チョコ!
父ちゃんはお前のこと、決して忘れない!
今まで本当にありがとう。
生きることとは「絆を深め、そしてお別れすること」なんだね。
父ちゃんには今も、お前がカン高く吠える声が聞こえてくる。
ばあちゃんもいなくなり、お前と父ちゃんだけの生活は6年にも。
その間、寝食をともにしたね。お前は父ちゃんの相棒。
見知らぬ人の気配には「ワンワン」とすぐ反応した。
立派な番犬だったよ。
小さな体で勇敢に立ち向かい、大きな相手には急旋回で逃げ足も速かったなあ(笑)
散歩コースを先回りして休憩所で父ちゃんを待つお前。なかなか賢かったなあ。
お前を専用のリュックに入れて、父ちゃんはまた、どこかに連れて行ってあげるな。自転車や、車で。お前が好きそうな場所へ。
一緒にまた、地元の富士山(ふじやま)を歩こうな。
お前を背中に乗せて、また西ノ湖まで行こうな。
嫌かもしれんが、山から帰ったら、シャンプーだ。ムッチ(虫)がついているからな。
ギターを抱えて歌う父ちゃんの歌をまた聴いてくれ。
気持ち良さそうに目を閉じて、また満足そうに伏せていてくれ。
虫が嫌いなお前。
雷には体を震わせて怯えるお前。
あまりひつこいと怒り出す気高いお前。
ご飯にササミが入っていないと、父ちゃんをじっと見て催促する。
帰宅時、ちぎれる程シッポを振って顔を嘗めまわすお前。
あの世から戻って、また一緒に散歩しようじゃないか。
父ちゃんがそちらへ行った時は必ず迎えに来るんだぞ!
今、お前を思って目頭を熱くする父ちゃんの涙を嘗めてでもいいから、ぬぐい去ってほしい。
お前にBEE GEESの「若葉のころ」を捧げます。これはバリー・ギブが、やはり失った愛犬に捧げた曲だ。お前と暮らし始めたのも、ちょうどクリスマスころだったもの-----
本当にありがとう。感謝しているよ。チョコ。チョオー------
ペットロスなんて決して誰にも言わせないから。
https://www.youtube.com/watch?v=dvr2n9q8t3I
時が記憶を遠ざけないために
令和2年9月14日しるす