たまには・・・工作

戦車の大砲の横についている機関銃の銃身の冷却用の穴開け作業です。
ちょっと種類が違うけどこの部分です。
金属製のあと売りパーツも持っているのですが、今回は使いません。


そう、売ってるのですよ。銃身だけを・・・・。


もともとあるモールド(型)をピンバイスでなぞります。
頭頂部の一列だけは、金型の都合で穴が空いていませんので、フリーハンドで開けました。
・・・折角やるならきちっとやれって?( ̄□ ̄;)!!
・・・まぁ、そのあたりは、感じだけ出れば良いかと・・・。(;^_^A
銃口などは、0.3mmくらいで開け、0.4、0.5と順番に必要な大きさまで、
何度かに分けてやると失敗がありません。いきなり大きなドリルでやると失敗します。
これは、0.3mmのドリルで下穴を開けただけで、次に0.5mmでもう一度彫ります。
たぶん、今後、マイナスねじのモールドも少し彫り直しをします。
要するに、素組でも、細かい仕上げをきちっとやってあげるだけで、大分様子が変わります。
泥んこにすると、結局、わかんなくなるんですけどね・・・。(T_T)
『ひこうき雲』と航空灯
飛行機は、必ずではありませんが、飛行機雲を残すことがあります。
エンジンから出ているので、排気ガスのように見えますが立派な雲なんです。
その雲の発生の原因は、ふたつあります。

ひとつは、燃えた燃料=炭化水素が、二酸化炭素と水になり、高度が高いと水が氷結して雲になったもの。
そう、油を燃やすと大量の水が出来ます。灯油ストーブ使用時は、加湿器が要らないのは、そのためです。


もう一つは、翼まわりが低圧化するために、空気中の水蒸気が水滴=雲状になったもの。
これは、主に急旋回や急上昇時などに発生します。
そんなことあまりしないし、しても下界からでは、ほとんど、見えないでしょう。

夜空は、飛行機の光が、とても綺麗です。
赤や白や緑の色の意味は以下の通りです。

この赤・緑のルールは船舶でも同じです。
軍人さんにとっては、大変迷惑な飛行機雲ですが、
ぼくは、飛行機雲やnavigation lightの航跡をボーッと眺めているのが好きです。
そうすると、心の底から、この曲が鳴りだすんよね。
ひこうき雲 荒井由実
1976のTVライブ
荒井由実とかまやつひろしの競演
バックはティンパンアレイ
ひこうき雲/荒井由実

¥2,500
Amazon.co.jp
柴田淳
そして、ぼくは、上を向いてはいても、すこし雲が見えにくくなる。
こういうのは、飛行機雲じゃありません。スモークです。


エンジンから出ているので、排気ガスのように見えますが立派な雲なんです。
その雲の発生の原因は、ふたつあります。
ひとつは、燃えた燃料=炭化水素が、二酸化炭素と水になり、高度が高いと水が氷結して雲になったもの。
そう、油を燃やすと大量の水が出来ます。灯油ストーブ使用時は、加湿器が要らないのは、そのためです。
もう一つは、翼まわりが低圧化するために、空気中の水蒸気が水滴=雲状になったもの。
これは、主に急旋回や急上昇時などに発生します。
そんなことあまりしないし、しても下界からでは、ほとんど、見えないでしょう。
夜空は、飛行機の光が、とても綺麗です。
赤や白や緑の色の意味は以下の通りです。
機体の灯火 aircraft exterior light
航空機には,次のような灯火が装備され,運航の安全をはかっている。
図1-4-36 航空機の外部灯火(747)
(1)衝突防止灯(anti-collision lightまたはbeacon light)
航空機相互の衝突を防止するための灯火で,唯一の閃光灯である。飛行機の胴体の上下に付けられた赤色の閃光灯であるが,最近の機体では遠距離からでも視認できるよう高輝度の白色閃光灯(strobo light)が翼端に付けられている。
(2)航空灯または位置灯(navigation light, position light)
航空機の進行方向と位置を表示するための灯火。右翼端に緑色,左翼端に赤色,尾部には白色の灯火を付けるよう規定されている。また,両翼端の灯火は図1-4-36のように110°,尾部の灯火は140°の照射角度を義務づけられている。

