市丸博司の『競馬界の照明係』

市丸博司の『競馬界の照明係』

市丸博司でございます。恐らく15年以上、かなり長いこと書いていなかったブログに、還暦超えて再挑戦します。よろしくお願いします。

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まずは、夕刊フジ読者のみなさま、そしてタイムフィルターONLINE会員のみなさま、少しでも私の予想が目黒記念的中にお役に立てていれば嬉しいです。

 

そして、反省。以前よりツイッターなどで「的中したレースの結果公開は、予想したメディアでやるべき」と持論を述べていました。今回でいえば、夕刊フジ、タイムフィルターONLINEの会員さんに向けてのみ発信するべきでした。しかし、3連単99万で舞い上がってしまい、すぐにツイッターで報告してしまいました。ほんと、そういうところダメです。でも、今回ばかりはお許しくだされば…申し訳ありません。

 

当たった瞬間は、まあまあ大きいかな、ぐらいでした。(3着になりそうになった)1番人気のグロンディオーズも持ってたんですが、それだと安いので、ルメールさんやめて! と叫んで、4着になったのにひとまず安堵(グロンディオーズ持ってた方ごめんなさい!)。万馬券はあるかな、10万いってたら嬉しいなと思ったんですけど。

 

さあ、いくらつくんだろう、と思ったら、グリーンチャンネルの控え室で一緒に観戦していた山本潤さんと、斎藤修さんが、なにやら「これはすごいんじゃない?」という雰囲気。手持ちのPCでTARGETのオッズを見たら、驚きで目が点になっちゃいました。

 

勝ったウインキートスは、JRA-VANスマホアプリ&JRA-VAN NEXT「いっちぃの次はマルっと」推奨馬。前走3角で大きな不利がありました。また、2着ヒートオンビートも、4走前に大きな不利があって、やはり「いっちぃの次はマルっと」推奨馬にしていました。その後は全部1番人気でしたけど2、1、2着と馬券になってます。

 

TF指数的には、ハンデ戦だけあって大混戦。(TF指数は斤量補正を採用しています)過去1年以内に指数100をマークしていた馬がサトノルークス、ヒートオンビート、ディアマンミノルの3頭。99をマークしていた馬がトラストケンシン、アドマイヤアルバ、ウインキートス、アドマイヤポラリス、アイスバブル、ナムラドノヴァン、グロンディオーズ、ダンスディライトと8頭いました。

 

これでは予想にならないので、ここから絞るわけですが、まず、軽ハンデのために指数が上がってしまった馬を消しました。サトノルークス、ディアマンミノル、トラストケンシン、アドマイヤポラリス、アイスバブル、ダンスディライトが消えました。これで5頭残ります。実はウインキートスもこれによって消えるんですが、「いっちぃの次はマルっと」推奨馬なので復活させました。

 

あとは、1着になりそうな馬に重い印。残った馬では唯一指数100のヒートオンビートに◎、前走で99を出しているグロンディオーズに○をつけ、3頭目は少し迷いましたが「いっちぃの次はマルっと」推奨馬を優先させて▲ウインキートスとしました。毎週毎週、目を皿のようにしてパトロールビデオを見ていた甲斐があったというものです。

 

高額配当も嬉しいのですが、今回は本当にホッとした的中でもありました。というのも、金曜YouTubeライブ配信、土曜競馬予想TV!出演、日曜グリーンチャンネル地方競馬中継出演と出ずっぱり。だいぶ疲れもありましたし、その中でダービーが無残な敗戦。競馬予想TV!番組内でバトルとなった毎日杯組の取捨で完敗しましたし、安田記念、宝塚記念の出演権利を失ってしまいました。がっかりしてしまい、意気消沈して迎えたレースだったのです。

 

また、この東京開催が始まった4月24日以降、予想が不調でした。最近視聴回数が増えてきて(ありがとうございます)毎週やるようになったYouTube「市丸博司のフライデー予想ナイト」も急に当たらなくなり、収支もマイナスがふくらんできていました。

 

