このブログ。「2 years on」ならぬ 1 years onと言うべきか。ウルグアイ盤について記したのがもう1年以上も前。こまめにチェックされている方々には申し訳なく思うのだが、なにせブログを書く時間がない。70の声を聞くまでは働くペースを弛めたくないとの大雑把な決意だが、果てさてそんな目標を掲げることよりも、昨今は日々を確実に安心と安全、健康に過ごすことの大切さを身にしみて感じるようになった。この一年いろいろとあった。BEE GEESを深く愛した人たちの訃報。わが身の衰え。時代の進むスピードはかくも早いものなのか---。BEE GEES目線でいうならば、かの「HAWKS」のように--、誇り高き鷹のように--、ユーモアも忘れずに----と。
わが青春のBEE GEES。最近ハマっている盤がある。これは私のようなレコードジャンキーとしては無視するわけにはいかない盤だ。BEE GEESの公式サイトで限定発売(1000枚)された「BEE GEES YOU SHOULD BE DANCING」と命名された4枚組BOX SETがそれ。(下の写真 上段は左側2枚がBOXジャケの表と裏。右は4枚のレコードパッケージ。下段はレコードラベル。左から右へ1枚目2枚目と続く。2026年2月に発注し、3月に到着)
いずれも45回転。MADE IN CZECH REPUBLIC(チェコ共和国)とある。選曲といい、45回転シングル仕様といいまあ、ダンスフロアのDJ用とも思えるが、ジャケ写真に関してはかつてどこかに発表された見覚えあるもので、特に新たな感動はない。かのFEVER時代の熱狂今再びの路線か? とはいえ、私のようにロングバージョンのほんの少しのアレンジ違いを楽しむ向きにとっては見逃せないBOXなのだ。
1枚目
A 1 YOU SHOULD BE DAN CING(4:47)
B 1 BOOGIE CHILD(5:17) 2 YOU STEPPED INTO MY LIFE(5:12)
このA1については日本盤・米盤とも12インチプロモ盤があり(下写真左2枚)、演奏時間は4:47なので音源は同じだろう。B1、B2も同様にRSO盤の12インチプロモ盤(下写真右端)と同じ演奏時間なので既に聴いている。
2枚目
A 1 STAYIN' ALIVE(6:55) 2 IF I CAN'T HAVE YOU*(4:20)
B 1 NIGHT FEVER(4:50) 2 MORE THAN A WOMAN(4:43)
A1もB1もB2も演奏時間からいっても「SPECIAL DISCO VERSION」と題された「SATURDAY NIGHT FEVER」の12インチプロモ盤(上写真右から2番目)収録のものだろう。或いは2015年4月のRSD(レコード・ストア・ディ)に7000枚限定で発売された「EXTEND MIX」盤でも聴ける。が、BEE GEES自身が歌ったバージョンの「IF I CAN'T HAVE YOU」を聴いたのは1977年に発売された(日本では78年3月)「STAYIN' ALIVE」のシングル盤のB面が初めてだった。あの時はB面ばかり聴いていたなあ。なにせ「IF I CAN'T HAVE YOU」といえばYVONNE ELLIMAN(ィヴォンヌ・エリマン)バージョンしか発表されていなかったから。でもでも今回のはなんと、BEE GEES自身が歌う4分20秒のロングバージョン。で、針を降ろしてニタニタと。最初と最後がちとばかり違う。当時のシングルB面は彼らのコーラスでフェイドアウトするのだが、今回のはコーラスを超えて演奏が進み、そこでフェードアウトする。
で、圧巻は3枚目だ。
A 1 JIVE TALKIN'*(4:43) 2 NIGHTS ON BROADWAY*(5:38)
B 1 TRAGEDY*(5:59) 2 LOVE YOU INSIDE OUT *(5:21)
私が持っているドイツ盤12インチシングル(上の写真の左2枚)でさえ「TRAGEDY」(5:00)「LOVE YOU INSIDE OUT」(4:08)という録音時間。この2曲も前奏・間奏・エンディングが長いのだが、推しはA面の2曲。アルバム「MAIN COURSE」を代表するこの2曲が超カッコいい ! クライテリアスタジオへの車移動中に通過する橋を通る度、決まって鳴るタイヤの摩擦音から着想を得たという「JIVE TALKIN'」。長い前奏部がその情景を思い起こさせてくれる。気のせいか「ジャーィトーキン」のコーラス部のロビンの声も鮮明だ。間奏のドラム・パーカッションも新鮮に響きわたる。
「NIGHTS ON BROADWAY」。これイチ推し。少々長いイントロのベース音(?)が何ともいえず、全体に響いていて、この曲におけるベース音の重要性を強調している。そこがまたいい。「YOU SHOULD BE DANCING」もそうだが、発表時に、もっとベース音を強調したアレンジでもよかったんじゃないかって思ってしまうがどうだろう。とにかく、この曲がキッカケでBARRY のファルセットが本格化し始める。ホントにカッコいいぜえ。思わず聴き惚れてしまった。この3枚目の2曲だけでも十分このBOX SETの存在価値を高めている。
4枚目
A 1 MORE THAN A WOMAN-SG'S PARADISE EDIT(5:57)
B 1 DECADANCE**(4:30)
2 DECADANCE-BEN LIEBRAND VOCAL MIX**(5:40)
*Previously Unreleased
この4枚目A1はダンスフロア用のアレンジ。B面の「DECADANCE」は確か93年頃「FOR WHOM THE BELL TOLLS」(邦題「誰がために鐘は鳴る」)の英国盤12インチシングルで聴いたことのある音源だった。
個人的な感想だが、アルバム「MAIN COURSE」の音源はリマスターされても満足しなかったのだが、この2曲のロングバージョンを45回転の12インチ盤の良い音で聴けて満足だった。3月に到着してからというもの、この3枚目のA面ばかり約半年間、ずっとリピートしている。それほど魅力的な仕上がりとなっている。
この盆休みは雨が降ったり止んだり。久々に晴れた8月16日朝。14歳になった愛犬ロクの散歩で、ロクはいつになく満足そうだった。陽光を浴びて心地良かったのだろう。乳がんの摘出後、急に視力も衰えて白内障も進んでしまったが、この日だけは歩調も軽やかだった。ガンバロウな。