この赤・緑のルールは船舶でも同じです。
軍人さんにとっては、大変迷惑な飛行機雲ですが、
ぼくは、飛行機雲やnavigation lightの航跡をボーッと眺めているのが好きです。
そうすると、心の底から、この曲が鳴りだすんよね。
ひこうき雲 荒井由実
1976のTVライブ
荒井由実とかまやつひろしの競演
バックはティンパンアレイ
ひこうき雲/荒井由実

¥2,500
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柴田淳
そして、ぼくは、上を向いてはいても、すこし雲が見えにくくなる。
こういうのは、飛行機雲じゃありません。スモークです。


『キッシンジャー回復された世界平和』を読むための参考書
先日紹介した本をもう一度、パラパラと読み返してみて、
キッシンジャー回復された世界平和/ヘンリー・A・キッシンジャー
¥3,990 Amazon.co.jp
この本の重要性を再認識した。
是非ともお薦めしたいのだけど、この背景は、ぼくたちにはなじみの薄い時代なのがネックだね。
時代は、ナポレオン後の欧州再編の時代だ。
主役はこの人 メッテルニヒ。
というわけで、何かないかと物色してみた。
メッテルニヒ/塚本 哲也
¥3,150 Amazon.co.jp
著者は毎日新聞のウイーン、プラハ、ボン支局長、論説委員を務め、後防衛大学教授など努めた人だ。
二段組400頁に及ぶ大作だ。参考書と言うには大きすぎるかもしれないが、読み物としても大変面白いものとなっている。
わが国では、忘れ去られて評価も過去のまま「保守反動」のイメージが強いメッテルニッヒの印象を書き換える力作となっている。
もう少しコンパクトにということならこれはどうかと思った。
国際政治史 (岩波現代文庫)/岡 義武
¥1,365 Amazon.co.jp
これは、日本で政治学を学ぶものにとっては定番中の定番です。
世界の歴史 22 近代ヨーロッパの情熱と苦悩 (中公文庫 S22-22)/谷川 稔
¥2,000 Amazon.co.jp
この頃19世紀のヨーロッパは、まだ現在の版図とは随分様相が違うので戸惑うことが多いが、
その合従連衡の様子がコンパクトに良くまとめられている。
Amazonで見つけた以下の本は未入手だが、面白そうだと思った。
帝都ウィーンと列国会議―会議は踊る、されど進まず (講談社学術文庫)/幅 健志
¥1,208 Amazon.co.jp
近代ヨーロッパ国際政治史 (有斐閣コンパクト)/君塚 直隆
¥2,310 Amazon.co.jp
それにしても、面白すぎるほどのこの時代の文献が少なすぎる。
キッシンジャー回復された世界平和/ヘンリー・A・キッシンジャー
¥3,990 Amazon.co.jpこの本の重要性を再認識した。
是非ともお薦めしたいのだけど、この背景は、ぼくたちにはなじみの薄い時代なのがネックだね。
時代は、ナポレオン後の欧州再編の時代だ。
主役はこの人 メッテルニヒ。
壮年期の肖像画
クレメンス・メッテルニヒ Klemens von Metternich
生年月日 1773年5月15日
出生地 コブレンツ(現 ドイツ・ラインラント=プファルツ州)
没年月日 1859年6月11日
死没地 オーストリア帝国、ウィーン
称号 侯爵
宰相 任期 1821年 - 1848年
皇帝 フランツ2世、フェルディナント1世
クレメンス・ヴェンツェル・ロタール・ネーポムク・フォン・メッテルニヒ=ヴィネブルク・ツー・バイルシュタイン(Klemens Wenzel Lothar Nepomuk von Metternich-Winneburg zu Beilstein、1773年5月15日- 1859年6月11日)は、コブレンツ(現ドイツの都市)出身。オーストリアの政治家として活躍し、外相としてウィーン会議を主宰したほか、のちオーストリア宰相に就任し、ナポレオン戦争後の国際秩序であるウィーン体制を支えた。