そこへ来ての一発! ほんと、たまにはこういうこともあるんだなあと、しみじみしています。気がつけばブログも更新してしまいました。感謝です。

お知らせ
「市丸博司のフライデー予想ナイト」

10月2日(金)より、YouTubeライブ配信「市丸博司のフライデー予想ナイト」をお送りすることといたしました。毎週ではなく、「競馬予想TV!」(フジテレビONE)に出演しない週のみとさせていただきます。
基本、22時10分開始で30分程度とします。そのままアーカイブに上げますので、ライブでなくてもいつでもご覧いただけます。
クライアントなし、スタッフなしのお気楽ライブ(無料配信)ですので、やってみて変えた方がいいところはどんどん変更させていただきたいと思います。

・内容
土曜メーンレース予想(どれか1つのみ)
土曜勝負レース予想(2~3レース程度)
日曜重賞レース匂わせ予想
先週の振り返り
その他フリートーク

なぜこういう形式にするかについて、言及させていただきます。
まず、すでに市丸はいくつかのメディアで土日の中央競馬の予想を行っております。

競馬予想TV!…不定期出演も、出演時はメーンを含め2~3レース
夕刊フジ…メーンを中心に土日各3レース
タイムフィルターONLINE…土日のメーンレース及び勝負レース(3~5レース)及び当日直前予想(土日各1レース)

これらはすべて有料メディアですので、読者、視聴者の方がいらっしゃいます。無料のライブ配信が加わることによって、読者、視聴者のみなさんが不利益を被らないようにしなくてはなりません。
したがって、注目度が低いと思われる土曜レースの予想を中心にしようと考えました。これで、基本的に日曜の予想である「競馬予想TV!」とは一切カブりません。

さらに、土曜でカブる可能性があるメディアに関してですが、

夕刊フジ…土曜のメーンレース1つのみ
タイムフィルターONLINE…土曜のメーンレース1つと勝負レース1つのみ
以上のカブりのみとさせていただこうと思います。

これだけしかカブらなければ、現存の視聴者、読者の方にはお許しいただけるのではないかと思っております。ツイッターやブログで他メディアの宣伝をするのがあまり好きではない筆者ですが、これらの予想によって、逆に夕刊フジやタイムフィルターONLINEを読んでみようと思われる方もいらっしゃるかもしれません。そうなれば、各メディアの関係者のみなさまにもご迷惑をかけずにすむんじゃないかなあという気持ちもあります。

なお、それなら「競馬予想TV!」出演週でもやっていいのではないかと思われるかもしれませんが、さすがに還暦超えて週2回の出演(&配信)は体力的に厳しいものがございます。前回9月21日の試験的配信でも、慣れないせいか、かなりヘトヘトになってしまいました。今後慣れていけば大丈夫になるとは思うのですが、しばらくは「競馬予想TV!」出演のない週のみとさせてくださいませ。

 

市丸博司のYouTubeチャンネルはこちら↓
市丸博司ちゃんねる
お手間でなければ、チャンネル登録もお願いしますm(_ _)m

そんなわけで、写真の通り、オッズマスターズグランプリは幕を閉じました。

 

成績としては、やや物足りないというか、ツイッターに当初「300位以内」と書いたように、300位以内ならあっさり取れるだろうと思ってたんですよね。(もちろん、すべてのレースで8券種すべて買えばの話です)

 

実際、私はこの作戦で100位以内を何度か取ったことがあります。最近は参加者のレベルも上がってきて、まじめにやっても100位以内には入れなくなってきたんですが、300位以内なら大丈夫だろうと思ったわけです。

しかし、今回は(もしかして自分で必勝法を広めたせいで逆にレベルを上げてしまったかもしれないんですけど)明らかにレベルが上がって、全レース8券種買いでも、まあまあな倍率の馬券を取れないと500位以内も難しい感じになってきました。

 

いやあ、大変だった。ここまでレベル上がってくると、次回は「マジ参加」するかどうか迷っちゃいますね。賞品次第ですけど、2000位以内目標でちんたらやる感じでもいいかなあと思ってます。

 

お疲れさまでした!

