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<ごかつら池 どうぶつパーク>さんにて、<カラカル祭り>が開催中です!
これまで歩んできた「マック」への感謝と共に、新しく迎えたカラカルの来園を記念し、8月よりカラカルにフォーカスした「カラカル祭り」を開催いたします✨
— ごかつら池どうぶつパーク (@GokatsuraikeZoo) July 25, 2025
詳細はこちら⤵️https://t.co/WiM3jDeewL#ごかつら池どうぶつパーク#三重県#多気町#カラカル#イベント pic.twitter.com/XPVcRCgpFf
けものフレンズ3
〇イベント<ホバクせよ!消えた交番のナゾ>が開催中です!
〇イベント<体力測定(ミナミキリン編)>が開催中です!
〇新フレンズ<ミナミキリン>が登場!
キリン
諸説ありますが、和名の由来は中国の伝説の霊獣<麒麟(きりん)>から来ており、首が長いなどの異様な特徴から名付けられたとされています。
日本では、1907年(明治40年)にドイツから2頭のキリン輸入されたのが始まりで、<上野恩賜動物園>で初めて飼育展示されました。
草食動物の中でも圧倒的な首の長さ、独特な網目模様などの国内の動物にない珍しさから、現在に至るまで絶大な人気を誇る動物となり、ゾウ、ライオンに次ぐ、超定番動物となり世界中の動物園で見られるようになりました。
現在、キリンは<絶滅危惧種>に指定されている動物の1種で、様々な要因により数を大幅に減らしており、人による保護を行わないと絶滅してしまう種が存在します。
分類(なんのなかま?)
クジラ偶蹄目の動物
哺乳綱クジラ偶蹄目キリン科キリン属に分類されています。
クジラ偶蹄目は<イルカ>、<クジラ>、<シャチ>などの鯨類、<ウシ>、<カバ>、<シカ>、<トナカイ>、<ラクダ>な<イノシシ>などの偶蹄類のグループが含まれています。
主に偶蹄類はヌー、トムソンガゼル、アラビアオリックス、インパラなどを含む<ウシ科>、ヘラジカ、ニホンジカ、トナカイを含む<シカ科>、フタコブラクダなどを含む<ラクダ科>、カバを含む<カバ科>、イノシシなどを含む<イノシシ科>、クビワペッカリーなどを含む<ペッカリー科>のグループに分けることができます。
更にクジラ偶蹄目の中で、本種である<キリン科>、<ウシ科>、<シカ科>などは<反芻(はんすう)>と呼ばれる特殊な消化を行う種は<反芻亜目(はんすうあもく)>とよばれることもあります。
〇<反芻(はんすう)>について詳しくはこちら⇓
※ナショナルけもペディアから抜粋
パレオトラグス
キリン属はわけあって遺伝子の研究が進んでいないという事もあり、具体的な系統が正確に定まっていないことも多く、今までは1種から9亜種に分けられるのが定説でした。
しかし、最新では<アミメキリン>、<マサイキリン>、<ミナミキリン>、<キタキリン>4種、キタキリン亜種の<ナイジェリアキリン>、<コルドファンキリン>、<ヌビアキリン>、ミナミキリン亜種の<ケープキリン>、<アンゴラキリン>の4種5亜種が定説となっています。
他、オカピが属する<オカピ属>の2属のみになっており、同じキリン科に属していた<パレオトラグス>は、すでに絶滅しました。
生息地(どこにせいそく?)
緑:1700年代の分布
紫:ナイジェリアキリン
青:コルドファンキリン
橙:ヌビアキリン(ウガンダキリン)
水:アミメキリン
赤:マサイキリン
ベージュ:アンゴラキリン
桃:ケープキリン
黒:ミナミキリン
※<ナショナルけもペディア>から抜粋
キリンはアフリカ大陸のみに生息しています。
アンゴラ、ウガンダ、カメルーン、ケニア、コンゴ共和国、ザンビア、ジンバブエ、南アフリカ共和国、ナミビア、ボツワナ、南スーダンなどですが、マリ、ギニア、セネガルでは絶滅しました。
以前はキリンはアフリカ大陸のほとんどの地域に分布しており、数百頭と大きな群れを作っていましたが、様々な要因により、個体数が大幅に減少し、群れが分断され、まばらに分布するという形になりました。
形態(どんなみため?)