というわけで、何かないかと物色してみた。
メッテルニヒ/塚本 哲也
¥3,150 Amazon.co.jp著者は毎日新聞のウイーン、プラハ、ボン支局長、論説委員を務め、後防衛大学教授など努めた人だ。
二段組400頁に及ぶ大作だ。参考書と言うには大きすぎるかもしれないが、読み物としても大変面白いものとなっている。
わが国では、忘れ去られて評価も過去のまま「保守反動」のイメージが強いメッテルニッヒの印象を書き換える力作となっている。
もう少しコンパクトにということならこれはどうかと思った。
国際政治史 (岩波現代文庫)/岡 義武
¥1,365 Amazon.co.jpこれは、日本で政治学を学ぶものにとっては定番中の定番です。
世界の歴史 22 近代ヨーロッパの情熱と苦悩 (中公文庫 S22-22)/谷川 稔
¥2,000 Amazon.co.jpこの頃19世紀のヨーロッパは、まだ現在の版図とは随分様相が違うので戸惑うことが多いが、
その合従連衡の様子がコンパクトに良くまとめられている。
Amazonで見つけた以下の本は未入手だが、面白そうだと思った。
帝都ウィーンと列国会議―会議は踊る、されど進まず (講談社学術文庫)/幅 健志
¥1,208 Amazon.co.jp近代ヨーロッパ国際政治史 (有斐閣コンパクト)/君塚 直隆
¥2,310 Amazon.co.jpそれにしても、面白すぎるほどのこの時代の文献が少なすぎる。
鉄面皮なアメリカ 交渉のことなど
アメリカの国際的な活動に関しては、明らかな二重性がある。
リアリズムに裏付けられながらも、明らかに帝国主義的な侵略性を有した実際の活動と、
ウッドロー・ウイルソン流の、
自由主義的・民主主義的・国際主義を掲げた理想の掲示だ。
格好いい正義の味方のポーズだね。
こんなことする一番の理由は、国内向けの正当性の確保でしょう。
対外的にも、正義の味方で押し通す。
アメリカの過去を振り返ってもらえば、ウイルソン流の理想の掲示は、
あくまでおとぎ話に過ぎないという例は枚挙にいとまがないほどだ。
彼の理想を体現しているのは、国連なんだけど、
戦争はもちろんのこと、実際の人権蹂躙や殺戮さえ、防ぐことができないでいる。
それも超大国の行動ならいざ知らず、東南アジアやアフリカの国々の行動でさえだ。
でも、実際の外交の、政治の場でそのおとぎ話を本気で信じている人はごく一部だろう。
じゃなきゃ、携わってもらうと大迷惑だね。国民にとっては。
僕の敬愛する、おたかさんや、 田嶋陽子女史、福島瑞穂女史に外交をやらすようなものだ。
実際、絶対勘弁してほしい。
じゃぁ、わかってるかれらは、なぜ、それを放置しておくのかというと、
彼らにとってはそれが都合がいいと言うだけのことだ。
そんな正義の味方アメリカが度し難いとされて、テロの標的になったりするのは、
単純に実際の被害にあった国の国民は、そんなおとぎ話は信じていないと言うだけのことなんだね。
それだけのことだ。・・・そんなの信じられるわけがない。
国が報復してくれないから自分たちでやる。ほんとそれだけのことだ。
信じることのできるのは、人のよすぎる日本人くらいのものだと思う。これは本気だ。
実際、何の被害も受けていないし・・・・。
でも、被害を被らなかったと思ってるだけだ。実際、莫大な被害を受けている。
普天間などは、そのごく一部に過ぎない。でも、放置しておくのが得策だと思ってるんだよ。
お上の連中はね。
アメリカ人でおとぎ話をする奴は要注意なんだ。
裏には、必ず、口に出すとまずいことを持っていて、誤魔化すためにおとぎ話をするんだよ。
日本も、いつまでもバカのふりをしているのはよした方が良い。
だから、アメリカ人は信用できないのかというと、困ったことにそうでもないんだよ。
