週末は、おじいちゃんおばあちゃん(妻のご両親)が、泊まりがけで遊びに来てくれました。
1歳半の娘が、砂浜デビューするのを見たかったのだそうで、、、
娘は初めて踏み入る海に大喜びでしたが、沖へ沖へと行こうとするので親としては心配し通しでした。
、、、
昼は大洗の食堂で煮魚とお刺身をたくさん食べたので、夜はうちに帰って来て質素な一汁一菜の晩ご飯です。
前菜に、枇杷。
庭からもいで来た枇杷の実を見た途端、娘が食事用の椅子に飛び乗ったので、みんなおもしろがっていました。
飯 いちご飯
五分づき米、押麦、小豆
毎月15日と30日には「いちご飯」といって、小豆を混ぜて炊いたご飯を食べると体にいいと、江戸時代の一部地域では信じられていたそうです。
汁 ホンビノス貝のすまし汁
日高昆布(出汁)、ホンビノス貝、ほうれん草、なめこ、醤油、柚子陳皮
「はまぐりより美味しい」というおじいちゃんの推しで、漁港の市場でホンビノス貝を買いました。
夫(わたし)ははまぐりの代用品として食べてがっかりした記憶があります。
しかし、歯応えも出汁も別物として味わうと、確かにこれはこれで美味しい・・・。
今夜はこの一品がおじいちゃんおばあちゃんから絶賛されていました。
娘もお椀をかかえてゴクゴク。
6匹1000円。モノもよかったのかな?
香 茄子と胡瓜、庭の紫蘇の塩もみ
茄子、胡瓜、青紫蘇、塩
菜 風呂吹き大根
日高昆布(出汁)、大根、手煉りゆずみそ
大根を2時間ほどことこと煮てやわらかくして、ゆずみそをかけただけのものが、今夜のおかずです。
・・・これも美味しい美味しいと評判でした。
娘に至っては、大人と同じ分量を平らげていました。
この奥久慈の「手煉りゆずみそ」、ゴールデンウィークにおじいちゃんおばあちゃんと袋田の滝を見に行った時のお土産です。
美味しいのはほとんどこの味噌の功績なのでは、、、
酒 一人娘(特別純米)
ふだんお客様をお迎えするときの晩餐には、最低一汁三菜を準備するよう心がけているのですが、むしろ一汁一菜で一品一品の質にこだわる方が満足度は上がるのかも?
ただ、おじいちゃんは食後にメロンを食べたがっていたので、やっぱりおかずが一品では物足りなかったかも。
、、、
翌朝は、わが家の特産品「こんか鰯」(鰯の米糠漬け)を焼きました。
(下の写真は、焼く前です)
飯 五分づき麦飯
汁 野菜の味噌汁
ぶなしめじ、まいたけ、はぐら瓜、さつま芋、キャベツ、もやし、松亀味噌、日本海味噌
香代わり こんか鰯
米糠、塩、唐辛子、鰯
菜 自家製納豆とろろ和え
納豆(大豆、干し納豆)、長芋、わさび、醤油、海苔
茶 麦茶
最後は、奥久慈産のやぶきた茶をかけてお茶漬けにしました。
おじいちゃんはわが家のこんか鰯がいたく気に入っているようで、「お茶漬けも美味しかったけど次はもっとがっつり食べたい」とのこと。
5人で1匹分けるのは、ちょっと寂しかったかな。
さりとて、糠4:塩1の伝統的な製法で常温熟成させているので、多過ぎるとクドいです。