「気づき」と「人間力」の教育 一尾塾の一尾 茂疋(いちお しげひこ)です。
保護者の皆さんとお話しすると、いろいろなことが話題にあがるのですが、そのなかでもよくある相談ごとは、
「このままで大丈夫でしょうか?」
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「手遅れになってしまうんじゃないでしょうか?」
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といった、不安や心配。
生きている限り、ある程度の不安や心配を持つときはあると思います。
私もあります。
でも、それに対する向き合い方が
違うんじゃないかな~
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と思うことがあるわけです。
それは、
「相手のことをすべて知ろうとすること」
「自分の枠を広げずに、その中になんとかコントロールして入れてしまおうとすること」
確かに不安や心配が起こるときは、「自分の知らない何か」と触れたときは多いと思います。
そして、その正体を知ることで、その不安が解決されることもありますよね。
でも、それを子ども相手、思春期ならなおさら、この2つをやってしまうと残念な人間関係を築いてしまうことにつながりやすいと感じています。
まずは大人でも子どもでも、人には言えない秘密を持つことがある、ということを再認識することが大事かな~と。
そして、それは大人になっていくプロセスのひとつなんだということ。
何でも親が把握しようとしていると、子どもは子どものままです。
そして、親がいろいろな人の話を聴いて、視野を広げるということ。
思っているような不安や心配を乗り越えている人はたくさんいると思います。
しかも、自分の思っていなかったようなやり方で克服している人もたくさんいると思います。
そういう人たちの話を聴いて、自分の持っている視野を広げる。
「そうかぁ 確かにね~ 大丈夫なんだよね~」と思えるように。
親の不安や心配は「親の課題」であり、「子どもの課題」ではないので、そこは子どもをどうこうしようとするのではなく、自分自身がきちんと課題を克服できるように向き合っていくことが大切なんだと私は思っています。
こんな本もおすすめです。
http://www.ichiojuku.com/?p=1972