こないだ紹介したような外交政策の骨格を担うリアリストのなかには、
そのような帝国主義的な行動や、一国支配は不可能だし、
結局、みんなの信用を失って敵ばっかつくることになるし、
コストも膨大にかかるから止めておいた方がいいよってハッキリ言うんだね。
彼らは、人が良いからそういうんじゃない。理想もなにも唱えないし、振りかざさない。
ただ淡々と説得するように歴史的経験から国益を最優先に考えるとそうなるというんだ。
たとえば、
ジョージ・ケナンもそうだし、
ハンス・モーゲンソーもそうだ。
ウォルター・リップマンもきれいごとを言うのを嫌った。
近くでは、
スティーヴン・ウォルト、
ケネス・ウォルツ、
ジョン・ミアシャイマー
もイラン・イラクに反対した。
ウォルトとミアシャイマーなどは、イスラエル・ロビーの影響力にも反対する。
そんな彼らは信用できると思っている。
何より、ロジックが一貫しているので、ストレートな対話や騙しあいが可能だと言うことだ。
実際の国家間のやりとりでは、実際は、リアリズムの文法に乗った行動をとり、
表面的な修辞は各国毎の好みによるという感じになるね。
それは、ひとえに、対外的、対内的な対面のための修辞だと言うことだ。
冷酷な現実は、ただ一つ。
『弱かったり馬鹿だったりすると必ず負ける。』
それだけだ。
ホリエモンが使ったので有名になった言葉に「ウィンウィン (WIN -WIN)」でいきましょうなんてのがある。
これは非常に優れたアメリカ流の交渉術の目指すものだ。
新しいものでもなんでもない。
ハーバード流交渉術 (知的生きかた文庫)/ロジャー フィッシャー
¥520 Amazon.co.jp
『交渉当事者が、双方、勝者になるような結論を二人で考えながら交渉しよう!』
まことに、もっともで、綺麗な話だ。こんな交渉ならいつでもしたいと思う。
実際は、あくまでキレイゴトだ。まともにそんなことはしない。
アメリカの実際を思い起こしてみよう。
ハーバードで学んだ奴でもこんなことはしない。
いつでも最初は相手の出方を見る。
相手が弱いと見ると必ず、WIN - LOSE でくる。
山分けなんてしない、全部、根こそぎ持って行こうとするんだよ。
で、ダメなら実際の交渉に入る。Win - Win 交渉だね。
北朝鮮との関係なんかがそうだね。
国連やなんかに言わせたり、悪の枢軸と罵ったりして、相手が屈しない様子だと、交渉に入るんだ。
単純でしょ?
日本は、特にアメリカが相手だと、交渉に行くまでに折れてしまうから、いつも損をする。
というより、普通、だれでもWIN - LOSE で交渉につくんだ。
だから、Win - Win 交渉なんて知恵がわいきたんだね。
けど、日本のお上はそんなことしない。
ひょっとすると、それが得策だとの判断をしているのかもしれないが、
国際評価はもうとっくに負け犬扱いされているし、負け犬根性も板についてしまっているのが現状だ。
その証拠に、アメリカ以外の国でも、最初から、WIN - LOSE の戦略で攻められる。
わが国のポジションから言って、あり得ない話だ。
たとえば、竹島、尖閣、北方などがそうだね。
中ロは力関係からしかたがないかもしれないが、
韓国までもに同じような切り口でこられるのは不味い。
そんなこんなで、誠に情けないことに、わが国は、まともに交渉の場につくことすら難しい。
斯様な現実では、わが国の高邁な憲法の理想など、何人にも伝えることなんて絶対出来ない。
だから、今からでも何よりも大事なのは、
常に国益に準じて真っ向から話をぶつけるという姿勢を示すことなのでしょうね。
実際は、国際関係の話なんかは、大変ややこしいようだけど、
実は単純な原理で動いているということさえ理解しておくと、
世界の見方が全然違って見えるようになってくるし、
ぼくたちでも自分で判断評価できるようになってくるんだ。
