バリ島にいる。
もようしてトイレにいった。
バリ島など南国のトイレはシャワールームも兼ねている。
トイレットペーパーで処理せず、水洗いをして済ますので、床は水で濡れてもいいように通常はタイル敷になっている。

トイレットペーパーを確認したら、やはり在庫がなく芯だけがホルダーにカラカラ残ったままだ。
表からテレビの音が聞こえてきた。
多チャンネルの番組の宣伝をしている。
可愛いペット番組について話しているのが聞こえてきた。
ここでもペットブームなのだろう。

靴下を履いていたのでツルツルと床が滑って困った。
脱いで足を踏み出すと、足の裏に何かがたくさんひっついた。
みると、雑草のひっつき虫の種がみっしりついていた。
触るのも何となく嫌だったので、その辺にあった紙でこそげ落とすとバラバラ音をたてて床に落ちた。また足を踏み出すと、ひっつき虫がくっつく。こそげ落とす。さらにみっしり付いている。
そのうちに種だけでなくザザムシまでボロボロ落ちてきた。床はタイル敷ではなくカーペットに変わっていた。撒き散らしたものがどんどん生地の目に潜り込んでいく。

トイレの便器の蓋を開けると前に使った人の使用後のままだった。



と、いう夢を見た。
午前4時50分、学校に行くため身支度をしている。
携帯電話が突然鳴り出し、こんなに朝早く誰だろうと訝しみながらでてみると、
隣のクラスの女子からだった。

彼女は顔見知り程度の知り合いだ。
だが、不思議と電話上の会話をしているだけで彼女の表情が脳裏に浮かんでくる。
「ワインは好き?」と尋ねてきて、まあそれほどでもないけどとお茶を濁していたら、
最初は私がプレゼントしますという話だったのに、それがあれよあれよと買ってくれないかという話の流れになってきた。ノルマがあるそうだ。それにしても、朝っぱらからワインの話か。


そのうちに電波の都合でふっつりと通話が切れた。
そのままにしても良かったが、気になったので折り返してみたが繋がらなかった。



制服は白いシャツにサージのスカートだから今は夏のようだ。
私は何となく制服の賞味期限が気になりだした。
近くにいた年下の友達に制服の裏についているタグの賞味期限の日付を見てもらおうと思ったが、
脱がないと確認できないことに気がついた。
確認しようとした賞味期限て、洗濯の時期のことだろうかと考えたら、よく分からなくなった。



と、いう夢を見た。
今いる会社を辞めることにした。
退社するというよりも逃避といった感じだ。
今日は自分の送別会を開いてくれるらしく、黒いスーツを着ている。
この黒いパンツスーツは、バブル景気に湧いていた時代に買ったものだ。
パンツの形がジョッパーズのような、当時流行った裾つぼみのデザインのものだ。
つい、裸足にパンプス姿で出てきてしまった。
このまま雲隠れしようと思っていたのに、こんなうすら寒い格好で出てきて失敗した。
ここから逃げるには荷物を軽くしよう、そのために財布の中身を整理している。


黒い小ぶりの四角いハンドバッグ一つで街にでた。
職場の皆さんへのお礼を込めて、何かお礼の品を買わなくちゃとデパートに行く。
ところが送別会まで時間もないし、大勢の客がひしめき合っていたので、途中で面倒臭くなってやめた。


お金をおろそうと、りそな銀行を探す。
探せども探せどもなかなか見つからず、ようやく案内の小さい看板を見つけた。
矢印の指す方へ行きたいのだが行く途中に場外馬券場があり、
おじさんたちがひしめき合っていて行く手を阻んでいる。
ガードマンもいるが、全く意味がないほど人で混雑している。


何とか人の間をかき分け、場外馬券場を抜ける。
銀行を示す矢印の方向を見ると、駅の裏手に出てしまった。
そこには細い砂利道があるだけだった。
砂利道を抜けると人の家の駐車場に続く急な坂道にでた。
息が上がってしまったのでハンドバッグを下に置いて少し休んでいると、
見知らぬ男がバッグを持ち去った。
くたびれたスーツに丸顔の上にメガネを載っけたその男は、
さも自分の物のように持って坂道を降りて行った。
私が呼び止めると「ああ、間違えた」と何も悪びれることなく、素直にその場に置き、悠々と立ち去っていった。

その砂利の坂道を登っていくと高台の人の家にでた。
表札を見ると篆書体で「酒井坂一」と書かれていた。
なかなか大きな家なのでおそらく昔は庄屋さんだったのだろう。
左手は切り立った崖でその下には墓地があった。
墓地の向こうは広く住宅地が広がっている。
だんだん薄暗くなってきた。
雲の厚い夕焼け空は、靄がかかっていて幻想的である。
グレイと薄桃色の交わる空を見ようと崖の縁に行こうとしたら、縁から水が流れ出してきた。
水量があり、道いっぱい滝のように足元を水がながれる。
しばらくすると小さく葉の丸い水草も一緒に流れてきた。
私は足の置きどころに困り、縁石の上で途方に暮れていた。


と、いう夢を見た。