お知らせ
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インフォメーション
<ごかつら池 どうぶつパーク>さんにて、<カラカル祭り>が開催中です!
これまで歩んできた「マック」への感謝と共に、新しく迎えたカラカルの来園を記念し、8月よりカラカルにフォーカスした「カラカル祭り」を開催いたします✨
— ごかつら池どうぶつパーク (@GokatsuraikeZoo) July 25, 2025
詳細はこちら⤵️https://t.co/WiM3jDeewL#ごかつら池どうぶつパーク#三重県#多気町#カラカル#イベント pic.twitter.com/XPVcRCgpFf
けものフレンズ
〇<けものフレンズ 10th ANNIVERSARY SHOP SPECIAL>が開催されます!
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— マルイノアニメ (@marui_anime) August 8, 2025
けものフレンズ 10th ANNIVERSARY SHOP SPECIAL
新宿マルイメン開催決定✨
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🗓️新宿マルイメン
📍2025年9月5日(金)~9月15日(月祝)
⚠️一部日時は事前予約入場となります⚠️
詳細▶https://t.co/YUowtegW0a pic.twitter.com/2YLoHHMtqH
〇イベント【8月体力測定】<ミナミキリン>編が開催中です!
〇新フレンズ<マッコウクジラ>が登場!
クジラ
マッコウクジラ
和名の由来には様々な説がありますが、一説では白黒の見た目から、黒の<ク>、白<シラ>が合わさり変化し<クジラ>となったとあります。
クジラと人類との関わりは以外にも多く、食肉、鯨油、ひげなど様々な用途で使われており、人類の近代化を担っていました。
大型のクジラを水族館で見ることができませんが、<イルカ>や<シャチ>などの小型~中型のクジラ類を観察することができます。
また、知能や運動能力が非常に高く、それらを生かしたイベントのイルカショーでのパフォーマンスがとても馴染みが深いと思います。
シロナガスクジラは地球上に生息する生物の中では最大級の大きさを誇り、他にシャチ、イルカなどもクジラの一種に含まれており、クジラとカバを含んだ偶蹄類は元々共通の祖先をもっていることから、現在は<クジラ偶蹄目>として1つにまとめられています。
陸上に上がることが無いため、まだ社会的生態の謎が多くありますが、海岸に座礁(ストランディング)した個体などを解剖したり、水中ドローンなどの調査技術の進歩で徐々に明らかになりつつあります。
最近では、人が捨てたプラスチックごみなどを餌と一緒に飲み込み、内臓を傷つけたり、感染症にかかることで死亡し座礁しているクジラが増加しています。
私たちができることは、ごみはきちんとごみ箱に捨てる、リサイクルするという事を徹底していくことが地球上の生き物を守ることにつながります。
分類(なんのなかま?)
クジラ類は哺乳綱クジラ偶蹄目の<鯨河馬形類(くじらかばけいるい)>に分類され、カバ科と姉妹群を構成しています。
□クジラ偶蹄目
〇反芻亜目
ウシ、シカ、キリンなど。
〇猪豚亜目
イノシシ、ペッカリーなど。
〇核脚亜目
ラクダなど。
〇鯨河馬形類
カバ、クジラ類(クジラ、イルカ、シャチなど)
<クジラ偶蹄目>に属する動物は生息環境の違いから、偶蹄類とクジラ類に大きく分けることができます。
分類には表記されませんが、偶蹄類はさらに<反芻亜目(はんすうあもく)>、<猪豚亜目(ちょとんあもく)>、<核脚亜目(かっきゃくあもく)>に分かれ、<鯨河馬形類(くじらかばけいるい)>ではカバ科とクジラ類に分かれます。
ドルドン
バシロサウルス・イシス
<鯨河馬形類>は<カバ科>とクジラ類と姉妹群を構成していますが、クジラ類は口の骨格の特徴から、更に<ヒゲクジラ類>、<ハクジラ類>に分かれ、これらをまとめて<正鯨類(せいげいるい)>とも言ったりします。
現在の偶蹄類と共通の祖先とする陸生のクジラ<パキケトゥス>やバシロサウルス科の<バシロサウルス・イシス>、<ドルドン>などの<古鯨類(こげいるい)>がいましたが、すでに絶滅しました。