ぼく自身は、リアリストの分析力と冷静さには多くを学ばせてもらったし評価するけれど、
彼らの、現実は自然の摂理のように動かしがたいという諦念には、
どうしても同感できないでいる。
最後に、例えこのような状況であっても、ぼく自身が日本国民であることを、
最も、誇れる文章をみなさんにもゆっくりと味わっていただきたいと思う。
日本国民は、国益以上の理想を追求・実現することを誓ったのだ。
ぼくたちは、こう誓ったのだと言うことを、絶対に忘れてはならないと思う。
でも、実現するためには、信念と知恵と実力がどうしても必要になる。
日本の平和を論じてきた人達に根本的に欠けていたのは、知恵と実力この二点だ。
リアリズムに裏付けられながらも、明らかに帝国主義的な侵略性を有した実際の活動と、
自由主義的・民主主義的・国際主義を掲げた理想の掲示だ。
格好いい正義の味方のポーズだね。
こんなことする一番の理由は、国内向けの正当性の確保でしょう。
対外的にも、正義の味方で押し通す。
アメリカの過去を振り返ってもらえば、ウイルソン流の理想の掲示は、
あくまでおとぎ話に過ぎないという例は枚挙にいとまがないほどだ。
彼の理想を体現しているのは、国連なんだけど、
戦争はもちろんのこと、実際の人権蹂躙や殺戮さえ、防ぐことができないでいる。
それも超大国の行動ならいざ知らず、東南アジアやアフリカの国々の行動でさえだ。
でも、実際の外交の、政治の場でそのおとぎ話を本気で信じている人はごく一部だろう。
じゃなきゃ、携わってもらうと大迷惑だね。国民にとっては。
僕の敬愛する、おたかさんや、 田嶋陽子女史、福島瑞穂女史に外交をやらすようなものだ。
実際、絶対勘弁してほしい。
じゃぁ、わかってるかれらは、なぜ、それを放置しておくのかというと、
彼らにとってはそれが都合がいいと言うだけのことだ。
そんな正義の味方アメリカが度し難いとされて、テロの標的になったりするのは、
単純に実際の被害にあった国の国民は、そんなおとぎ話は信じていないと言うだけのことなんだね。
それだけのことだ。・・・そんなの信じられるわけがない。
国が報復してくれないから自分たちでやる。ほんとそれだけのことだ。
信じることのできるのは、人のよすぎる日本人くらいのものだと思う。これは本気だ。
実際、何の被害も受けていないし・・・・。
でも、被害を被らなかったと思ってるだけだ。実際、莫大な被害を受けている。
普天間などは、そのごく一部に過ぎない。でも、放置しておくのが得策だと思ってるんだよ。
お上の連中はね。
アメリカ人でおとぎ話をする奴は要注意なんだ。
裏には、必ず、口に出すとまずいことを持っていて、誤魔化すためにおとぎ話をするんだよ。
日本も、いつまでもバカのふりをしているのはよした方が良い。
だから、アメリカ人は信用できないのかというと、困ったことにそうでもないんだよ。
こないだ紹介したような外交政策の骨格を担うリアリストのなかには、
そのような帝国主義的な行動や、一国支配は不可能だし、
結局、みんなの信用を失って敵ばっかつくることになるし、
コストも膨大にかかるから止めておいた方がいいよってハッキリ言うんだね。
彼らは、人が良いからそういうんじゃない。理想もなにも唱えないし、振りかざさない。
ただ淡々と説得するように歴史的経験から国益を最優先に考えるとそうなるというんだ。
たとえば、
ハンス・モーゲンソーもそうだ。近くでは、
スティーヴン・ウォルト、
ケネス・ウォルツ、もイラン・イラクに反対した。
ウォルトとミアシャイマーなどは、イスラエル・ロビーの影響力にも反対する。
そんな彼らは信用できると思っている。
何より、ロジックが一貫しているので、ストレートな対話や騙しあいが可能だと言うことだ。
実際の国家間のやりとりでは、実際は、リアリズムの文法に乗った行動をとり、
表面的な修辞は各国毎の好みによるという感じになるね。
