妄りに人の師となるべからず | 「気づき」と「人間力」の教育 一尾塾

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妄りに人の師となるべからず、又妄りに人を師とすべからず

師道を興さんとならば、妄りに人の師となるべからず、又妄りに人を師とするべからず。
必ず真に教ふべきことありて師となり、真に学ぶべきことありて師とすべし。

師道を興そうとするのであれば、簡単な気持ちで人の師となるべきでなく、人を師とするべきではない。
本当に教えるべきことがあって初めて師となり、また、本当に学ぶべきことがあって初めて師とするべきである。

吉田松陰 1855年(講孟さっ記) 【吉田松陰 名語録  著者 川口雅明 致知出版社】

この名語録で筆者は「人の欠点は好んで人の先生になりたがることである。」という孟子の言葉を使っていました。

ここでは師や先生となっていますが、これは親であったり、上司であったりもすると思います。
ついつい自分のやり方を押し付けようとしてみたり、自分の考えで相手を見てしまったり。
ここにもあったように、本当にそれが相手にとって大切なのだろうか。しっかり考えて物事を伝えることを大切にできる人でありたいものです。