ヒゲクジラ類は<ナガスクジラ科>、<セミクジラ科>、<コククジラ科>などの15種、ハクジラ類は<マッコウクジラ科>、<アカボウシクジラ科>、<コマッコウ科>、<イッカク科>、<マイルカ科>、<ネズミイルカ科>などの79種の計2下目14科94種に分けることができます。
<アザラシ>、<アシカ>、<オットセイ>、<オタリア>なども同じ哺乳類なので混合しやすいですが、こちらは<食肉目(ネコ目)>に分類されています。
ちなみに最近<けものフレンズ>に登場した、<マッコウクジラ>は、クジラ類の<マッコウクジラ科>に分類されています。
主な種を下にまとめました。
□クジラ類
〇マッコウクジラ科
マッコウクジラなど。
〇ナガスクジラ科
シロナガスクジラ、ザトウクジラなど。
〇アカボウクジラ科
オウギハクジラ、イチョウハクジラ、コブハクジラなど。
〇セミクジラ科
セミクジラ、ホッキョククジラなど。
〇コククジラ科
コククジラなど。
〇マイルカ科
マイルカ、バンドウイルカ、イロワケイルカ、カマイルカ、シャチ、カズハゴンドウ、ユメゴンドウなど
〇ネズミイルカ科
ネズミイルカ、スナメリなど。
〇イッカク科
イッカク、シロイルカ(ベルーガ)。
形態(みため)
シロナガスクジラ
マッコウクジラ
バンドウイルカ
シャチ
流線型の体型にヒレ、多くの歯やヒゲなどが特徴的で、エコーロケーションを行う、メロン体が頭部に存在します。
〇大きさ
現生の全哺乳類のなかでも世界最大種である<シロナガスクジラ>は推定全長25∼27m、体重190t、<マッコウクジラ>で最大12~19m、体重35∼50tと海洋哺乳類の中でも最大種です。
性別的な大きさにもやや違いがみられ、ヒゲクジラはメスが大型になり、ハクジラはオスが大型になる傾向があります。
ハクジラの大きさによって、種名が変わり、体長4m以下とする小型のハクジラをイルカとしていますが、生物的な定義はありません。
〇色や体形
見た目は黒色か灰色、そこに黄色の線があったり、白黒色がはっきりしている種もいます。
体全体が流線型の形をしており、脚が無く手や尻尾が横に平らなヒレ、僅かな体毛があり、イルカやシャチのように背中にもヒレが長い種がいます。
これはできるだけ水の抵抗を減らし、推進力を得られるような機能を持ち、できるだけエネルギーを少ない状態で回遊できるように特化しています。
また、皮下にある厚い脂肪層は、寒冷な海域でも体温が下がりにくくなっています。
〇口の形
現生のクジラ類は口の構造によってヒゲクジラ類とハクジラ類に分かれますが、採餌方法が少し異なります。
ハクジラの歯はイカなどを捕えたり、丸呑みができない種は引きちぎったりし、ヒゲクジラは、基本的に歯茎にある<ひげ>というフィルターを使い異物を取り除きながら、オキアミなどのプランクトンを大量にこしとり採食します。
〇呼吸と潜水
クジラ類は哺乳類なので、エラではなく、肺で呼吸を行います。
特徴である<噴気孔(ふんきこう)>は背中に存在し、口の代わりの背中から酸素を取り込み、クジラの特徴である<潮吹き>を行います。
また、鼻の穴はヒゲクジラ類では2つ、ハクジラ類では1つで中で分かれています。
大型種になればなるほど肺などの呼吸器官が大型になり、血液に大量の酸素を循環させることで、大型種になるほど深さと潜水時間が長いです。
マッコウクジラなどは深さ3000m以上の深海に潜ることができ、1時間以上も潜水することができます。
〇エコーロケーション
ハクジラの多くは頭部に<メロン体>と呼ばれる脂肪質の器官が存在しており、<エコーロケーション(反響定位)>を行うことができます。
エコーロケーションとは、超音波を発して、その反射から物の位置や形を特定する能力で、ハクジラのほとんどは獲物を特定する際、大部分をエコーロケーションに頼っています。
ヒゲクジラは喉から出す低周波で、遠くの個体に届くような形ですが、ハクジラ類は高周波なので私たちの人の耳でわずかに聞くことができます。
イルカなどは、特に高度で複雑なエコーロケーションを使うことが可能で、高い狩りの成功率を生み出したり、会話や感情表現などの複雑なコミュニケーションを可能にしていると考えられています。
他の哺乳類ではコウモリ類が使うことができます。
生息地(どこにすんでいるの?)