それは、ひとえに、対外的、対内的な対面のための修辞だと言うことだ。
冷酷な現実は、ただ一つ。
『弱かったり馬鹿だったりすると必ず負ける。』
それだけだ。
ホリエモンが使ったので有名になった言葉に「ウィンウィン (WIN -WIN)」でいきましょうなんてのがある。
これは非常に優れたアメリカ流の交渉術の目指すものだ。
新しいものでもなんでもない。
ハーバード流交渉術 (知的生きかた文庫)/ロジャー フィッシャー
¥520 Amazon.co.jpこれは、大変優れた生き方の知恵なので、みなさんにも是非ともお勧めする。内容を一行でまとめるとこうだ。
ブックオフに行けば100円のコーナーにたくさんあるんじゃないかと思う。
ぼくは、人にあげるためにブックオフで見つけると買うようにしている。
『交渉当事者が、双方、勝者になるような結論を二人で考えながら交渉しよう!』
まことに、もっともで、綺麗な話だ。こんな交渉ならいつでもしたいと思う。
実際は、あくまでキレイゴトだ。まともにそんなことはしない。
アメリカの実際を思い起こしてみよう。
ハーバードで学んだ奴でもこんなことはしない。
いつでも最初は相手の出方を見る。
相手が弱いと見ると必ず、WIN - LOSE でくる。
山分けなんてしない、全部、根こそぎ持って行こうとするんだよ。
で、ダメなら実際の交渉に入る。Win - Win 交渉だね。
北朝鮮との関係なんかがそうだね。
国連やなんかに言わせたり、悪の枢軸と罵ったりして、相手が屈しない様子だと、交渉に入るんだ。
単純でしょ?
日本は、特にアメリカが相手だと、交渉に行くまでに折れてしまうから、いつも損をする。
というより、普通、だれでもWIN - LOSE で交渉につくんだ。
だから、Win - Win 交渉なんて知恵がわいきたんだね。
けど、日本のお上はそんなことしない。
ひょっとすると、それが得策だとの判断をしているのかもしれないが、
国際評価はもうとっくに負け犬扱いされているし、負け犬根性も板についてしまっているのが現状だ。
その証拠に、アメリカ以外の国でも、最初から、WIN - LOSE の戦略で攻められる。
わが国のポジションから言って、あり得ない話だ。
たとえば、竹島、尖閣、北方などがそうだね。
中ロは力関係からしかたがないかもしれないが、
韓国までもに同じような切り口でこられるのは不味い。
そんなこんなで、誠に情けないことに、わが国は、まともに交渉の場につくことすら難しい。
斯様な現実では、わが国の高邁な憲法の理想など、何人にも伝えることなんて絶対出来ない。
だから、今からでも何よりも大事なのは、
常に国益に準じて真っ向から話をぶつけるという姿勢を示すことなのでしょうね。
実際は、国際関係の話なんかは、大変ややこしいようだけど、
実は単純な原理で動いているということさえ理解しておくと、
世界の見方が全然違って見えるようになってくるし、
ぼくたちでも自分で判断評価できるようになってくるんだ。
ぼく自身は、リアリストの分析力と冷静さには多くを学ばせてもらったし評価するけれど、
彼らの、現実は自然の摂理のように動かしがたいという諦念には、
どうしても同感できないでいる。
最後に、例えこのような状況であっても、ぼく自身が日本国民であることを、
最も、誇れる文章をみなさんにもゆっくりと味わっていただきたいと思う。
日本国憲法
前 文
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
日本国民は、国益以上の理想を追求・実現することを誓ったのだ。
ぼくたちは、こう誓ったのだと言うことを、絶対に忘れてはならないと思う。
でも、実現するためには、信念と知恵と実力がどうしても必要になる。
日本の平和を論じてきた人達に根本的に欠けていたのは、知恵と実力この二点だ。

