。
この話題についてはまた日を改めて書きますが、
だんだんこのシステムに慣れてくると、
六四種類の各パターンと、
一種の「お友達関係」ができてくるのです。
オトモダチといえばおわかりになると思いますが、
まあ、イイヤツもいればワルイヤツ……とまではいかないまでも、
ちょっと敬遠したいなア……というのもいる。
易システムでの話をすれば、
たとえば、以下のグループなどは「四難卦(しなんか)」と呼ばれていて、
通学路をはばむ不良グループじゃないけれど、
一般的には、打破するのが困難な状況をあらわします。
屯(コード番号:64)
=(ちゅん)大地が固く、出たくても芽が出ない。
坎(コード番号:66)
=(かん)坎は穴。穴二つ。はまって、這い出したと思ったら、またはまる。
険(コード番号:67)
=(けん)字からしてケワしい。前に急流(坎:外卦)、背後に山(艮:内卦)。
にっちもさっちもいかんぜよ。
困(コード番号:26)
=(こん)上卦の沢から下卦の水へ。水がダダ漏れ、枯れた沢。
いずれも「坎」がらみでございまして、
こう書くといかにも「どーしよーもない」という感じがします。
嫌われても仕方ない。
以上は一般的な話ですが、システムを使い込んでくると、
個人的に好きな卦、嫌いな卦というのがどうしても出てきます。
好きな卦はともかくも、嫌いな卦を、好きな卦とわけへだてなく、
自分の周囲に起こっていることに、
「常に公平に」当てはめることができるでしょうか?
やっぱりムツカシイと思います。
最終的に出来上がる大成卦のことはできるだけ考えずに、
八卦レベルで状況を読み取り、先入観をできるだけ捨てて、
出来上がった大成卦に相対する、という方法が、
やっぱり一番適当かな、と思います。
ま、でも、
偏見や思い込みを捨てるのは、やっぱむつかし~。
これが「誤占」の最大原因なんですけどね。