生息地は特に定まっておらず、日本の近海と世界中の海に生息しています。
種によっては<ザトウクジラ>や<マッコウクジラ>のように季節ごとに、採餌する海域と繁殖する海域と分かれて回遊することで知られていますが、ホッキョククジラなどのように移動せず、1年中北極で活動します。
ハクジラであるカワイルカの1部の種は河川などの淡水域に生息しています。
生態(たべもの、せいかつ、はんしょく)
魚類を中心とした肉食性で、季節ごとに繁殖する場所、餌をとる場所と大移動をしています。
クジラの回遊
※<くじらタウン>から抜粋
〇食性
クジラ偶蹄目の中で、クジラ類のみ完全肉食性で哺乳類、鳥類、魚類を主な獲物としますが、ヒゲクジラ類とハクジラ類と獲物の対象がやや異なります。
ヒゲクジラの多くは、オキアミ、カニ、エビ、イワシなどの小型の魚類を獲物としますが、ハクジラの多くはダイオウイカ、イワシなどの大型~小型の魚類を獲物にしますが、シャチはヒゲクジラ、イルカ、アザラシなどの哺乳類、ペンギン、カモメなどの鳥類までも獲物とすることもあります。
〇回遊
採餌の為、季節ごとに海域を長距離移動することを一般的には<回遊(かいゆう)>と呼び、夏にはプランクトンなどや魚が多く集まる北極や南極の海域に向かい、冬には繁殖の為に赤道付近へ移動していきます。
移動には年齢、性別、妊娠しているかどうか、成熟しているかどうかで移動する順番が決まっているのではないかと考えられています。
<コククジラ>の回遊では、採餌を行うために北上を開始しますが、妊娠後のメスがまず北上し、続いて、大人のオス、成熟してないオズメス、最後に親子という形です。
〇単独と群れを構成するクジラ
クジラには群れを構成する種と採餌、繁殖以外単独で行動する種に分かれています。
ヒゲクジラ類は基本的に単独で行動する種が多く、<シロナガスクジラ>は1~2頭で行動することが多いですが、採餌の際は一時的な群れをつくり協力します。
一方、ハクジラ類は種によりますが基本的に10頭以上か数千頭の群れを構成し、外敵から守ったり、子育てを行いますが、種それぞれ群れの社会構造や結びつきがことなります。
例えば、マッコウクジラのオスはある程度大きくなると、単独になり小規模な群れのオスをつくり、シャチはメスを中心とした母系社会で最年長がリーダーとなり群れを率います。
特にイルカなどは社会性が高く、<ポッド>と呼ばれる12頭~数百頭の群れを構成し、 群れのリーダーは年長者ですが、意見を出し合って決めているといわれており、他の群れとの個体との絆も強く、狩りの成功率もシャチに次いで非常に高いです。
保護状況(どれくらいちきゅうにいる?)
回復傾向にありますが、一部の種が絶滅が危惧されています。
主な要因として、過去の商用目的による原材料確保での乱獲、船の衝突、漁網による巻き込み、マイクロプラスチックごみの摂取による健康被害、感染症による数が大幅に激減しました。
国際的な商業目的による捕鯨の制限・禁止、環境保全運動、保護政策、モニタリングなどより数が回復傾向にありますが、一部絶滅が危惧されている種が存在します。
シロナガスクジラ
EN:絶滅危惧IB類
ワシントン条約付属書Ⅰ
ザトウクジラ
LC:軽度懸念
ワシントン条約付属書Ⅰ
マッコウクジラ
VU:絶滅危惧Ⅱ類
ワシントン条約付属書Ⅰ
コククジラ
LC:軽度懸念
ワシントン条約付属書Ⅰ
IUCN Red List Ver3.1(2000年)による。
イルカのエコーロケーション
※画像作成中です。
イルカの多くはホイッスル音、クリック音、バーストパルス音の3音を巧みに使う事で高度なコミュニケーションを行っています。
主にホイッスル音、クリック音、バーストパルス音と呼ばれる音が存在し、クリック音は<カチカチ>と音を鳴らすエコーロケーション的な物、ホイッスル音は<ピューピュー>と鳴らす会話的な物、バーストパルス音は<ギャーギャ>と鳴らす<感情表現を伝えているとされています。
さらに<ホイッスル音>と呼ばれる音には個体ごとに特徴があると考えられており、これを<シグニチャー・ホイッスル>と呼び、だれがどのような音を出しているのか認識することができます。
イルカがみられなくなる?