葉を食べる様子
全長4.7∼5.7m、体重1.2∼1.9トン
長い首、網目模様、長い青黒い舌が特徴的です。
最大の特徴である大きな首は約2mほどの長さがあり、一本一本が太い骨で繋がっていますが、人と同じ7本の骨で繋がっています。
高い木の枝の葉を食べやすいことや広範囲の視界を確保することで、いち早く外敵を察知することが可能になっていることや、オス同士の戦いでは<ネッキング>と呼ばれる首をぶつけあう武器として使うこともあります。
角は<オシコーン>とよばれ、一見2本しかないように見えますが、実際は5∼7本の角が生えており、盛り上がっています。
2本の先端に毛がないのはオス、あるのはメスと見分けることができます。
脚の長さは約1.8mほどで2本に分かれた蹄(偶蹄)をしており、<側対歩(そくたいほ)>と呼ばれる前足と後ろ足を同時に動かして歩きます。
大型ながらも短距離であれば60km/hの速さで走ることができます。
模様は木の陰の下で過ごすことが多い関係上、木漏れ日に似た模様をしており、カモフラージュの役割があるとされています。
形は種によって若干違いがありますが、<マサイキリン>はギザギザしたような模様をしています。
舌が青黒いのは紫外線から守る為で、長さは40∼50㎝と長く、主食であるアカシアの葉を巻き付けて引き寄せやすいようになっています。
生態(せいかつ、たべもの、はんしょくなど)
アミメキリンの群れ
完全草食性でサバンナに群生している<アカシア>の葉を主に食べています。
動物園ではマメ科の植物<アルファルファ(ルーサン)>や乾草かためた、ヘイキューブやペレット、その他青菜やニンジンなどを与えていることが多いです。
キリンも他の偶蹄類と同じで<反芻(はんすう)>を行う動物で植物の主成分である<セルロース>を効率よくエネルギーとして利用できます。
主にサバンナなどの低木林がまばらになっている場所を好みますが、ナミブ砂漠などの砂漠地帯にも分布しています。
年長のメスを中心とした数十頭ほどの群れを形成しますが、血縁関係のない個体も頻繁に入れ替わることも多いです。
キリンは季節に影響されない<周年繁殖動物>で1年の中で何度か発情し、交尾することができます。
妊娠期間は12∼15か月ほどで、1回で1頭、出産することができます。
生息状況(ちきゅうにどのくらいいるの?)
絶滅危惧種に指定されている動物です。
種によっては人の手で保護しなければならい個体がいます。
人的、環境などの様々な要因により、1985年~2015年の過去30年で15万7千頭から9万7千頭にまで大幅に数を減らしました。
ミナミキリンを除いたキリン科の亜種を含め、絶滅危惧種に指定されており、保護評価ではVU:絶滅危惧Ⅱ類~CR:絶滅危惧IA類の範囲である種がほとんどです。
特に、<キタキリン>その亜種は数が非常に少なく深刻で、人が積極的に域内域外保全を行っていかなければ絶滅してしまいます。
主な要因として、骨、皮、骨髄の採取による密猟の増加、人口増加による開発などの生息地の縮小、気候変動による干ばつによる水不足、交通事故など、人為的要因から環境的要因など多岐に渡ります。
域内保全では、アフリカの各地に保護区域を設けて、密猟対策やその監視、GPSなどを用いてのデータ収集や保護団体の活動が行われています。
域外では、国内外の動物園、保護センターなどの施設で。計画にも基づいた保護、繁殖プログラムを行ったり、それらを教育などに生かし、伝えることにより、世界中が一丸となって活動をおこなっています。
アミメキリン
EN:絶滅危惧IB類
キタキリン
CR:絶滅危惧IA類
マサイキリン
EN:絶滅危惧IB類
ミナミキリン
LC:軽度懸念
・キタキリン亜種
コルドファンキリン
CR:絶滅危惧IA類
ヌビアキリン(ウガンダキリン)
CR:絶滅危惧IA類
ナイジェリアキリン
VU:絶滅危惧Ⅱ類
・ミナミキリン亜種
アンゴラキリン
LC:軽度懸念
ケープキリン
LC:軽度懸念
※Red list ver3.1(2001)による。
観察できる?