「競馬予想TV!」の最後2週の出場権利を逃しまして、悔しい悔しい! でも少し楽になるかなと思ったら、そんな甘いものではなく、原稿執筆依頼が立て込んできまして、さらに「先週の結果分析」がはじまって、のっぴきならない状況に追い込まれてしまいました…。

あ、いや、ブログ更新しなかったことの言い訳でした。ごめんなさい。
そんなわけで、前回の続きも書きたいんですが時間がないため、オッズ・マスターズ・グランプリ必勝法のまとめを書いておきます。よしなに。

◎オッズ・マスターズ・グランプリ必勝法
1)参加ポイントが高い。
 8券種すべて買えば、1レースにつき100ポイント入ります。的中ポイントは1倍=1ポイントですから、100ポイントを的中ポイントでいうと、100倍の馬券を当てたのと同じ。全レース万馬券なんて当たらないですよね? したがって、参加ポイントの比重はかなり高いのです。
※なお、200円以上買っても意味はないのですべて100円で買ってください。200円以上買う場合は、あくまで個人的な馬券と割り切って買いましょう。

2)土曜、午前、2歳戦いずれも2倍
 参加ポイント、的中ポイントともに、土曜午前>土曜午後・日曜午前>日曜午後 の順にポイントが高くなります。土曜午前は日曜午後の4倍、土曜午前の2歳戦は8倍です。すなわち、日曜午後しかやらないような方や、重賞しか買わないような方は、このイベントで上位に入るのはほぼ無理です。

3)500位以内(オープンクラス)狙い
 では具体策を。何位ぐらいを狙いたいかによりますが、たとえば500位以内なら、
・全レース8券種買う
・できるだけ高配当狙う
この両方を必ずやるべきです。特に土曜全レースと日曜午前全レース、もちろん2歳戦は必参加です。

4)500位以内には毎週2万ポイント必要!
 7/10現在、5週終了時で、500位のラインが10万4206ポイント。すなわち、毎週2万ポイントがボーダーラインです。500位前後にいらっしゃる方の週間ポイントを見ると、ほぼ毎週2万ポイントを超えています。36レース開催で土日全72レース8券種を買うと約2万ポイント。毎週コンスタントに2万ポイントを叩き出すには、的中ポイントに頼るのではなく、参加ポイントが必要なんです。

5)そんなチマチマやってられない!場合
 全券種買うなんて面倒くさい。そんなに長い時間競馬ができない、予想するだけでも大変すぎる、という方。わかりました。では、3連単を100円ずつ買って大穴を狙ってください。
 ただし、日曜の午後(だけ)ではダメです。できれば土曜の午前中なんですが、無理なら土曜の午後と日曜の午前中。毎週2万ポイントを的中ポイントだけでゲットするには、日曜の午後だと2万倍、土曜午後や日曜午前で1万倍、土曜の午前なら5000倍、土曜の午前の2歳戦で2500倍が必要です(的中した倍率をすべて足してこれだけということです)。
 当てるだけでもかなり大変ですが、これを毎週やらなくてはならない。厳しい作業です。

6)3000位以内狙いなら週1万ポイント
 そんな思いをしてまでやりたくない。賞品さえもらえればいいので、3000位以内を目指したい。了解です。そういう考え方で挑んだほうが、人間らしい土日(笑)を暮らせると思います。
 5週終了時、3000位の方のポイントは、5万616ポイント。すなわち、週1万ポイントですね。週1万ポイントを参加ポイントだけでゲットするには、どうすればいいでしょう。
 毎週土曜午前だけ8券種買えば、7200ポイント+2歳戦の数×400ポイント。7/11で計算すると、2歳戦が土曜午前に7レースありますので、ぴったり1万ポイントとなります(正確には、枠連を売らないレースが2歳戦に1つあるので、9920ポイント)。
 土曜午前の18レースだけ8券種×100円買っておいて、あとは的中ポイントをどれだけ上積みできるかで勝負する。非常に健全なオッズ・マスターズ・グランプリへの挑戦方法ではないでしょうか。


 というわけで、参加ポイントをできるだけ増やす工夫をしつつ、土曜午前を中心に高配当を狙う。極端なことを言えば(できるかどうかは置いといて)日曜午後は買わなくてもいい。結局はそれがこのイベントの上位狙いにつながると思ってます。みなさん頑張りましょう!

