八卦シリーズ8/8:おばさんの包容力 | ぼくは占い師じゃない

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易経という中国の古典、ウラナイの書を使いやすく再解釈して私家版・易経をつくろう! というブログ……だったんですが、最近はネタ切れで迷走中。

ええ~、
土日・祝休業で、
チンタラ更新させていただいております。

さて、坤。
大地。
天(乾)のパワーを受け、
命を育むもの。
母。
広いもの、包むもの。

この卦をみると思い出すのが、
職場の後輩と、魚のうまい居酒屋へ晩飯を食いに行ったときの話。

店内は海の家のようなつくりで、知らぬどうしが肩寄せ合って、
ノミクイ(場合によってはチャンチキオケサ)するという、
きわめて庶民的な、
それゆえ、
けっしてゆっくりしたつくりではありません。
それでもお客さんはようけ入ります。

ウマいからです。

で、隣に座った人と、
後輩がケンカになり「かけ」まして。

夢中でキンキの煮つけを食らっていた私には、
原因はよくわからんかったのですが…
またこの後輩が、身体がでっかくて、
気に食わんやつがいるとすぐニラみつける悪い癖がありまして。
どうせまた睨んだんだろう、とは思いましたが、
お相手が、なんかカタギのひとじゃなさそうな……
そこはパワーの男どうし。
コード番号:1、「乾」のぶつかりあいです。
譲る(陰)の要素などカケラもありません。

まいったナー……

と、思っていたんですが、
店員のおばちゃんがやってきて、

「はいはい、なにやってんの、仲良く飲んだ、飲んだ」

ってな具合で、あっと言う間に片付けてしまいました。

いや、さすがだな、と。

まあ、店の環境上、よくあることで慣れているのかもしれませんが、
あの場はやっぱりおばちゃんじゃないと収まらんでしょう、
という気がします。

柔軟に包み、まとめる。
ハハであります。

世の女性たちは、
オトコをバカにしてる、ってわけじゃないだろうけど、
男ってイキモノは、いくらエラそうなことをいっていても、
所詮は、もれなく女性のお腹から出てきたってことを、
いつもどこかで意識しているような気がして仕方ありません。

オンナじゃないんで、わかりませんが。
でへ。

-----------------------キリトリ線----------------------------
(1)コード番号:8
(2)総合:大地。母、地味、包容力のある
(3)人物:母
(4)身体の部分:腹
(5)数字:五、一〇
(6)季節:土用
(7)色:黄、黒
(8)味:甘味