指折り数えたら
もう14年前…というので
ビックリしてるんだけど
坂本龍一の『out of noise』が
リリースされてから
もうそんなになるんだっけか？
きっと子育てに忙殺されて
時間の感覚がおかしく
なってるんだな…
このアルバムの
一曲目に収録されてる
『hibari』という曲が
とても好きで好きで
どれくらい好きかというと
私のオソーシキには
エンエンとこの曲を流しててほしい、
と子供たちに常々
お願いしているくらい
好きなんですが
ご本人の解説によると
グレン・グールドのことを調べてるうち
漱石の『草枕』の大ファン
ということが分かって、
その草枕の冒頭にある
ひばりが声だけを残して
空に消えてしまう
というシーンが音楽的だと思って
いつか「hibari」というタイトルを使って
曲を作ろうと思っていた、のですって
それでワタクシも
草枕をン十年ぶりに読み返したり
どこかのホールで
hibariが流れるのを
何度も想像してみたりしましたが、
でも私のオソーシキで流しても
私は聴けないじゃない？
というわけで
子供の時に少し習った程度…
という腕前なんだけど
いっちょ弾いてみるか、て…
「元々、即興で弾いた
ピアノのフレーズのループを
さらにコピーして
少しだけ長さを変えたフレーズが
同時に鳴るようにしていて、
少しずつずれ、
最後に合うように終わる」(Wiki.より)
というこの曲は
多少間違えても
間違いに聴こえない、
ということもあるんだけど
(ホントか？)
不協和音になるのもいいんですよ
(ホントホント笑)
似たような繰り返しで
少しずつ違う…というのがもう
一生かかっても暗譜はムリ…
で譜読みも得意ではないので
ちょっとサボると
読めてた譜面も読めなくなって
指も動かなくなるしで
すぐに最初のサンタンたる状態に
戻ってしまう…ああ…
ということを繰り返し
それでも修行だと思って
なるたけ弾くようにしていたら
努力の甲斐があったんですかね
最近やっと曲になってきた気がして
ホントに嬉しくて…
そうしたらですね…
『out of noise』が
出た頃みたいなんですが
(知らなかった…)
本物の遠距離恋愛カップルが
東京 - 福岡12億ミリを
本当に走って会いに行く、
という感動的なCMになってます…
いやいいんですけどさ…
でもちょっとオソーシキには
どうかなあとも思ったり…
(ワケはCMの最後…)
(このヒトのモーツァルトのトルコ行進曲を探したんだが…)
どうしよっかな…
2023/02/05