「今週末はゆっくりできる」と思うと、のんびりするほうに頭が向いてしまう。すみません。そういう性格はどうやっても直せないようでして、先週はもう一度ブログ書くまでには至りませんでした。
 まあ、そういうゆるゆるなブログと思ってお許しください。

 1984年10月28日。距離が3200mから2000mに短縮されて第1回目となる第90回天皇賞(秋)が東京競馬場で行われました。
 ミスターシービーは単勝1.7倍の1番人気。いつものように最後方から進み、3角から追撃を開始すると、観衆がどーっと沸いたのを思い出します。
 逃げたのはキョウエイレア。いまラップを見ると、1000m通過は60秒2と抑えめで、残り1000mから11秒7→11秒4と上げていく変則的なペース。残り400mでは一杯になって、押し出されるようにカツラギエースが先頭に立ちます。
 カツラギエースの西浦騎手は外を見ながらミスターシービーを待って追い出しましたが、残り200mでは脚が違いすぎました。毎日王冠と違い、ペースが流れてくれたのも味方したと思いますが、ミスターシービーが無事4冠目を奪取。先行各馬は厳しくなって、2・3着には大外から追い込んだテュデナムキング、ロンググレイスが入り、カツラギエースは5着でした。

 

http://jra.jp/gallery/dendo/horse13.html

 

 ダービーのときにも触れましたが、ミスターシービーという馬にはたくさんのファンがいた一方、逆にアンチも多くいました。この天皇賞の前後には「アイドルホースであるミスターシービーのために距離を短くした」のような誹謗中傷を数多く聞きました。どう考えてもそんなわけないのに。

 若く血気盛んだった筆者は、そのたびにつかみかからんばかりに反論していましたが、やっぱり「陰謀論」って楽しいらしく、はびこってしまうんですよね。これは好き嫌いの問題なんですが、若い頃にこういう経験をしたせいか、筆者は「暗号馬券」とか「こじつけ馬券」の類いが嫌いです。だって、「これこれこういう暗号があったから」このレースはこういう結果になった、なんて、そんなわけないじゃないですか(笑)。

 能力を出し切った勝ち馬や、一生懸命仕上げた関係者、素晴らしい騎乗をした騎手に失礼すぎると思うんです。もちろん、こういう予想はあくまで遊びなんだし、いろんな予想方法があってもいいというのはその通りなんですが…。あくまで好き嫌いの話ですよ。

 さて、天皇賞の日に戻ります。筆者は、ミスターシービーの快挙にひとり府中の居酒屋で祝杯を上げ、隣り合わせた競馬ファンとぐでんぐでんになるまで飲んだ記憶があります。今じゃ考えにくいことかもしれませんが、携帯電話もなかった昔、居酒屋に一人で飲みに来ている酔客はいっぱいいましたし、近くで飲んでいる人と意気投合して一緒に飲む、なんていうことも普通にありました。今でも場所や業態によってはそんな感じがあるかと思いますが、当時はその頻度が激しかったと記憶しています。
 当時の筆者は大学7年生。仕送りもとっくに打ち切られ、アルバイトで生計を立てていました。同級生たちは普通にサラリーマンをしていましたし、みんな忙しく、競馬場に誘うのは申し訳ない気持ちもありました。
 ただ、最終レースが終わったらそのへんの飲み屋で知らない人と仲良くなればいい、と気楽に考えていたのも事実。今より人同士の敷居が低い、幸せな(脳天気な?)時代だったと言えるかもしれません。

 このあと、ミスターシービーとその関係者には辛い時期が待っています。ようやく大学を卒業した筆者にも大変な時期がやってきますが、そのへんは次回ということで、なにとぞご容赦くださいませ。