イロワケイルカ(仙台市うみの杜水族館)
現在のイルカが水族館からいなくなった場合、繁殖の難しさや国際的な情勢で、今後見られなくなる可能性があります。
2015年5月にJAZA(日本動物園水族館協会)により、追い込み漁で捕獲したイルカを水族館が入手することを禁止することを決定しました。
これはWAZA(世界動物園水族館協会)による倫理規定による<追い込み漁によるイルカの導入は認めることはできない>といったものが背景にあります。
日本は昔から、クジラを捕まえて食肉や雑貨などの原材料にする捕鯨文化が浸透している国の一つであり、当時、水族館に展示するイルカも追い込み漁と言われる漁法で捕獲し展示されていました。
現在も文化継承ということで、国の補助や厳重な管理のもと、オホーツク海の近海で、ミンククジラなどの捕鯨が一部行われていますが、捕鯨を禁止している各国からは強い捕鯨の反対意見が多く寄せられています。
そういった文化的背景もあって、太地町立くじらの博物館(和歌山)、下関市しものせき水族館<海響館>(山口)などの一部の施設はJAZAから脱退しました。
現在、繁殖個体のイルカを中心に展示し取り扱っていますが、イルカの繁殖は哺乳類の中でも非常に難しい部類で、出産はするも幼年期の間に死亡してしまうことも少なくありません。
その為、仮に水族館で親の個体がいなくなった場合、繁殖が困難になり、国際的な情勢も鑑みると、イルカが水族館からいなくなる可能性も否定できないところです。
クジラのフィーディング
ザトウクジラのバブルネット・フィーディング
※<世界野生動物日記ワイルドライフ>から抜粋
ヒゲクジラは基本的に小魚やプランクトンなどの餌を海水ごと丸呑みにし、餌だけをひげを使ってこしとる採餌方法を行います。
これを<フィーディング>と呼びますが、そのフィーディングの方法には4パターンあることがわかっています。
〇スキム・フィーディング
泳ぎながら口を少し開けて、海水ごと餌を丸呑みにし、海水をのみを口から出して食べる方法。
セミクジラに多い。
〇ボトムフィーディング
海底の砂や泥を丸ごと口に入れ、カニやエビなどをひげでこしとり食べる方法。
コククジラに多い。
〇エンガルフィーディング
口を大きく開けて海水ごと丸呑みし、舌で海水を押し出しながら食べる方法。
ナガスクジラ、ミンククジラに多い。
〇バブルネット・フィーディング
複数のクジラが協力して、噴気孔から大量の泡の壁柱を作り、獲物を追い込んでまとめて丸呑みにする方法。
ザトウクジラに多く、映像などで一番よくみられる方法。
隊長さんのご意見
※現在募集中です。
この情報が間違っている、トリビアなど。
リンク
〇X【とりはね】
けものフレンズ、動物関連などのつぶやきや動物園などの写真を投稿。
編集履歴
〇20250819
・<分類(なんのなかま?)>の項目において、文章の内容を修正、追加や画像を追加しました。
・<形態(みため)>の項目において、段落ごとに更に項目を追加しました。
・<生態(たべもの、せいかつ、はんしょく)>の項目において、
新たに<〇単独と群れを構成するクジラ>を追加しました。
・画像の大きさを一部変更しました。
・記事の文章の追加、誤字、脱字の修正、段落の調整をしました。
・文章の一部のフォントサイズを変更しました。