人の立場になって考える | 「気づき」と「人間力」の教育 一尾塾

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大学時代のサークルの先輩と飲みにいってきました。

高校時代の同級生が代表取締役やっている店舗で、高校時代のコピーライター兼プロデューサーの同級生が広告などを担当した店です。

そうやって知り合いががんばっているのは刺激になります。

さて、かなり充実した飲み会だったわけですが、みなそれぞれがそれぞれの立場にあって、それぞれの役割がありました。私はフリーという身ですし、もう一人は家業をついで社長、またサラリーマンとはいえ部長の管理職、また店舗の店長。
ほんと様々だなーと。

いろいろと心に残る話はあったのですが、二代目社長の話。

給料を払う立場。

従業員が数十名いるわけですが、その方々にこの不景気のなかでも給料を支払わなければならないというプレッシャー。
給料をもらう側からは想像できないプレッシャーなのだろうなと思いました。

特に、二代目の場合はすでにいままできちんと給料をもらってきたという実績が社員にはあり、それを頼りにみな働いている。数十名のその向こうには数百名の生活がある。それを毎月必ず支払わなければならないという現実。創業者にはないプレッシャーなのかなと思います。

創業する場合、だいたいその創業者の思いや熱意、ビジョンに引かれて、ある程度の給料や安定は犠牲にしたとしてもいっしょに働こうという思いをもっている人が働いているのではないかと思います。

しかし、2代目になると、もちろんそういう思いをもっている人はたくさんいると思いますが、其の方々も年を取り、家族を持ち、守るべきものが増えている。そんななか、給料を支払う立場になるというのは本当に大変なことなのではないかと思います。

私も一時、二代目社長のそばで働いたことはありましたが、そういったところまでの理解はできていませんでした。

人の立場に立つためには本当にいろいろな状況を知っていたほうがいいし、その人のバックグラウンドとなるものを知っておくことがよりよい理解につながるのだと、限界はあるもののまだまだ未熟さを感じました。

もちろん創業者でもそういうことに遭遇することはあるのだろうと思います。ある程度事業が大きくなって、あまり話をしたことがない社員も増えてきた場合などはそれにあたるのかもしれません。

人の立場に立って考える。

あらためてそのことの大切さを感じました。