全国の各動物園で観察することができます。
域外での飼育頭数は多く、一部の動物園を除いては国内のほとんどの動物園で飼育展示がされています。
繁殖シーズン、幼年期個体、体調不良などをのぞいて、一日中、展示場に放されている為、比較的観察がしやすくで、エンリッチメントの観点から、シマウマ、オリックス、エランド、ダチョウなどを混合して展示されている場合もあります。
詳しくは各施設の公式HPに記載されていますので確認してみてください。
なぜ首が長いのか?
現在もまだはっきりとわかっていません。
キリンの首がなぜ長いかという理由については、<種の起源>を著した<ダーウィン>が存命だった時代から研究されていますが、現在に至るまではっきりとしたことがわかっていません。
一つは木の高い葉を食べやすいようになった<自然選択説>、メスをめぐる争いの為、<ネッキング>を行いやすいようになった<性選択説>、サバンナの過酷な猛暑を生き抜くために体温を調節するための<体温調節説>など、矛盾をくりかえしながら、現在も様々な議論がされています。
キリンはショートスリーパー
睡眠時間は1~2分程度です。
キリンの睡眠時間はおおよそ10∼20分ほどと言われており、熟睡の時間は1~2分と、ほとんど睡眠をとることはありません。
特に、サバンナなどの野生での環境の場合は更に短いです。
夜間はライオンやハイエナなどの肉食動物が活発に行動する為、少しの油断は命取りになりえるからです。
短い睡眠で健康に影響はないかですが、体の生理上、代謝が低い為、あまり多くの睡眠を必要としなくても生き抜くことができます。
静かなる絶滅
キリンは絶滅危惧種と認知されるまで少し時間がかかりました。
アフリカにはキリンの他、ゾウ、サイ、ライオンなどの絶滅が危惧されている動物がいくつか存在しますが、それらを含めた絶滅危惧種は早急な保全対策が取られていたにもかかわらず、キリンは何も対策が取られないまま、絶滅の要因にさらされ、キリンの個体数が知らぬ間に徐々に数を減らし、キリンが少なく感じると気づいたころには、すでに元の40%ほど減少していました。
これは、キリンは生息域内での調査があまりされていなかったことや世界中の動物園などで多く見れるなどという事もあり、絶滅という認識がされにくかった背景があります。
絶滅かどうかは人の手による調査を行わないと認知されないため、知らぬ間に絶滅に向かう事を私たちは<静かなる絶滅>とよんでいます。
社会的、環境的な要因を受けやすい現在において、他に保全漏れの種がいるかどうか、日々調査が行われています。
とりはねの観察
多摩動物公園(東京都)、埼玉こども動物自然公園(埼玉)がおすすめです。
多摩動物公園の展示場は入口の西口のアフリカ園エリアに存在しており、チーター、サーバル、ライオンの展示場が一緒になっています。
キリンとの距離が近く、時間によりますが、子供を併せた6∼7頭ほどのキリンの群れを見ることができます。
埼玉こども動物自然公園は<クオッカ>が有名ですが、キリンの展示場も特徴的です。
場所は入口から少し進んだ左側に少し立派な展示場エリアがありますが、同時に<イワハイラックス>も展示されています。
進むと、屋内展示場からキリンの姿を見ることができ、壁がガラスでできている為、キリンがあたかも目の前にいるような感覚が味わえます。
ちなみにガラス越しから観察できる屋内展示場は現在こちらの園だけです。
観察された隊長さん
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