「そんなこと考えたことがない」 | 一期一縁  人生で一度きりのご縁を大切に

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地域包括支援センター職員のつぶやき

こんばんは、訪問ナース真紀です。

 

なにやら、大変な寒波が来ているようですね。

北海道では-30℃なんて予報も叫び

 

私の地域も、寒冷地です。

冷え込むと-15℃くらいまでは

下がることがありますが、

さすがに-30℃は未知の世界です。

 

 

先日、知人と久しぶりに

話をする機会がありました。

 

この春転職することになったという話から、

私のエンドオブライフケアについての話になりました。

 

知人は医療や介護の仕事を

しているわけではないので、

最初、私がアツく語っている内容が

理解できなかったかもしれません。

 

すべての人に

「いつか来る、その日のことを

元気なうちから考えておいて

もらいたいと思っている」

という事を話すと

「そんなこと考えたことがない」

そう言っていました。

 

無理もありません、まだ40代。

でも、40代で末期がんという患者さんとの

出逢いもありました。

 

「自分はまだ死ぬわけがない」

だれしもそう思っています。

これは年代に限らず、

たとえ90代であったとしても

「今」元気であれば、たいていの人は

そう思っています。

 

でも、中にはそうではない方も

いらっしゃるのです。

少し前、先輩が40代の若さで

急逝しました。

スポーツマンで健康だった人です。

 

そんな人でさえも、突然旅立ってしまうことが

あるわけです。

 

だからこそ、元気なうちから

もしも自分の人生がまもなく終わる

という状況になったとしたら、

その時自分はどうしたいのか、

家族にどうしてほしいのか、

そんなことを考えて、

ご家族で話し合っておいてほしいのです。

 

突然、倒れて、もしも意思表示できない状況に

なったっとしたら、

その時どうしてほしいのか。

延命治療をするのか、しないのか。

 

そんなことを話し合っておけるといいですね。

 

「そんなこと言われたって難しいよ」

という方。

ぜひお声がけください。

 

「もしバナカード」というゲームもあります。

これはカードゲームを通して

「もしもの時」の話をしようというものです。

 

このゲームはけっこうおススメです。

 

「そんなこと考えたことない」

と思っているそこのあなた。

 

これを機会に、ちょっとだけでもいいので

もしもの時のことについて、

考えてみていただければ嬉しいです。