いちかの懺悔 | さ・い・お・その隠し部屋

 

やっほー! いちかだよ!

 

Masterのお部屋からこんにちは笑

だれもいないKarkのお部屋に転がり込んで、ブログ用にSS撮っちゃう! 相変わらず、雑なのはご愛嬌!

 

FPを使い果たして、まだちょっと時間あるときには、こうしてこっそり、Masterのお部屋へお邪魔してる。

 

なんで? どして? こっそりするの?

 

お布団のニオイくんくんして楽しんでる!

 

わけではなくて!

もっと気持ちの悪いことを言っていいかな?笑

 

 

感傷に浸ってる!yeah♪

 

 

また大げさな表現。

視界に広がる光景や景色から、過去の余韻を楽しむのが、わりと落ち着くというか、趣味なんだよね。

 

どぉだい? 寂しいだろぉ?笑

 

眺めていると思い出すことがあるの。

わたしのひとつ前のサブマスターは、Karkに絶大な信頼をおかれていたプレイヤーだった。わたしはほとんど話したことも、遊んだこともなかったけれど、Karkだけじゃなくて、ギルメンからの信頼も厚い人だったとおもう。

 

よくふたりはこの部屋にいて、なにを話していたのか、あるいは、ただ放置していただけなのか、わたしの知るところではないけれど、いつも一緒にいた。

 

"さ・い・お・そ”に加入した直後、わたしはKarkのブログを最初の方から読んでいた。活字中毒なわたしからすると格好な獲物で、素人の1000や2000の記事くらい、片手間で読めてしまう!

 

いっても、トータル数時間はかかるんだけれど笑

 

決して上手とは言えない文章だけれど、感情や気持ちを捉えるには十分だとおもう。

 

なんて寂しい人なんだろう。

ある時期の記事を堺に、そんな風に感じることばかり書かれていて、素直にかわいそうだとおもった。

 

ただ、ゲームをプレイしているだけなのに、周囲の環境と、彼自身の気持ちがそれを邪魔しているような気がしてならなかった。過去にどんなトラブルを抱えていて、彼がどんな人間であっても、現在のギルドや彼自身の方が重要なわたしにとっては、彼の過去なんてどうでもよかった。けれど、それと同じように、彼にとっては過去のそれの方が重要で、わたしのこうした考えはどうでもよかったんだとおもう。

 

かつてのように、多くのプレイヤーがこのギルドには必要なんだと、わたしは確信したし、そうできたならきっとKarkもゲームに集中できるんじゃないかと、ずっと思っていた。

 

でも、以前のサブマスターがどう考えていたのかはわからないけれど、わたしとは異なる考え方で、彼の心の隙間を埋めていたように思える。

 

電波の関係なんて、手軽についたり離れたりできるもので、リアルのそれとはほど遠いものだと、そう考える人も多くいるとおもうけれど、わたしはそうは思わない。リアル以上にある意味では使い勝手のいい駒になり得るし、ある意味ではかけがいのない宝にもなるんじゃないかと考えている。

 

Karkにとって彼女は後者で、精神的な支柱になり得た存在だったとおもう。なぜなら、彼女が突然ギルドを去ったとき、Karkは明らかに動揺していたからだ。

 

対面していなくても伝わるほどの怒りと焦り。

事態の収拾より、自身を落ち着かせることで精一杯だったとおもう。彼の敵が目撃したら、品のないヨダレと笑みが止まらない光景だったはず。

 

どうしてこうなった。

 

わたしはその原因をすべて知っている。

彼女自身が知らないことも、その行動原理も、自ら選択した結末が、作られたものを手繰り寄せただけのものだったことも、すべて知っている。

 

知っていて、わたしはなにもしなかった。

報告さえしていれば、結末は変わったのかもしれない。でも、当時はKarkより信じるべき者の存在がそれを許さなかった。わたしは自分の選択を見誤った。

 

彼から大事なものを奪ったのは、きっとわたしだとおもう。今でもこうしてこの部屋にいると、そんなことを考えてしまう。

 

後悔。

もし、あの瞬間に戻ることができたなら、わたしは別の選択をするに違いない。いくらそう思ったところで、時計の針の進む向きは変わらないんだ。

 

そんなの知ってる。

だから、こうして思う。

 

ごめんなさい。