Marie LAURENCIN et la mode | 日々雑記

日々雑記

日々の備忘ですよん

♪マリーローランサンの〜

   絵の前に立ち止まり〜


と歌ってたのは

オシャレなオシャレな

加藤和彦でしたが

タイトルはそのままズバリな

『あの頃、マリー・ローランサン』で



それでワタクシも

「あの頃」とかを思い出しながら

来月10日からは長期休館に入るという

Bunkamuraザ・ミュージアムに

行ってきたというワケで


作家の作品を年代で追っていく、

というのではなく

時代や同時代の人々との

関わりに焦点を当てた展示になっていて

これはこれでオモチロイかったですね

特に同じ1883年生まれのシャネルとは…



↑これは

《マドモアゼル・シャネルの肖像》1923

なんですが、この絵の解説によると


『シャネルは自身の成功の証に

流行画家となったローランサンに

肖像画を依頼したが

本作の出来上がりに満足せず

描き直しを要求した。

一方でローランサンも

譲歩しなかったため

シャネルが本作を

受け取ることはなかった。

ローランサンは後に

このように語ったと伝えられている。

「シャネルはいい娘だけど

オーヴェルニュの田舎娘よ。

あんな田舎娘に折れてやろうとは

思わなかった」』


ですって!

もう一緒に行った女子校出身の娘と

二人してすご〜く受けちゃった…笑


他にもローランサンの絵に

触発されたというバレエ作品

『牝鹿』(衣装や装置まで

ローランサンが手掛けたらしい)を

再現した映像が見れたり、

ローランサンから

インスピレーションを受けたという

ラガーフェルドの

2011年のコレクションからも

ドレスが何点かとか

ホント目の保養でした〜



展示の構成は以下↓


Ⅰ. 狂騒の時代(レザネ・フォル)のパリ

   ローランサンとパリ社交界の女性たち

   エティエンヌ・ド・ボーモン伯爵の舞踏会

   シャネルを身にまとう社交界の女性たち


Ⅱ. 越境するアート

   ローランサンとバレエ・リュス「牝鹿」

   シャネルとバレエ・リュス「青列車」

   ローランサンと装飾美術

   ローランサンとニコル・グルー

   アール・デコ博 1925


Ⅲ. モダンガールの変遷

   1910年代 : ポワレからシャネルへ

   シャネルの帽子店

   ローランサンと帽子の女たち

   1920年代 : モダンガールの登場

   1930年代 : フェミニンへの回帰

   1930年代のローランサン


エピローグ : 蘇るモード



撮影OKだった絵の中から…↓↓↓


《わたしの肖像》1924


《青と黒の帽子をかぶった少女》1913-14頃


《ばらの女》1930


《ニコル・グルーと二人の娘、ブノワットとマリオン》1922



ドゥマゴも移転して

スタンドカフェみたいになるらしいので

記念にお茶もしてきました♡




2023/03/14(iPhone)